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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大1回戦 打線が爆発しコールド勝ち!開幕戦を白星発進!!

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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大1回戦 打線が爆発しコールド勝ち!開幕戦を白星発進!!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東京大 1回戦
2015年9月5日(土)
早大東伏見グラウンド

いよいよ開幕した秋季リーグ戦。初戦の相手となった東大に序盤は苦しめられたものの、4回に打線が爆発し一挙13点。
その後も着実にリードを広げ、コールド勝ち。連覇へ向け幸先の良いスタートを切った。

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勝ち越しの本塁打を放った佐藤

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 H E
東 大 1 0 0 0 1 0 0 2 6 2
法 大 0 0 1 13 1 2 × 17 13 1

(東大)●二宮、吉田-近藤
(法大)○末次(1勝)、高橋-佐藤

本塁打:佐藤1号ソロ(4回)
二塁打:萩原(3回)、小野(4回)、藤口(4回)、佐藤(5回)
盗塁:三品(4回)、末次(4回)、萩原(4回)、永田(5回)、甲本(6回②)、内川(6回)

※大会規定により7回コールド。

 

打撃成績

打順 位置 選手名 打数 安打 打点 四死球  打率
1 (5) 萩原幹斗(社2) 5 3 4 0 .600
2 (4) 藤口帝(社2) 4 2 3 1 .500
3 (7) 中村聖弥(経3) 2 0 1 1 .000
  9 内川慶一(経3) 0 0 0 1
4 (9)7 小野慶典(経3) 4 1 0 1 .250
5 (2) 佐藤裕太(経4) 4 3 2 1 .750
6 (6) 三品勇人(社1) 5 2 2 0 .400
7 (3) 永田直(経3) 3 1 1 1 .333
8 (1) 末次慶一郎(社3) 1 0 0 2 .000
  PH 前川祐樹(社3) 1 0 0 0 .000
  1 高橋竜大(経1) 0 0 0 0
9 (8) 甲本裕次郎(社2) 3 1 1 1 .333

投手成績

  被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
末次 5 4 6 3 2 3.60
高橋 2 2 0 0 0 0.00

 

戦評

 今年の春季リーグ戦の王者となった法大。昨年は春季2位からの秋季5位と大きく転落し、脆さが露呈したシーズンとなった。今季こそは春秋連覇を達成してほしい。

 この試合を任されたのはエース末次慶一郎(社3)。春季は最優秀防御率に輝き、絶対的エースとして迎えた開幕戦であったが、マウンドに立っていたのはいつもの姿ではなかった。
 初回、先頭に四球を与えるなど、1死二、三塁のピンチを招くと、二塁手の野選で初回から先制点を奪われてしまう。だが末次は以後3回までランナーを出さず粘りの投球を見せ、味方の反撃を待つ。

 一方、打線は3回途中まで一人の走者も出せず、東大のエース二宮を打ちあぐねていたが、3回2死から9番甲本裕次郎(社2)が三塁手の失策で出塁。相手の暴投で二塁に進むと、1番萩原幹斗(社2)のチーム初安打となる左越え二塁打で試合を振り出しに戻す。
 続く4回には先頭の5番佐藤裕太(経4)の左越え本塁打で勝ち越しに成功すると、これでチームが勢いづき打者17人、10安打の猛攻で計13点をあげ大きく東大を引き離した。

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同点適時打など4打点の活躍を見せた萩原

 我慢の投球を続ける末次は、4回に2つの四球と失策で無死満塁のピンチを招くが、6番西村、7番二宮から連続三振を奪い、8番近藤も遊ゴロに打ち取り後続を断ち切る。5回には三連打を浴び1点を失うものの、コンディションが悪かった中で5回2失点と何とかマウンドを守った。
 大量リードを得たことで、6回からは高橋竜大(経1)にスイッチ。危なげない投球で東大打線を寄せ付けず2回を無失点でゲームを締めた。

 終わってみれば17-2の圧勝で幕を閉じたが、序盤はミスも目立つ展開であった。春秋連覇を目指す法大としては不甲斐ない内容であったことは間違いない。明日こそは春季王者としての地力の差を見せ快勝してほしい。法大の連覇の道はまだまだ長い。(橋爪優典)

 

監督、選手コメント

本間隆洋 監督

―開幕戦白星スタートとなりました
まず1勝を挙げられたことにほっとしています。

―末次投手は不安定なピッチングが続きましたが
立ち上がりから少し不安定でしたね。選手権が終わってから健康の具合などの影響で練習量が減ってしまい、調整が難しかったのかなと思います。

―逆転での勝利という試合展開でしたが
初回に先制点を取られたのは理由がどうであれ無失点に抑えてほしかったところではあります。やはり立ち上がりは選手権からのブランクのせいか末次や守備陣にもミスが目立ちました。課題山積みのスタートと言ったところですね。

―選手権では奮わなかった佐藤選手にも本塁打が出ました
序盤が停滞気味だった試合のなかで、勢いの出る一発を打ってくれたのは非常にありがたかったです。

―チームに勢いを与える鍵となるのはやはり中軸を打つ選手ですか
今日に関してはそうでしたが、私個人としては萩原や藤口というような1、2番の出塁というのが大きいのかなと思います。出塁する選手がいないと帰す選手も機能しないですね。今日の試合は初回から三者凡退ばかりで終わっていたので、先制パンチという意味でも萩原、藤口の出塁は大切だと思います。彼らの出塁があって、初めて中軸が生きてくると思いますね。

―開幕戦から三品選手をスタメンに起用したのはどのような意図ですか
これからの期待を込めてということに尽きます。

―最後に秋の目標は
春に続いての連覇が一番の目標ですが、春は負けた試合もあったので、秋は全戦全勝の春よりグレードアップした姿で優勝を飾れればと思います。

 

佐藤裕太(本塁打を含む3安打と打線をけん引)

―今日の試合を振り返って
今グラウンドが工事中で練習があまりできない中で、どうなるかと思っていました。最初はエンジンがかからないで相手投手に抑えられていたのですが、徐々に感覚を掴んでいって、初戦をコールドで勝てました。この勝利でリーグ戦を勢いに乗っていけると思いますし、逆にここで奢っていたら足元すくわれるので、今日の勝ちは勝ちでまた明日からやっていきたいです。

―グラウンドが工事中ということですが、練習はどのようにされているのですか
基本的にはウエイトトレーニングや室内で羽打ちをしています。あとはホッケー場を借りてボールを使った練習という形でやっています。

―佐藤選手自身は本塁打を放つなど、打撃で活躍されていました
全日本で全然打てなかったので、全日本での悪いところはわかっていたので、それをリーグ戦で引きずらないように工夫して打ったら、今日の結果になりました。

―全日本後に打撃について取り組んできたことは
特には取り組んだことはないのですが、打撃の考え方ですね。打ち方もそうですし、強い打球を打とうとすると、体が開いてしまうので。春のリーグ戦で打てたのは右方向を狙って、前肩を閉じて打つことを意識していたからなので、それを徹底してやろうと意識していました。

―捕手としては、先発した末次投手をリードされました。制球に苦しんでいるように見えましたが、リードをしていかがでしたか
いつも通りの末次ではなかったので、リードは難しかったのです。初回に1点取られましたけど、同点に追いつけばこっちのペースに持っていけるだろうと思っていたので、難しいピッチングは要求しないで、末次が次に繋がるようにリードしていました。

―リリーフした高橋選手は2回を無失点に抑えました
春、夏と高橋には期待していたのですが、本人も納得できないようなピッチングで、本人なりに工夫してきたと思うのですが、今日はブルペンで見ていても、良い球投げていましたね。高橋の力だったらリリーフじゃなくて先発も任せられると思っているので、まだまだ期待できると思います。

―今日から秋季リーグ戦が始まりましたが目標は
自分たちが1年生の時春秋と優勝して、その先輩たちの姿を見ているので、自分たちも後輩たちにその姿を見せられるように、春に続いて秋も優勝したいと思います。

―明日の第2戦に向けて
今日の勝利が明日の勝利に結びつくわけではないと思っています。明日は明日でまた相手投手も変わりますし、うちのピッチャーも変わるので、それに合わせた戦略を立てて、自分なりに工夫してやっていきたいと思います。

 

萩原幹斗(先制打を含む4打点をあげる)

―今日の試合を振り返って
コールドで決めることができて、自分も3安打打てたので良かったと思います。

―先制適時打を含む3安打と打撃面で活躍されていましたが
バッティングは調子が良いのですが、全日は自分のせいで負けたと自覚しているので、リーグ戦では自覚を持って、全日の悔しい思いをリーグ戦に生かそうと思っています。

―相手投手をチームが中々攻略できない中での先制適時打でした
開幕戦ということで、入りも固いところがあったと思うのですけど、裕次郎(甲本)が出てくれて、自分は1打席目も感触は良く、打てない気はしなかったので、思った通り打てて良かったです。

―全日を終えてから何か取り組んできたことは
守備ですね。良いピッチャーとの対戦になると中々打てないので。ここ一番の場面で守備でミスをして、自分のせいだと思っているので、そこを意識しながら今日まで守備練習に取り組んでいました。

―今日から秋季リーグが始まりました。チームとしては優勝を狙っていると思いますが、個人としての目標は
個人としてはベストナインと首位打者を狙っています。

―明日の試合に向けての意気込みを
明日は4本打ちます。

 

甲本裕次郎(チーム初安打を放つ)

ー今日の試合を振り返って
先制されましたが、チームみんな打てる自信があったので、落ち着いて試合を運べたと思います。

ー今日のバッティングはいかがでしたか
あまり調子は良くなかったです。ただ悪いなりに球が良いところに転がってくれて、タイムリーも打てたので良かったです。

ー相手投手の印象は
変化球が多かったかなと思います。

ー全日からどんなことを意識して練習してきましたか
全日ではあまり打てなかったので、改めて自分たちの打ち勝つ野球をしていこうと練習してきました。

ー秋リーグの目標は
打率は3割で打点も稼いでいきたいです。特に盗塁を積極的にしていきたいです。今日も3回盗塁できているので、走塁面でかき回していきたいと思っています。

ー明日の試合に向けて
今日みたいにチャンスで回ってくると思うので、しっかり打てるようにしたいです。

 

 三品勇人(スタメン起用に応え2安打の活躍)

―今日の試合を振り返って
今日初めてリーグ戦のスタメンで出させてもらってプレッシャーはあったのですけど、必要以上のプレッシャーは無くて、先輩方も声掛けてくれたので楽しく1試合終えることが出来ました。

―今日の試合は、リーグ戦での初出場、初先発でしたが
ショートを守っている先輩方がいなかったので、準備していたなかで出ることになって、落ち着いて試合に入ることが出来たのでそこが良かったと思います。

―今日はレギュラーの橘さんが居ないなかでショートとして出場しましたが、来季のレギュラー争いについて
福地(誉)さんや宮原(賢悟)さんがいるので、先輩がいる中でどうやって自分の個性を出してレギュラー争いに食い込んでいけるかというところだと思うので、少ないチャンスをものにしていいアピールが出来るといいかなと思っています。

―自分の持ち味は
守備と走塁と走るスピードだと思うのでそこを出しながら、体も小さいんですけどそこで相手ピッチャーに舐められないように鋭い当たりを打つことを心掛けています。

―今日の試合ではセンターに打ち返す打撃が印象的でしたが
一打席目に当てに行ってしまって、思い切っていけと先輩たちが言って下さったので、二打席目・三打席目にいい球が来たらどんどんいこうと思って、甘い球だったので積極的にバットを振っていきました。

―いままで新人戦のみの出場でしたが、初めてのリーグ戦の出場で緊張はしましたか
全然なかったです。

―新人戦では9番を打っていましたが、今日は6番でした
9番かなとは思っていたのですけど6番だったので、6番はチャンスで結構回ってくるイメージがあったので、素直に嬉しかったです。

―今日で出た課題は
やっぱり甘い球を打ち損じてファールになることがあったので、粘ったなかで甘い球が来たら一球で仕留める勝負強さをもっと磨いていきたいと思います。

―明日の試合に向けて一言
今日は大差で勝てたので、明日も先輩方がどんどん打っていくと思うので、自分も負けないようにしっかり打っていいゲームをしたいです。 

 

フォトギャラリー

  • satou R勝ち越しの本塁打を放った佐藤
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