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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対慶大1回戦 ロースコアゲームを制し、慶大に先勝! 先発・藤中は2試合連続の完投勝利を飾った!!

東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対慶大戦
2022年10月15日(土)
早大東伏見グラウンド

前カードの立大戦で連勝し、2位となった法大が挑むは首位・慶大との首位攻防戦。投げては前回登板で完封勝利を果たした先発・藤中が、この日も9回1失点と完投。初回に相手失策の間に先制するも、4回に本塁打を浴びて同点に。その後は一進一退で試合は膠着(こうちゃく)状態となるも、8回に2死一、三塁から6番・須賀椋也(現2)が勝ち越しの適時打を放つ。これが決勝点となり、初戦を白星で飾った。

須賀が値千金の適時打を放った

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
慶大 0 0 0 1 0 0 0  0  0 1 9 2
法大 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 7 1

(法大) ○藤中-澤野
(慶大) 岡見、●長谷川-道本

盗塁:古屋(1回)、堀尾(8回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球 打率
1 (6) 唐橋悠太(経3) 桐光学園 3 2 0 1 .167
2 (8) 古屋一輝(経4) 健大高崎 4 2 0 0 .345
3 (9) 鈴木歩夢(社3) 明星 3 0 0 1 .208
4 (3) 堀尾浩誠(社4) 報徳学園 3 1 0 0 .250
5 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 2 0 0 0 .292
6 (5) 須賀椋也(現2) 新田 3 1 1 1 .273
7 (7) 森涼太(経1) 三重 2 1 0 0 .200
PH 近藤匠(経4) 札幌第一 0 0 0 1 .500
R 家木優輔(スポ2) 国立 0 0 0 0
7 関宮楓馬(社2) 静岡 1 0 0 0 .214
8 (1) 藤中壮太(社2) 鳴門 1 0 0 1 .250
9 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 3 0 0 0 .250

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点 防御率
藤中 9 9 6 1 1 1.69

戦評

投打でリーグトップの成績で他チームを圧倒している慶大との初戦を任されたのは、前回立大戦で完封勝利を収めた藤中壮太(社2)。この日の投球にも期待がかかる。

その期待通り、藤中は3回まで要所を締める投球を見せ、得点を与えない。
打線は、初回に相手捕手の悪送球から先制したが、2回、3回と走者を得点圏に置きながら追加点を奪えない。すると4回表に慶大の4番・山田泰生に特大の一発を浴び、同点に追いつかれる。

その後は両投手が踏ん張り、1ー1で迎えた7回表。味方の失策と捕逸などで、2死ながら満塁とこの日最大のピンチを迎えた藤中。しかしここでも後続の打者を平凡な遊ゴロに打ち取り、落ち着いた投球を披露する。

藤中の好投に応えたい打線は、8回裏。1死一塁から4番・堀尾浩誠(社4)が中前安打を放ち、好機を演出する。その後2死二、三塁から6番・須賀椋也(現2)が、狙っていた直球系の球を見事に左方向へ運び、勝ち越しに成功する。

最後は藤中が危なげなく締め、チームは2ー1で接戦をものにした。藤中は2試合連続完投勝利を収め、防御率も1点台と好調。今季も終盤を迎え、優勝に向けて負けられない試合が続く。今後の試合にも期待したい。

(記事:脇野剛/写真:田中さや)


2試合連続で完投勝利を果たした藤中

選手インタビュー

藤中壮太

―投球を振り返って
ヒットは要所要所そこそこ打たれたしランナーが出たんですけど、まあ締めることはできたかなと思っています。けど、中盤に打たれたホームラン1本が悔い残りますね。悔しいです。(本塁打を打たれたのは)ツーボールで、バッターも4番だったので、澤野(智哉、社3)さんと(話し合って)遊び(球)感覚で投げたんですけど、それが高めに浮いて(打たれてしまったので)悔しいです。

―7回満塁の場面で無失点に抑えました。どのような気持ちで対戦を
あれはもう1点をとられたらいけない場面だったので、もうとにかく低めで。(ボールを)低めに集めて、ゴロを打ち取って無死点でベンチに帰れるように気を付けました。

―2戦連続の完投となりました。体の調子は
バッチリです!球数が多いのでハリはありますが…。最後は1点を須賀(椋也、現2)が打ってくれたんですけど、その1点で止まっているのも、僕の球数が多いからチームのバッティングのリズムを作れないみたいなところがあるので、そこはしっかり調整していきたいと思います。

―優勝も見えてきました
この一戦をとりたくて。この一戦を取れたので、優勝が見えてきたということで、明日勝って2タテして、最後早稲田で優勝を決めるしかないです。

―次戦への意気込みを
今日の1失点が悔しかったので、次は完封をします。

 

唐橋悠太

―試合を振り返って
とりあえず勝ててよかったのと明日勝たないと意味がないので、明日に備えて今日はしっかり準備したいです。

―2安打を含む3出塁という自身の活躍については
自分自身とりあえず結果が欲しい状態でした。第1打席からヒットが出て、今日はそれでのってきたかなという感じで、2打席目もセーフティ(ヒット)が決まって内容的にはよかったかなと。

―慶大は今季投打ともに好調ですが、対戦してみていかがでしたか
打ってくるのは怖いですけど、うちのピッチャー陣が堅いのでそんなに気にすることはないかなと。

 ―ロースコアでの試合展開でしたが、守備面の意識は
エラーした方が負けるかなという試合展開で緊張しましたね。

―次戦に向けて
明日しっかり勝って、勝ち点を取って少しでも優勝に近づけるように頑張りたいと思います。

 

須賀椋也

―8回裏はチャンスの場面で回ってきましたたが、打席にはどのような気持ちで
その前の打席のチャンスで凡退してしまって、先発の藤中も頑張って投げてくれていたので、8回の場面ではここで打たないと情けないと思いながら打席に入りました。

―打った球種は
球種は真っ直ぐ系です。高めに浮いた真っ直ぐを狙っていたので、その球をしっかり捉えることができてよかったです。

―適時打を放ち、理想的な打撃ができたのではないか
今のチーム状態はそこまで調子が良いというわけではないので、その中であの場面でヒットを打てたことは良かったと思います。

 ―打撃陣の状態は
あまり良くないと思います。投手が頑張ってくれていて、打撃陣は、少ないチャンスを生かせているのは良いことですが、もう少し調子を上げていけるように頑張りたいと思います。

―自身の打撃の状態は
自分自身も打撃の状態がそこまで良いとは思わないですが、今日の最後の打席をきっかけに良くしていきたいと思います。

―次の試合に向けて
明日も僅差の試合になると思うんですけど、2連勝して楽に次の早大戦につなげていきたいと思います

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