関東大学バドミントン秋季リーグ戦
2022年9月17、18、19日

日本体育大学健志台キャンパス

秋季リーグ戦が開幕した。初戦は日大と対戦し、1-4で落としたがその後の明大戦、筑波大戦では競り勝ち2連勝。3位でリーグ戦を折り返した。

 

最後のリーグ戦となる小川・佐野ペア

戦評

日大戦

3季連続の優勝に向け、秋季リーグ戦が開幕。初戦の相手は東日本学生選手権（東インカレ）で優勝している日大だ。
第1シングルスは後藤サン(社3)。相手は世界選手権に出場した経験を持つ奈良岡功大だった。第１ゲーム。相手のプレーに圧倒され、試合の主導権を握られてしまう。14-21でこのゲームを落とす太続く第２ゲームは競った展開に。中盤に連続で得点を許し話されたものの、粘り強く戦う。しかしこのゲームも奪われ敗戦となった。
第2シングルスの増本康祐(経2)は序盤からリードを奪い、試合を有利に進める。相手のミスを誘いながら得点を重ねていき、21-17、21-13とストレートで勝利を収めた。

続く第1ダブルスは東インカレでも優勝した小川翔悟(経4)・佐野大輔(社4)ペア。第1ゲームから拮抗した展開になる。19-21で第1ゲームを取られたものの、第2ゲームは終盤の連続得点で流れをつかみ、このゲームカウントは1-1に。しかし、第3ゲームは相手ペアに要所で得点を許し、惜しくも敗戦となった。
第2ダブルスは中島巧(経3)・野田好希(人3)の3年生ペアが任された。第1ゲームは相手ペアに攻められる展開が多く、なかなか流れをつかむことができず落としてしまう。続く第2ゲームも相手ペアペースで試合は進み、勝利はならなかった。

第3シングルスは林寿輝弥(経3)。勝敗が決まった状態での登場となったが、相手を動かしながら粘り強く戦う。第1ゲームは相手が取るも、第2ゲームは序盤から流れをつかみリードして、インターバルに入る。しかし、その後相手に追いつかれ、勝利を挙げることはできなかった。

明大戦

秋リーグ2戦目、相手は昨年インカレ優勝、今シーズンから1部リーグに昇格した明大だ。昨年のインカレでは決勝で対戦し敗北、今年の東インカレでも準々決勝で当たり敗北した相手である。

第１シングルスに登場したのは、4年生の一井。相手は昨年のインカレでシングルス3位となった百上拓海だ。強敵だったが、1ゲーム目は中盤にリードし11-7とするが、徐々に追いつかれ19-21で相手に1ゲーム目を取られてしまう。2ゲーム目、相手の力強いスマッシュに対応する場面も見られたが、序盤から開いた点差を埋めることができず。14-21で2ゲーム目も取られ、ストレートで負けてしまった。

第2シングルスを任されたのは増本だ。1年生のころから団体戦に出場する増本だが、1ゲーム目は接戦の末20-22で落としてしまう。しかし、2ゲーム目は長身から繰り出される打点の高いスマッシュを武器に、序盤から点差を広げていき最後は連続でポイント。21-11で勝ち取る。最終ゲームは、最初9-1でリードしたものの、相手も粘り強く返球し第1ゲームのように接戦に。しかし、最後まで戦い抜き、23-21で見事勝利した。

第1ダブルスは、小川・佐野ペアが出場。1ゲーム目を21-8で相手に流れを渡すことなく勝ち取ると、2ゲーム目も21-14と点差を付け白星を挙げる。春リーグから敗戦が続いていた小川・佐野ペアだが、この試合で本来の強さを取り戻し、続く試合での活躍が期待される。

第2ダブルスは、野田・中島ペアが任された。今年の春からペアとしてリーグ戦に出場する2人。1ゲーム目は息の合った力強いプレーで相手を翻弄し、21-11。その勢いのまま2ゲーム目もものにしたかったが、相手から交互に繰り出されるスマッシュに苦戦し15-21で落としてしまう。第3ゲームでは、11-6と中盤リードする場面もあったが、その後追いつかれ15-15に。交互に点を取り合う展開が続いたが、最後は勝ち切れず。18-21、ゲームカウント1-2で負けてしまった。

第3シングルスは、主将・小川が登場。1ゲーム目は、序盤から点差を付け、19-9で10点差に。そのまま点差を崩すことなく、21-11で第１ゲームをものにすると、2ゲーム目も危なげなく21-14で勝ち取った。ストレートで白星を挙げ、リーグ戦優勝に向け大きくチームに貢献した。

強敵・明大相手に３-2で勝利した法大。一日目、日大に１-４で敗戦するという痛手を負ったが、ここから巻き返し春秋連覇を狙えるか。一戦も無駄にできない戦いが待っている。

（記事・写真：齋藤彩名、佐々木みのり）

選手インタビュー

増本康祐

―ここまでの試合を振り返って
楽な試合はなく苦しい時もありましたが、応援の力もあって全部勝てて良かったです。

―東インカレから連戦が続いていますが、その中で調整したことはありますか
東インカレが終わってすぐリーグだったので、まずは怪我をしないように心掛けました。後は部分的な練習をして調整しました。

―個人の課題は
最近怪我から復帰したんですけど、足腰が弱くなってると感じました。試合の終盤でもパフォーマンスが落ちないように詰めていきたいです。あと、勝ち星を挙げることです。僕は勝ってチームを引っ張っていく存在だと思うので、内容が悪くても勝つことが大事だと思います。

―ここまでで見えてきたチームの課題は
小川さんに頼りすぎてる所があると思いました。小川さんの2本が取れないと勝てないチームになっていると思うので、小川さんが出なくても他で補えるくらいじゃないと、毎試合負担がかかると思いました。あとは応援をチーム全体で盛り上げて、一丸となって戦えたらいいと思いました。