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【準硬式野球】第64回関東地区大学選手権大会準々決勝 対日大 / 準決勝 対国士館大 準々決勝を突破するも準決勝の壁は高く、国士館大相手にリベンジならず 2年連続の3位決定戦へ 

第64回関東地区大学選手権大会
準々決勝 対日大/準決勝 対国士館大
2022年3月23日(水)、24日(木)
スリーボンドスタジアム八王子

初回に4番・堀尾浩誠(社3)の適時打で先制に成功した後、得点を重ねていった法大。最終的には2桁安打と好調打線がこの日も機能し、準決勝進出を決める。そして準決勝では昨年同大会の3位決定戦で敗れた宿敵でもある国士館を相手に迎えるも、昨年同様苦戦を強いられる展開に。追い上げもかなわず、2年連続で3位決定戦に挑むこととなった。

新チームとなり明るさが際立つベンチ

準々決勝(対日大) 試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
日大 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 4 2
法大 1 0 0 2 4 0 0 1 8 12 3

(日大)●阿部、古賀、久保、小坂ー金子
(法大)〇藤中、近藤ー澤野

二塁打:澤野(3回)、古屋(5回)
盗塁:古屋(1回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球
1 (6) 唐橋悠太(経2) 桐光学園 2 1 1 3
2 (8) 古屋一輝(経3) 健大高崎 5 2 1 0
3  (9) 鈴木歩夢(社2) 明星 3 0 1 1
4 (3) 堀尾浩誠(社3) 報徳学園 5 2 1 0
5 (7) 関宮楓馬(社1) 静岡 4 1 0 0
6 (4) 高橋凌(社2) 花巻東 3 1 1 0
7   (指) 塩唐松宏将(社2) 鳴門 2 1 0 1
PR-指 家木優輔(スポ1) 国立 0 0 0 0
8  (5) 須賀椋也(現1) 新田 4 2 2 0
9  (2) 澤野智哉(社2) 国士舘  3 2 1 0

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
藤中 7 2 7 0 1
近藤 2 2 1 1 1

準決勝(対国士館大) 試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法大 0 1 0 1 0 0 1 0 0 3 10 2
国士館大 0 3 2 0 0 0 0 0 0 5 6 5

(法大)●伏見、清水、古川端ー澤野
(国士館大)○高地ー萩原

二塁打:高橋(4回)、鈴木(7回)
盗塁:鈴木(3回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球
1 (8) 唐橋悠太(経2) 桐光学園 4 1 0 1
2 (9) 古屋一輝(経3) 健大高崎 4 1 0 0
3 (2) 鈴木歩夢(社2) 明星 4 3 0 1
4 (5) 堀尾浩誠(社3) 報徳学園 4 1 0 1
5  (指) 関宮楓馬(社1) 静岡 4 0 0 0
PH 中井雄也(社3) 済美 1 0 0 0
6 (4) 高橋凌(社2) 花巻東 4 2 0 1
7 (7) 塩唐松宏将(社2) 鳴門 1 0 0 0
8 (3) 須賀椋也(現1) 新田 3 2 1 0
9  (6) 澤野智哉(社2) 国士舘 4 0  0 0

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
伏見 2 1/3 4  0 2 4
清水 0 1/3 1 0 1 1
古川端 5 1/3 1 5 2 0

準々決勝戦評

先発の藤中壮太(社1)は先頭打者にいきなり死球を与えると、1死を取りまたも死球で出塁させる不安な立ち上がり。しかしそこで焦ることなく次の打者を併殺に仕留め、初回のピンチを無失点で凌ぐ。

攻撃では初回から2死から4番・堀尾浩誠(社3)の適時打で先制点を奪う。その後も毎回安打で出塁するなど好機を作り試合の主導権を握る。4回に先頭の関宮楓馬(社1)が安打を放つと、高橋凌(社2)が送りさらに塩唐松宏将(社2)が内野安打でつなぐ。追加点が欲しい場面で1死一二塁で今大会初出場、そしてスタメンに選ばれた須賀椋也(現1)が起用に応える適時打。さらに澤野智哉(社2)の安打で満塁を作ると、唐橋悠太(経2)がストレートの四球を選び1点を追加した。

その勢いは5回に入っても衰えず。堀尾が安打で出塁すると、相手の失策で無死一三塁に。高橋の適時打で追加点を奪うと、続く塩唐松の犠打で1死二三塁とチャンスは拡大。これを逃さず須賀と澤野の連打でそれぞれ1点を追加すると、さらに古屋一輝(経3)の適時打で一挙4得点を奪った。

一方藤中は5つの死球を与えるなど制球に苦しみながらも、7回1失点にまとめた。
攻撃陣は8回にも鈴木歩夢(社3)の犠飛でダメ押しとなる8点目を追加し、投手陣をサポート。
2番手は、今大会初登板の近藤匠(経3)がマウンドへ。1点を返されるも2回を投げ切って、法大は8-2で勝利を収めた。

(記事/写真:山中麻祐子)

準決勝で鈴木は3安打の活躍

準決勝戦評

投打の噛み合う野球で準決勝まで駒を進めた法大。相手は、昨年3位決定戦で屈辱を味わった国士館大だ。

試合が動いたのは2回。国士館大の失策で法大が無死で出塁すると、8番・須賀椋也(現1)の適時打で先制。だがその裏、先発の伏見颯真(営3)が少々崩れ、先頭の打者を四球で歩かせてしまう。国士館大はこの好機を逃さず一気に3点を入れ、3回にはさらに2点を追加した。法大も負けじと、4回には先頭の6番・高橋凌(社2)が二塁打で出塁し、須賀の犠飛で1点を追加。7回には相手の失策が絡みさらに1点を追加する。

何が何でも得点が欲しい9回、法大は1死から3番・鈴木歩夢(社2)と4番・堀尾浩誠(社3)の連打で一二塁とする。絶好の場面が訪れ、中井雄也(社3)が代打で打席に立つも三振に倒れてしまう。全てが委ねられた高橋の打球も相手左翼手の手に吸い込まれ、勝利を呼び込むことはできず。

この日の法大打線は幾度もあった好機であと一本が出ず、思うように得点に結びつけることができなかった。
一方、継投した古川端晴輝(社1)は健闘し、国士大打線を見事封じて0に抑えた。

結果は3-5で試合を終え、法大は敗戦。3位決定戦を迎えることになった。

(記事:田中さや/写真:山中麻祐子)

今大会初登板で力投した清水

選手インタビュー(※準々決勝終了時)

須賀椋也

ー今日の試合を振り返って
結構出塁とかチャンスの場面を作っていて、最初の方は決定打というのがなかったのでその場面で自分が2点目を取れてよかったと思います。

ー今年初スタメンで結果を残したことについては
最初少し緊張気味だったんですけど、周りの先輩たちの声もあって気持ちよくプレーすることができました。

ープレーで今年アピールしたいことは
自分は長打というよりチャンスの場面で打つというのが自分の持ち味だと思っているので、スタメンでもそうですし代打の場面とかでもこれからの試合で結果を残せればいいなと思っています。

ー新チームとして4勝しましたが、雰囲気は
すごくいい感じなので、これからも次の試合も頑張っていきたいと思います。

ー次の試合への意気込みを
上位打線の調子もいいと思うので、最後に自分がつなぎという面でも点を取るという面でも活躍できればいいなと思っています。

澤野智哉

ー今日の試合を振り返って
今大会はチャンスを作ったけど、1本出ないみたいなのが多かったです。でも自分はキャッチャーなので、ピッチャーと話して我慢をしようと話しながら試合をしました。

ーリード面で意識していることは
大量失点をしないこと。あと攻撃につながるような守備になるように、テンポとかを意識してやっています。

ー澤野選手から見て投手陣の調子は
調子自体は良くはないんですけど、要所要所踏ん張ってくれるので今は頼もしいです。

ー2安打1打点の活躍でしたが、打撃の面は
前の試合まではノーヒットで、前の試合で1本出てちょっと気持ち楽になったのかもしれないです。今日2本出て、バッティングの調子は悪くないです。

ー次の試合に向けて一言
去年準決勝で負けて3位決定戦も負けたんですけど、明日勝たないと何の意味もないので明日は100%で頑張りたいと思います。

選手インタビュー(※準決勝終了時)

古屋一輝

ー昨年の3位決定戦でも国士舘大に負けてしまったが、今日の試合はどうだったか
去年の事もありますし、決勝には絶対進みたいという思いで試合に臨んでいました。また、2年連続同じ思いをしたくないというのと、去年の先輩たちを超えたいという気持ちもありました。

ー最近のご自身の調子は
今年に入って自分の調子はあまり良くないですが、その分周りのみんなが活躍してくれているので、自分自身とても助けられています。

ーチームの調子は
今日は負けてしまったのですが、ピッチャーが少ないと言われている中、本当にピッチャー陣が頑張ってくれました。大会の序盤もピッチャー陣に助けられていて、それに応えられるようにと野手陣もバランス良く頑張ってくれていたので、本当に今日の負けはもったいないし、自分の責任かなと感じています。

ー次の試合に向けて
去年の先輩たちも3位決定戦で負けてしまったのもあり、自分達は明日の試合で負けたくないと思ってます。また、自分達のための野球というよりは自分達を支えてくれているメンバー外の選手や主務、マネージャーなどのためにも不甲斐ない試合はできないと思っているので、明日も不甲斐ない試合をしないで、良い形でリーグ戦に臨みたいと思います。

ーリーグ戦まではどのように過ごしていきたいか
リーグ戦に勝たないと全日が無くなってしまうので、下を向いてる暇はないと思います。今日のミスなどをしっかり反省してもう同じような思いをしないようにリーグ戦では圧勝していきたいと思います。

古川端晴輝

ー今大会は中継ぎでの登板でしたが、自身のの役割について
投手陣の方針として今回はリリーフでいくというふうに伝えられていたので、しっかりと後ろを、任せられたところを抑えることを意識していました。自分の役割をしっかりとできたらいいなと思っていました。

ー国士舘打線の印象は
先発の伏見さんも次に投げた清水さんも結構打たれていて、今までやってきたところ以上に強力な打線だなと思ったので集中するのはもちろんなんですけど気持ちを入れて投げるよう臨みました。

ー新しい学年になるにあたって意識の変化は
後輩にもいいピッチャーが入ってくるので、追い抜かれないようにという意識としっかりと1年生の頃からのフレッシュな気持ちというのを失わないように試合に臨めたらなと思います。

ー今後の意気込みを
自分の今のピッチングに満足しないで、しっかりと成長してさらにいいピッチングをできるようになれたらなと思います。

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