関東大学リーグ戦 Div.I-A
2022年10月30日(日)
ダイドードリンコアイスアリーナ
2日連続で行われたセカンドリーグ3戦目の相手は、昨シーズン全勝優勝した東洋大。試合は、序盤から相手に攻められる展開で続くもDF陣の活躍もあり、約1カ月前に行われたファーストリーグより点差を縮め5-0で試合終了。本日と今週日曜日に行われる今大会大一番へ弾みをつけた。試合の様子はダイドードリンコAIカメラ(無料)、Tokyo Ice Hockey Channel公式Youtube(有料)からご覧いただけます。(青い部分をクリックしていただきますとHPに移動いたします)
試合結果
トータル試合結果
0 (14) |
0(8) | 1P | 1(19) | 5 (53) |
---|---|---|---|---|
0(4) | 2P | 2(20) | ||
法政大学 | 0(2) | 3P | 2(14) | 東洋大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
東洋大 | 16:57 | 39 中島 照人 | 23 武部 太輝 | 10 阿部 泰河 | ー |
東洋大 | 30:35 | 39 中島 照人 | 41 大友 宏太 | 10 阿部 泰河 | ー |
東洋大 | 37:09 | 39 中島 照人 | ー | ー | ー |
東洋大 | 48:32 | 41 大友 宏太 | 10 阿部 泰河 | 39 中島 照人 | ー |
東洋大 | 57:05 | 41 大友 宏太 | 10 阿部 泰河 | 14 大和 純也 | ー |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | A6 塚本 純平(法3) | 44 床 勇大可(法2) | 90 金子 将大(法1) | 14 荒井 大空(文3) | 40 山崎 憲人(営3) |
2 | 23 赤澤 朋哉(文1) | 92 齊藤 輝(法2) | 80 金澤 颯(文3) | 17 北川 海斗(文2) | 91 大澤 龍聖(法1) |
3 | 69 渡辺 友汰(法3) | 29 砂岡 鷹(営3) | 34 水口 晴斗(営1) | 19 楢山 皓大(法2) | 11 髙木 然(文2) |
4 | 10 武田 幸将(法1) | 72 小金澤 裕太(人3) | C28 岡本 鱒乃助(営4) | A12 山口 琢也(文4) | 13 加藤 真哲(社2) |
※GKは#54梯航輔(人2)が先発出場。控えに#21須田泰斗。
※試合進行上、予定時間より早く試合が開始される可能性があります。東京アイスホッケー連盟公式HPをご覧の上ご来場ください(青い文字をクリックするとHPに移動します)
戦評
セカンドリーグ3戦目の相手は、今シーズン未だ1点も獲得できていない王者東洋大。試合は、やはり東洋ペースでスタート。しかし法大の体を張ったディフェンスでなんとか耐えると、開始12分。相手のペナルティーにより3on5のPP(パワープレイ)この日最大のチャンスが訪れる。しかし、ものにすることはできず、ついに1P17分こぼれたパックを押し込まれ先制点を許してしまう。その後すぐに再びPPのチャンスを迎えるも得点とはならず1-0で第2Pへ。
続く第2Pでは、終始攻め込まれることに。7分には#14荒井と#40山崎がシュートチャンスを迎えるも惜しくもパスが回らず。ついに2P10分、またしても#39中島に追加点を許してしまう。さらにその後すぐKP(キルプレー)のピンチに。何とかここを耐え、このまま2Pが終了すると思われた2P残り3分。サイドのわずかな隙間にまたしても#39中島がシュートを放ち3-0。そしてすぐに再びPPのチャンスを迎えるも、すぐに法大側にもペナルティーを取られ4on4に。チャンスをものにできず試合は最終Pへ。
最終P。2P同様攻められる時間が続く。そのあと4分にKPへ。そこを耐えきるものの、3P8分。「もうちょっと駆け引きをうまくできていたら防げた」と#54梯試合後語ったように、惜しくもシュートを抑えきることができず4点目。そして残り5分。相手のペナルティーによりこの日最後のチャンスが訪れる。しかし得点には結びつかず、さらにPPが終了した直後、正面からシュートをくらい5失点目。やはり今回も1得点も獲得できないままでの試合終了となった。
今リーグ戦負けなしの王者の強さを改めて思い知らされることとなった法大。しかしマイナスなことばかりではない。「今日でやっと東洋と普通のホッケーをさせてもらえた試合だった」と試合後#54梯が言うように、今季春の大会は9-0、夏の練習試合では13-0、先月のリーグ戦では7-0、そして今回5-0と、少しづつではあるが距離を縮めてきている。今リーグ注目すべき点はディフェンス力。今週の2戦はファイナルリーグに進むためには絶対に落とせない試合だ。長丁場のリーグ戦もいよいよ後半へ。負けられない戦いが続く。(撮影・取材 鳥越花音、皆川真輝)
選手インタビュー
梯航輔
―今日の試合、以前の試合に比べると点差は縮まりましたが
思ったよりも良かったと思います。夏合宿で試合した時は1Pの半分くらいで7失点してボロボロでした。その上にその試合でちょっと怪我をしまして、怪我を引きずったままシーズンが始まり、治ってはいたんですけどずっと調子が出ないままこの9月、10月を過ごしていました。やっとホッケーができたなという試合だったと思います。全体を通じて、今まで東洋と戦ってるときはホッケーをさせてもらえなかったけど、今日の試合は、攻めれてこそいなかったんですけど守りはできていたと思います。そういう意味では、守りからちょっとずつ成長していってるのかなと思います。
―リーグ戦、フルで出場したのは初めてでしたがいかがでしたか
体力落ちたな―って思いました(笑)ピリオドが始まる前が毎回結構きつくて、2P、3Pのちょっと休憩した後、体が慣れるまでが特にきついなと感じました。
―本日5点決められましたが、防げたのではと思ったのは何点目ですか
4点目ですね。あそこの場面の場合、フリーでそのまま打つか、入ってくるか、パスかっていう敵の動きが3択なんです。前に出すぎるとパスに対応できないんです、でも下がりすぎるとあーやって攻められちゃう。それであの場面では、ちょっと下がりすぎちゃって、もうちょっと前に出てたら防げた位置だったかなと思います。駆け引きに負けちゃったかなって感じです。
―チームの今の状況はどうですか
今日の試合はすごく守りやすかったです。というのも、春とか夏の時はすぐフリーになって打たれてみたいなのの繰り返しだったんですけど、リーグ戦になってから守りが強くなってるように思います。だから今日は5失点で終えれたのかなって。日々の練習を重ねていくうちに徐々にまとまって、パスも通るようになった上での結果なのかなと思います。DFがちゃんとしてるから、FWのマークミスとかもないし、すごい守りやすいって1P開始5分くらいで感じました。
―東洋に今季1点も取れてないですが取るためには
やっぱり点数を取れるところはパワープレイだと思うんですけど、法政はパワープレイ苦手なんですよね。自分はゴーリーなので何とも言えない部分もありますけど、そういうところがもっと良くなったら、失点も減ってきたし、ディフェンスもうまくなってきたのでもっといい試合になってくるんじゃないのかなと思います。
―早稲田戦に向けて
早稲田はやっぱ直近2試合やってない分、試合をやり慣れてないので、そこで法政が1Pでどれだけ思いっきり走って相手を圧倒できるかだと思います。自分の話でいうと今高校生のチームのコーチをやっていているんです。チーム自体はそんなに強くないんですけど、そこをみていると、どんな強豪とあたって1Pでどんなに押されても、2Pになるとだんだん相手のスピード感に慣れてきたりするんですよ。でも1Pは、こっちが遅いとどんどん相手に攻められて決められて終わるんです。これはどのチームに限らずそうだと思うので、法政は立ち上がりそんなに得意じゃないですけど、そういう意味で1Pで相手の足が動かないうちに、どれだけ攻められるのかが鍵になってくるのかなと思います。
―残りのリーグ戦どう乗り切っていこうと考えていますか
まずはちゃんと寝ようと思います(笑) ちゃんと寝る時間がある日でも4時間で起きちゃうんです。ホッケーはだんだん調子も上がってはきているけど、1番調子が良かった1年生の春の東洋戦は3失点で終えられていたのと比べると、もうちょっとできるんじゃないかと思います。
―意気込みを教えてください
僕はムラが多いので、ムラがないように今日の試合をまたできるように頑張っていきたいと思います。今週の2試合は、どっちも厳しい戦いになると思います。相手は勝とうとしてくるけど、こっちはなんとしても勝ち切らないといけないので気持ちの強さをみせていきたいです。