東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対慶大戦
2021年10月2日(土)
府中市民球場
東大、早大と2カード連続で、1勝1敗で終えた法大は、今季初の連勝を目指し、慶大との初戦に臨んだ。初回に得点圏の場面を迎えるも、得点を奪えず、2回にあっさり先制を許す。その後、先発の西村は、走者を出しながらも、なんとか6回を2失点に抑える。しかし、打線はこれといった好機を作ることなく、古屋の2安打のみで完封負けを喫する。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
慶大 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 10 | 0 |
法大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
(慶大) 〇日比谷-道本
(法大) ●西村、前芝、伏見-澤野
三塁打:古屋(3回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (6) | 唐橋悠太(経2) | 桐光学園 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 |
6 | 栗島駆(経1) | 花咲徳栄 | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 松本笙(経1) | 星稜 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
2 | (8) | 古屋一輝(経3) | 健大高崎 | 3 | 2 | 0 | 1 | .263 |
3 | (4) | 塩唐松宏将(社2) | 鳴門 | 3 | 0 | 0 | 0 | .125 |
4 | (3) | 福本陽生(経2) | 星稜 | 4 | 0 | 0 | 0 | .385 |
5 | (7) | 和泉直人(文2) | 札幌第一 | 2 | 0 | 0 | 0 | .250 |
PH7 | 藤平心(社3) | 藤代 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
6 | (9) | 鈴木歩夢(社2) | 明星 | 2 | 0 | 0 | 1 | .000 |
7 | (2) | 澤野智哉(社2) | 国士舘 | 3 | 0 | 0 | 0 | .250 |
8 | (4) | 細木雄斗(社4) | 報徳学園 | 2 | 0 | 0 | 0 | .182 |
PH4 | 高橋凌(社2) | 花巻東 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
9 | (1) | 西村勇輝(社4) | 日本文理 | 2 | 0 | 0 | 0 | .200 |
1 | 前芝航太(営4) | 法政二 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 堀江悠介(経4) | 健大高崎 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
1 | 伏見颯真(営3) | 帯広緑陽 | 0 | 0 | 0 | 0 | ー |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
西村 | 6 | 8 | 2 | 1 | 2 | 1.84 |
前芝 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 5.40 |
伏見 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0.00 |
戦評
秋季リーグ戦が始まり、中盤に差し掛かった4週目。ここまでの2カードで連勝のない法大は、何としてでも取りたい慶大との初戦に挑んだ。先発は前週の早大1回戦で、見事今季初勝利を収めた西村勇輝(経4)。
試合開始直後の初球が早大1回戦に続きまたも1番・唐橋悠太(経2)の頭に直撃し、その場に倒れ込むアクシデント。球場はしばらく騒然となり、唐橋はそのまま運ばれ臨時代走が送られた。
開始早々から波乱の展開に見舞われ、試合を落ち着かせたい先発の西村。先頭打者に安打を許した後に四球を与えてしまい、いきなりピンチを背負うも初回を無失点で乗り切る。
しかし2回、そして6回に適時打を浴びそれぞれ1点を失い、6回2失点で2番手の前芝航太(営4)に後を託した。
一方、この日三塁打を含む2安打と好調な古屋一輝(経3)をきっかけに得点に結びつけたい攻撃陣だったが、少ないチャンスを生かし切れず。4回以降は出塁がなく、攻撃の形を作ることができない。
リードを縮められないまま迎えた最終回、3番手としてマウンドに上がった伏見颯真(営3)がきっちり三者凡退に抑え、反撃体制を整える。
7回の犠飛により点差を広げられながらも、今季に入り得点力を高さが目立つ慶大打線を相手に3失点と粘りを見せた投手陣を援護したい野手陣。四球を選び出塁したものの、最後まで反撃ののろしを上げられず。最後まで1人で投げきった慶大のエースを前に為す術がなく、無得点で試合を終えた。
春季王者の意地を見せたい法大にとって、ここまで苦しい試合が続いている。連敗を防ぐためにも、この敗戦を切り替えて2回戦は負けられない。
(記事:山中麻祐子、写真:渡辺光我)