陸上
【陸上競技】第32回 関東学生新人陸上競技選手権大会 ルーキーたちが熱い戦いを繰り広げた!!
第 32 回関東学生新人陸上競技選手権大会
2021 年 9 月 10 日(金)、11 日(土)、12 日(日)
相模原ギオンスタジアム
各大学の1,2年生らが出場し、フレッシュな戦いを見せる関東学生新人陸上競技選手権大会(関東新人)が相模原ギオンスタジアムにて開催された。法大からは29選手がエントリー。男子400mHでは水口海(2)と井之上駿太(1)がともに自己ベストを更新し、それぞれ2位、4位に。女子200mでは佐藤瑠歩(1)が2位になるなど、多くの選手が入賞を果たした。
試合結果
種目別結果
種目 |
ラウンド |
組 |
選手名 |
記録 |
順位 |
男子100m |
予選 |
1 |
垣田隼一朗 |
11秒20 (+0.5) |
7着 |
2 |
大脇 理雄 |
10秒86 (+1.0) |
4着 |
4 |
並木 乃聖 |
11秒01 (-1.3) |
5着 |
5 |
林 哉太 |
10秒80 (-2.7) |
1着 |
準決勝 |
2 |
林 |
DNS |
– |
男子200m |
予選 |
1 |
木下 祐一 |
21秒68(-0.5) |
2着 |
2 |
井之上駿太 |
22秒05(-0.3) |
2着 |
3 |
林 哉太 |
DNS |
– |
4 |
並木 乃聖 |
22秒36(+0.8) |
3着 |
準決勝 |
1 |
並木 |
22秒25(+0.9) |
7着 |
1 |
木下 |
DNS |
– |
2 |
井之上 |
22秒26(+1.0) |
6着 |
男子400m |
予選 |
1 |
濱野 兼多 |
48秒28 |
2着 |
1 |
地主 直央 |
49秒66 |
6着 |
2 |
飯牟田空良 |
DNS |
– |
3 |
井之上駿太 |
49秒40 |
5着 |
決勝 |
濱野 |
49秒54 |
8位 |
男子800m |
予選 |
1 |
宮沢 柊 |
2分02秒07 |
6着 |
2 |
宮下 朝光 |
1分55秒67 |
1着 |
3 |
笠原 翔衣 |
1分58秒74 |
6着 |
4 |
河合 聡宏 |
1分55秒08/PB |
2着 |
準優勝 |
2 |
宮下 |
1分58秒03 |
6着 |
3 |
河合 |
1分57秒87 |
6着 |
男子1500m |
予選 |
1 |
北野 大輔 |
DNS |
– |
男子110mH |
予選 |
4 |
片岡 巧 |
DNS |
– |
5 |
笹 敦博 |
DNS |
– |
男子400mH |
予選 |
1 |
笹 敦博 |
DNS |
– |
2 |
井之上駿太 |
53秒03/PB |
1着 |
3 |
水口 海 |
52秒94 |
2着 |
決勝 |
水口 |
51秒76/PB |
2位 |
井之上 |
52秒66/PB |
4位 |
男子10000mW |
決勝 |
瀬元 雅人 |
51分46秒82 |
15位 |
男子走幅跳 |
決勝 |
曽我 宙矢 |
6m94 (-0.1) |
9位 |
男子三段跳 |
決勝 |
植野 諒豪 |
DNS |
– |
男子砲丸投 |
決勝 |
坂井 優太 |
12m39 |
10位 |
岩撫健太郎 |
DNS |
– |
男子円盤投 |
決勝 |
岩撫健太郎 |
37m68 |
15位 |
女子100m |
予選 |
2 |
佐藤 瑠歩 |
12秒50 (-0.2) |
2着 |
3 |
熊谷 遥未 |
12秒54 (-1.5) |
1着 |
準決勝 |
1 |
佐藤 |
12秒35(+0.9) |
1着 |
1 |
熊谷 |
12秒38(+0.9) |
2着 |
決勝
|
熊谷 |
12秒32(+1.2) |
4位 |
佐藤 |
12秒33(+1.2) |
5位 |
女子200m |
予選 |
佐藤 瑠歩 |
25秒49(-0.1) |
1着 |
決勝 |
佐藤 |
25秒40(+1.5) |
2位 |
女子100mH |
予選 |
1 |
川越 美咲 |
13秒99(+3.0) |
1着 |
2 |
満永 朱音 |
14秒88(+2.5) |
7着 |
3 |
菊池 愛華 |
14秒18(+1.9) |
2着 |
決勝
|
菊池 |
14秒05(+2.7) |
3位 |
川越 |
14秒25(+2.7) |
6位 |
女子400mH |
予選 |
1 |
田橋柚希乃 |
1分02秒82 |
2着 |
決勝 |
田橋 |
1分02秒77 |
3位 |
女子走高跳 |
決勝 |
橘 雛姫 |
1m60 |
4位 |
戦評
男子100m
男子100mには、法大から垣田隼一朗(1)、大脇理雄(1)、並木乃聖(1)、林哉太 (2)の4人が出場。垣田が1組6着、大脇が2組4着、並木が4組5着で3人とも予選敗退と苦しい展開が続く。そんな中、5組に登場した林が余裕の走りを見せる。前半から攻めの走りを見せ、後半の加速で相手選手を抜き去り、1着でフィニッシュ。準決勝に駒を進めた。準決勝でも林の走りに期待がかかったが、今週末に行われる全日本インカレのためか、欠場となった。今大会で悔しい経験をした1年生の今後の成長と、法大の短距離の次期エースである林の全日本インカレでの走りに期待せずにはいられない。
男子200m
井之上駿太(1)と並木乃聖(1)は予選をそれぞれ2着と3着で突破した。迎えた準決勝では、井之上は序盤やや出遅れその後も波に乗れぬまま6着でフィニッシュ。並木は中盤までは先頭に食らいついていったが、終盤に粘りを見せられず7着となり2人とも決勝進出とはならなかった。可能性を感じる走りをみせた2人。これからの活躍に期待がかかる。
1組目には地主直央(1)と濱野兼多(2)が出場した。濱野が快速を飛ばし、2位となり、決勝進出を決めた。一方の地主は決勝ラインには届かず、組5着という結果に。3組目の井之上駿太(1)は、俊足を見せるも、先頭とは差が開き、5位という悔しい結果に終わった。
唯一決勝進出を掴み取った濱野が、2日目の決勝に登場。法大という看板を背負い一人で戦った。だが、前半から先頭と遅れをとり、8人中8位という結果になってしまった。今回は悔しい結果となったが、次回以降の成長に期待したい。
男子800m
男子800mには宮沢柊(2)、宮下朝光(2)、笠原翔衣(2)、河合聡宏(1)が出場。宮沢、笠原は共に6着と予選敗退となってしまった。一方で、宮下は組1着でフィニッシュ。河合は2着ながら1分55秒08と自己ベストを更新し、それぞれ準決勝に駒を進めた。
準決勝では、宮下は2組目に出場。前半は積極的な走りを見せ、集団の前方で順調にレースを進める。しかし中盤から終盤にかけて徐々に離され6着で準決勝敗退となった。河合は3組目に出場。河合も宮下同様に、前半から好スタートを切る。500mを超えても、スピードを落とすことなく、一時は決勝進出圏内の2位に浮上する。しかしラストの伸びに欠け、最終的には6着で、決勝進出とはならなかった。
男子400mH
男子400mHには井之上駿太(1)、水口海(2)の2名が出場。井之上は2組1着、水口は3組2着でともに予選を突破すると、決勝でも好走を見せた。両者そろって上位争いに加わると、水口が懸命なラストスパートで追い上げ、見事表彰台に上った。井之上も最後まで安定した走りで4位入賞を果たした。今大会では、井之上、水口ともに自己ベストを更新した。今後も法大ハードラーたちの活躍に注目だ。
男子10000mW
10000mWには1年生の瀬元雅人が出場した。序盤から狩野圭祐(明大)や西林晴流(山学大)らが飛び出すなど、積極的な展開となった。瀬元は5名ほどの集団を形成し、レースを進めていく。試合中盤には集団が徐々にばらけるも、淡々とリズムを刻みながら前を追っていく。ラスト1000m付近から多くの選手がペースアップし、苦しい局面もあったが、終始粘りを見せ、15位でフィニッシュ。関東新人の場で得た経験を糧とする今後の成長に期待がかかる。
女子100m
女子100mに出場した熊谷遥未 (2)、佐藤瑠歩 (1)は予選を危なげなく突破し、迎えた準決勝では2選手とも1組目に登場。序盤は勝又日菜多 (青学大)に先行されるも、終盤佐藤が伸びのある走りを見せ、トップに躍り出るとそのまま1着でフィニッシュ。スタート直後から上位争いを演じた熊谷も佐藤に続き2着でゴールした。
決勝では、2選手とも上位争いから少し離される展開に。佐藤が終盤追い上げ、3位の選手と同タイムでフィニッシュしたが惜しくも着差で4位。熊谷は粘りの走りで前の選手に食らいつき5位入賞を果たした。今週末に開催される全日本インカレにも期待がかかる。
女子200m
女子200m予選には佐藤瑠歩(1)が出場。序盤から大きく勢いに乗り後続を引き離すと、組の1着でフィニッシュし決勝進出を決める。決勝では、予選を全体トップのタイムで通過している安達有羽(駿河台大)に先行されるも攻めの走りで食らい付き、2位に入った。100mの入賞に続き、200mでは表彰台入りを果たした佐藤。今後の大会でも活躍が期待される。
女子100mH
川越美咲(1)、菊池愛華(1)、満永朱音(1)が出場。予選1組目の川越は序盤から頭ひとつ抜け出し、ラストまで走り抜けて予選を突破。続く2組目、好調なスタートを切った菊池は先頭に必死に食らいつき2位で予選を突破。3組目の満永は中盤以降で追い上げ切る事が出来ず、惜しくも決勝進出とはならなかった。
決勝では追い風に乗って順調にスタートを切った二人。菊池は終盤で大きく力を振り絞り見事表彰台へ。川越も先頭の勢いに負けじと追いかけるように走り、6位入賞を果たした。新人の今後の活躍に期待がかかる。
女子400mH
予選を全体3番目のタイムで通過した田橋柚希乃(1)の走りは力強かった。前日と同様、前半から積極的に飛ばすスタイルを貫き、300m付近まではトップ争いを展開。最後の直線で伸びを欠いたが、大崩れすることなく3位を死守し、銅メダルをつかんだ。記録は1分02秒77で予選から100分の5秒短縮。関東の舞台で、日々の練習の成果をしっかりと発揮してみせた。
男子円盤投
5月に開催された関東インカレに引き続き、男子円盤投決勝に登場したのが岩撫健太郎(1)だ。1投目に37m46、2投目に37m68をそれぞれマーク。3投目に勝負をかけるも、惜しくも記録を残すことはできず、15位で競技終了となった。法大の投擲ブロックのルーキー・岩撫から引き続き目が離せない。
男子砲丸投
坂井優太(1)は男子砲丸投げに出場。1投目で12m20をマークし8位につける。3投目では12m39と記録を伸ばすも、惜しくもベスト8進出とはならなかった。全体10位で今大会を終えた坂井。今後の躍進が楽しみだ。
男子走幅跳
男子走幅跳には曽我宙矢(1)が出場。1本目に6m94をマークし、決勝進出を射程圏内とする。しかし、2本目と3本目で記録を伸ばすことができず、わずか1cm差で予選敗退となった。この悔しさを糧とする大きな成長に期待したい。
女子走高跳
橘雛姫 (1)は女子走高跳に出場した。1m55、1m60を一発でクリアし、1m65に挑戦。惜しくも3回連続で失敗してしまうが、全体としては4位入賞を果たした。関東インカレにも出場するなど、大舞台での経験を着実に積んできている橘の今後に注目だ。