2021年10月16日(土)
関東大学リーグ戦 対中大
秋のリーグ戦で1勝1敗の法大は中大と対戦。序盤から流れをつかむと、ディフェンスでも粘りを見せ、40-13で快勝を収めた。
(インタビューは、ラグビー部学生スタッフの方々のご協力の下、オンラインで行いました)
試合結果
トータル試合結果
40 法大 |
24 | 前半 | 6 | 13 中大 |
---|---|---|---|---|
16 | 後半 | 7 |
ポイント詳細
3/1 | T | 0/1 |
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3/1 | G | 0/1 |
1/3 | PG | 2/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:石岡、大澤、坂田、竹部 G:石岡×4、 PG:石岡×4、 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 稲田 壮一郎 | 4 | 中部大春日丘 |
2 | HO | 井口 龍太郎 | 3 | 静岡聖光学院 |
3 | PR | 河村龍成 | 3 | 明和県央 |
4 | LO | 竹部 力 | 2 | 大分舞鶴 |
5 | LO | 赤坂 大也 | 4 | 法政 |
6 | FL | 板橋 愛翔 | 2 | 日体大柏 |
7 | FL | 吉永昂生 | 3 | 東福岡 |
8 | NO.8 | 大澤蓮 | 4 | 長崎南山 |
9 | SH | 山脇 一真 | 2 | 天理 |
10 | SO | 末長 和輝 | 4 | 長崎南山 |
11 | WTB | 中島黎遂 | 4 | 三好 |
12 | CTB | 舘内 倭人 | 4 | 法政二 |
13 | CTB | 伊藤 浩介 | 4 | 愛知 |
14 | WTB | 坂田龍之介 | 3 | 東海大付属大阪仰星 |
15 | FB | 石岡玲英 | 2 | 御所実業 |
16 | Re | 石母田 健太 | 3 | 國學院大學栃木 |
17 | Re | 坂本 滉樹 | 4 | 伏見工業 |
18 | Re | 橋本 陸 | 4 | 東京 |
19 | Re | 緒方 健志郎 | 3 | 熊本西 |
20 | Re | 高城 喜一 | 2 | 金光藤蔭 |
21 | Re | 隠塚 翔太朗 | 4 | 東福岡高 |
22 | Re | 金 侑悟 | 1 | 大阪朝鮮 |
23 | Re | 有田 闘志樹 | 4 | 鹿児島実業 |
戦評
前節は黒星を喫し絶対に負けられない試合となった中大戦。法大はハーフ団をこれまでの2試合と変更するなどして試合に臨んだ。
序盤はキック中心の展開でなかなか大きな動きは見られなかった。そんな中、試合が動いたのは前半6分。相手のラインアウトミスからキャプテンのNo.8大澤蓮(4)が力強いボールキャリー。スペースのある外側に素早く展開し最後はFB石岡玲英(2)がトライ、コンバージョンも決まり幸先良く先制する。
しかし、その後連続得点とはならず。自陣でのペナルティーから中大に2本のペナルティーゴールを決められる。
追加点は32分。相手ラインアウトミスから中大がペナルティーを犯し、そのペナルティーゴールをしっかり決め3点を加点。中大はペナルティーやミスからの失点が続いてしまう。勢いに乗った法政は前半38分。自陣10mラインあたりでLO竹部力(2)がブレイクダウンからボールをジャッカルし相手のペナルティーを誘うと、FB石岡が敵陣5メートルあたりギリギリまで飛ばす素晴らしいタッチキックを見せる。そのラインアウトからのモールでNo.8大澤がトライ。コンバージョンも決まり17ー6と点差を広げる。
このまま前半終了かと思われた前半43分。前半終始優位に立っていたスクラムで完全に相手を押し切ると広大なスペースをバックスが走りきりWTB坂田龍之介(3)がトライ。前半ラストプレーで大きなトライを上げる。コンバージョンも決まり24ー6で前半終了。法政は規律がしっかりとしたディフェンスとセットピースで相手を上回り、着々とリードを広げていった前半だった。
迎えた後半、後半の入りも中央はミスが目立ち、法政がペナルティーゴールで着実に点差を広げる。風も強く難しい距離でも、FB石岡が確実に決めていった。しかし後半13分。自陣5メートルでのスクラム。前半は優勢だったスクラムで中大に初めてペナルティーを献上しラインアウトからトライを許す。
これで相手に流れがいくかと思われたが敵陣スクラムから法政はスティールしその後の相手ペナルティーからペナルティーゴールで加点。流れを断ち切る。これでスコアは33ー13に。試合中盤から終盤にかけてエリアを意識したい中でこの日今リーグ戦初スタメンのSO末長 和輝(4)とFB石岡のキックが非常に冴え渡り落ち着いてゲームメイクしていく。
着実にポイントを重ねていく
しかし自陣22メートル付近でのスクラムから法政がペナルティーを献上するなど後半25分あたりから中央のスクラムが反撃を始め押し込まれる展開が続く。インゴールまで攻めこまれるピンチもあったものの、グラウンディングをさせず粘りのディフェンスで得点を許さない。
後半45分、スクラムで押されていたが最後は意地を見せスクラムで押し込みLO竹部が勝負を決めるトライ!見事ボーナスポイントも獲得し最終スコア40ー13で快勝。プレイヤーオブザマッチはこの試合ショットを全て成功させたFB石岡が受賞した。
出足の速いフォワード陣のディフェンスとスペースを走り切る能力高いバックス陣が噛み合い快勝だったものの、後半はスクラムで押し込まれる場面が目立った。次節に向けどのように修正していくのか注目したい。
選手コメント
大澤蓮(4年、No.8、長崎南山)
試合全体を通してFW,BK共に前進し、ペナルティを獲得してPGで徐々にスコアを重ねていいゲーム作りができたと思います。後半では自陣でプレーする時間が多くあり、ペナルティから失点に繋がる場面があったので、ノーペナルティの意識と前で止めるDFを大東文化戦で発揮していきたいです。
石岡玲英(2年、FB、御所実業)
ディフェンスでしっかり我慢してスコアに繋げることが出来たと思います。前回の試合ではそれが課題だったので、そこが出来たことは良かったです。自陣でのペナルティーと、まだ風上でのキックの使い方が良くなく、相手のリズムに持っていかれた点があったので、そこは改善するべきだと感じました。残りの試合も大事になってくるので、一つ一つ成長しながら応援に応えられるよう、精一杯頑張ります。
坂田龍之介(3年、WTB、東海大付属大阪仰星)
ディフェンスで苦しい状況でも我慢できたことが得点につながったと思います。課題でもあるオフサイドなどのペナルティについても、外からコントロールしていきたいです。チャンスを確実にトライに繋げれるように、プレーの精度を上げて次戦に臨みたいです。