2021年度秋季関東学生リーグ戦 対専大、中大
2021年12月2日(木)
所沢市民体育館
2年ぶりの関東学生リーグ戦(リーグ戦)が1、2部の入れ替えなどは行われないオープン開催という形式で開幕した。初日はリーグ戦優勝候補の専大、中大と対戦。専大戦では蘇、手塚が勝利を収めるなど各選手奮闘するも、2-4で敗戦。続く中大戦は要所で勝ち切れない試合が続き、0-4で開幕2連敗となった。
試合結果
専大戦
2
法政大学 |
2 | シングルス | 3 | 4
専修大学 |
---|---|---|---|---|
0 | ダブルス | 1 |
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ● | 堀千馬(営2) | 1-3(6-11、11-8、10-12、4-11) | 遠藤碧人 |
2 | 〇 | 蘇健恒(デザ工2) | 3-2(11-1、10-12、11-2、7-11、11-2) | 吉田聖斗 |
3 | 〇 | 手塚元彌(営3) | 3-2(11-3、11-8、10-12、4-11、11-9) | 阿部悠人 |
4 | ● | 天野宏哉(国3)・加藤健太(国2) | 1-3(5-11、7-11、13-11、10-12) | 上村太陽・阿部 |
5 | ● | 高橋天馬(国1) | 0-3(10-12、13-15、5-11) | 野田颯太 |
6 | ● | 天野 | 1-3(5-11、11-7、10-12、5-11) | 上村 |
7 | – | 加藤 | – | 月舘駿介 |
中大戦
0
法政大学 |
0 | シングルス | 3 | 4
中央大学 |
---|---|---|---|---|
0 | ダブルス | 1 |
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ● | 内田柊平(営1) | 0-3(8-11、7-11、9-11) | 浅津碧利 |
2 | ● | 蘇 | 2-3(11-8、12-10、6-11、11-13、6-11) | 橋本一輝 |
3 | ● | 加藤 | 2-3(4-11、11-9、5-11、11-6、9-11) | 坂田修 |
4 | ● | 手塚・堀 | 1-3(11-7、7-11、8-11、3-11) | 橋本・柏友貴 |
5 | – | 天野 | – | 吉田俊暢 |
6 | – | 手塚 | – | 太田輝 |
7 | – | 堀 | – | 柏 |
戦評
専大戦
1部、2部の入れ替えを行わないオープン形式で2年ぶりにリーグ戦が開催された。リーグ戦出場経験があるのは手塚のみというフレッシュなチームで臨んだ今季初戦の相手は実力者のそろう強豪校・専大。
1番手を任された堀千馬(営2)は、全日本大学総合選手権(全日学)のシングルスでベスト8の遠藤碧人と対戦した。2セット目を取り、セットカウント1-1で迎えた第3セット。デュースまでもつれたが10-12でこのセットをものにできず、相手に流れを渡してしまい逆転勝ちとはならなかった。続く2番手の蘇健恒(デザ工)は、相手を寄せつけず大差をつけて1セット目を取るも2セット目はミスが増え奪い返されてしまう。その後も互いにセットを取り合いフルセットの熱戦となったが、鋭い両ハンドで得点を重ねた蘇が見事勝利。チームに白星をもたらした。
3番手は出場メンバーの中で唯一のリーグ経験者である手塚元彌(営3)。序盤から主導権を握り、力強いプレーで2セットを連取する。しかし、相手も実力者。簡単には勝たせてくれず、セットカウントは2-2に。勝負の5セット目は互いに一歩も譲らない展開となるが、最後は9-9からの2連続得点で手塚がこの試合を制した。2勝1敗とリードして迎えたダブルス。任されたのは全日学でもペアを組んだ天野宏哉(国3)・加藤健太(国2)ペア。序盤はミスが多く苦しい展開となったが、徐々に本来のプレーを見せ始め3セット目を奪取。そのまま流れをつかみ切りたいところだったが、惜しくも敗戦となった。
次の試合を取った方が勝利に王手をかける重要な一戦には、1年生の高橋天馬(国1)が登場した。1、2セット目は互いに点を取り合い、デュースまでもつれる展開に。高橋は気迫あふれるプレーを見せ、相手に食らいついていくが、あと少し及ばず2セット連取されてしまう。3セット目も相手に取られてしまい、悔しいストレート負けとなった。後がない状況で登場した主将の天野は積極的に攻め、激しいラリー戦を展開。1セット目を落としたが、攻撃が決まり始め2セット目を奪い返す。しかし、ミスが増えてしまいセットカウント1-3で敗戦。強豪・専大から2勝を挙げる健闘を見せたが、2勝4敗で黒星スタートとなった。
中大戦
2試合目の相手は今季リーグ戦2連勝中の中大戦。1番手は1年生の内田柊平(営1)が任され、中大のエース一角である浅津碧利と対戦した。難敵相手に攻めのプレーで得点を重ねていくが、セットを奪うことはできずストレート負けとなった。専大戦に引き続き2番手で登場した蘇は、要所で両ハンドが決まり立て続けに2セットを連取する。しかし、中盤で連続得点を許し3セット目を相手に取られると、次のセットもデュースの末に奪われてしまう。相手に傾いた流れを最後まで取り戻すことができず、セットカウント2-3で惜敗。
何とかチームに白星をもたらしたい3番手には加藤が登場した。1セット目はミスが多く4-11で落としてしまうが、2セット目以降は鋭い攻撃が決まり始め、互角のラリー戦を繰り広げる。フルセットまでもつれる激戦となったが勝利まではあと一歩届かず、悔しい敗戦となった。負ければ敗戦が決まるダブルスでは手塚・堀ペアが橋本一輝・柏友貴ペアと対戦。1セット目は難なく奪うが、その後相手ペアの戦術に対応しきれず、思うようなプレーができなくなってしまう。立て続けに3セットを奪い返されてしまい、勝利とはならなかった。
勝ち切れない試合が続き2連敗となったが、強豪校相手にリーグ戦初出場の選手たちが健闘を見せた。次の相手は早大。チーム一丸となって今季初勝利をつかみ取ってほしい。(齋藤彩名)
選手インタビュー
天野宏哉主将(国3)
ーチームとしてのリーグ戦での目標は
Aクラス入りです。
ー試合前にチームで話したことは
前半戦は上位校と当たったのですが、そこまで差がないので自信を持っていこうという話は僕からも監督からもしました。
ー今日の試合を振り返っていかがですか
ダブルスに関しては試合の入りが良くなかったと思います。1、2セット目の内容がもう少し良ければ勝機もあったのかなと感じました。シングルスは大事な場面での失点がもったいなかったです。あと1点というところで取りきれなかったのが敗因かなと思います。
ー次戦以降に向けての意気込みをお願いします
残りの4試合は実力的にも僅差だと思うので、まずは気持ちで負けないようにしたいです。
手塚元彌(営3)
ー専大戦では途中、相手に流れがいく場面も見られましたがどういったところが勝利につながりましたか
再び先手が取れたことが勝利につながったと考えています。3、4セット目と後手に回ってしまい相手の思うように攻められてしまいました。そのため、5セット目はサービス・レシーブとコースを意識したことで、再び先手を取る事ができました。
ー中大戦ではダブルスでの出場でした。試合を振り返っていかがですか
中央大のペアは、ダブルスとしての完成度の高さを感じました。特に後半になるにつれて、相手の読みにはまり失点するケースが多くあり、ダブルスの戦術について改善していきたいです。
ー今季が初のリーグ戦となる選手が多いですがご自身の役割は
『関東学生リーグ』について後輩につないでいく役割があると考えています。まずは、一つでも多くの試合を勝つ事でチームに良い流れを作れるように頑張ります。また、今まで私が苦戦してる時や負けた後には多くの先輩方に支えていただいたので、今度は私自身がその役割だと考えています。
ー次戦以降に向けての意気込みをお願いします
チームの勝利に貢献できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。