2022年08月19日(金)
2022年度第46回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦
1回戦 法大ー仙台大
会場非公開
夏の大学サッカー日本一を決める総理大臣杯がついに開幕した。昨季王者の法大は初戦で東北代表の仙台大と対戦した。試合の主導権を握ったのは法大。相手ゴールに迫りチャンスを作るも活かしきれず0-0で前半を折り返す。後半もピッチを広く使った攻撃でチャンスを作るも相手の堅い守備を崩すことが出来ない。すると試合終了間際一瞬の隙を突かれ失点。昨季王者の法大だがまさかの初戦敗退で今大会を去ることになった。
初スタメンとなった竹内
試合結果
トータル試合結果
0
法政大学 |
0 |
前半 |
0 |
1
仙台大学 |
0 |
後半 |
1 |
スターティングメンバー
ポジション |
背番号 |
選手名 |
学部・出身校 |
GK |
21 |
近藤壱成 |
経済4・ジュビロ磐田ユース |
DF |
3 |
松岡迅 |
経済3・前橋育英 |
DF |
13 |
竹内豊 |
現福2・新潟明訓 |
DF |
14 |
萩野滉大 |
現福4・名古屋グランパスU18 |
MF |
6 |
佐野陸人 |
現福4・清水エスパルスユース |
MF |
7 |
若林龍 |
現福4・桐蔭学園 |
MF |
8 |
渡邉綾平 |
経済3・前橋育英 |
MF |
11 |
髙橋馨希 |
社会3・常葉大学附属橘 |
MF |
15 |
揖斐俊斗 |
経済2・柏レイソルU18 |
MF |
28 |
中村翼 |
経済2・横浜F・マリノスユース |
FW |
19 |
石井稜真 |
経済2・アビスパ福岡U18 |
サブメンバー |
GK |
12 |
伊藤琉偉 |
現福2・モンテディオ山形ユース |
DF |
2 |
堀江貴大 |
社会4・昌平 |
DF |
4 |
高嶋修也 |
経済4・明秀日立 |
DF |
16 |
今野息吹 |
経済3・三菱養和SCユース |
DF |
29 |
日高華杜 |
経済1・大津 |
MF |
10 |
伊藤綾汰 |
現福4・尚志 |
MF |
18 |
細谷航平 |
社会3・サンフレッチェ広島ユース |
MF |
23 |
中川敦瑛 |
経済2・横浜FCユース |
FW |
22 |
久保征一郎 |
経済3・FC東京U18 |
試合スタッツ※交代は法大のみ記載
時間 |
経過 |
大学 |
選手名 |
得点経過 |
56分 |
交代 |
法大 |
揖斐俊斗→細谷航平 |
|
62分 |
交代 |
法大 |
中村翼→中川敦瑛 |
|
70分 |
交代 |
法大 |
石井稜真→久保征一郎 |
|
74分 |
交代 |
法大 |
松岡迅→堀江貴大 |
|
88分 |
得点 |
仙台大 |
吉田騎 |
0-1 |
マッチレポート
真夏の決戦「第46回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント」がついに開幕。前回大会で優勝し、ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨む法大。大会史上6校目の連覇を目指し、東北王者・仙台大との初戦に臨む。スタメンは直近のリーグ戦から6人を入れ替え、3バックの一角として竹内豊(現福2=新潟明訓)、中盤には中村翼(経2=横浜F・マリノスユース)が今季初先発。ワントップには石井稜真(経2=アビスパ福岡U18)が名を連ねた。
前半、まずチャンスを作ったのは法大。10分、敵陣深くでのスローインからボールを繋ぎ、中村のヘディングでのパスから最後は佐野陸人(現福4=清水エスパルスユース)が倒れ込みながらボレーシュートを放つもゴール左に外れる。さらに28分、左サイドでパスを受けた若林龍(現福4=桐蔭学園)がドリブルで駆け上がり、カットインから鋭いシュート。これは惜しくもキーパー正面で止められる。34分には右サイドでの高橋馨希(社3=常葉大学付属橘)の正確なスルーパスから佐野が抜け出し、角度のないところからシュートを放つも、再びキーパーの好セーブに阻まれる。ここまで主導権を握ってきた法大だったが、42分、46分と仙台大に立て続けにチャンスを作られる。しかし近藤壱成(経4=ジュビロ磐田U 18)のファインセーブなどもあり、なんとかピンチを逃れる。このまま前半が終了し、スコアレスで試合を折り返す。
後半が開始し、法大は再び試合のペースを握る。55分に左サイドからのクロスに萩野滉大(現福4=名古屋グランパスU18)がヘディングで合わせ、後半最初のシュートを放つと、その後もグラウンドを広く使ったサイドからの攻撃を中心に攻撃を組み立てていく。しかし仙台大の固いディフェンスの前になかなかシュートまで持っていくことが出来ない。なんとか1点が欲しい法大は中川敦瑛(経2=横浜FCユース)や久保征一郎(経3=F C東京U 18)を投入し、攻撃の活性化を図る。すると86分、佐野のパスに中川が抜け出しチャンスかと思いきや、これは相手ディフェンスの必死の走りに追い付かれる。更にそのこぼれ球を若林が拾いシュートを放つもキーパー正面で止められる。その2分後、仙台大のカウンターを狙ったロングパスから相手F Wにかわされ、P A外から右足でのシュート。虚しくもシュートはゴール左隅に吸い込まれ、試合終了間際にまさかの先制点を奪われる。なんとか同点にしたい法大は最後まで必死に攻めるが、無情にも試合終了のホイッスル。連覇をかけた夏は悔しい初戦敗退となった。
ディフェンディングチャンピオンがまさかの初戦敗退。試合を通してポゼッションでもシュート数でも相手を上回っていただけに、1点を決め切る決定力の差が勝敗を分けてしまった。しかし下を向いている暇はない。10月からは関東大学リーグ戦が再開される。チーム目標である『5冠』のうち1番重要なタイトルとも言える43年ぶりのリーグ制覇に向け、試練を乗り越え、さらに強くなった法大が見られることに期待したい。
(記事・板倉大吾)
悔しさをバネにリーグ制覇へ 戦いはまだまだ終わらない