【陸上競技】スポホウ・明スポ合同企画 内田中園×小澤富田 対談インタビュー 後編
2022年12月3日(土)
オンライン取材
来年1月2、3日行われる箱根駅伝まで残り1ヶ月を切った。今回は対校戦を開くなど大学間での交流がある明大との対談を実施。八千代松陰高時代は同期として切磋琢磨していた中園慎太朗と富田峻平(明大)、主将としてチームをけん引する内田隼太と小澤大輝(明大)の4人にお話を伺った。(対談は12月3日にオンラインで実施)
前編はこちら(明スポweb)から、ぜひご覧ください!
【陸上競技】スポホウ・明スポ合同企画 内田中園×小澤富田 対談インタビュー 後編
2022年12月3日(土)
オンライン取材
来年1月2、3日行われる箱根駅伝まで残り1ヶ月を切った。今回は対校戦を開くなど大学間での交流がある明大との対談を実施。八千代松陰高時代は同期として切磋琢磨していた中園慎太朗と富田峻平(明大)、主将としてチームをけん引する内田隼太と小澤大輝(明大)の4人にお話を伺った。(対談は12月3日にオンラインで実施)
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―それぞれの大学でこの選手に会ってみたいという選手はいらっしゃいますか
小澤(以下、小):うーん。僕はそうですね。内田くんとは喋ったことなかったですが、競技結果とかは知っていますし、強いということも分かっているので、話してみたくて、この機会があって本当にうれしかったなと思います。今度からは(今日のメンバーは)もう中園ファミリーってことで(笑)。みんなで一緒に喋れたらうれしいなって思いますね。他の4年生は僕はもう喋ったことがあって、中園はよくしゃべりますし、川上(有生)っていうスーパースターもいますし、僕は川上のファンですし(笑)。松本康太とかも同じ東海地区ですし、あと誰がいたっけ。
内田(以下、内)・中園(以下、中):(山本)恭澄は?
小:あ、恭澄も、中学からずっと友達なので。僕は法政は本当に内田くん以外は喋ったことがあったので、これでもう法政も明治も安泰だなって思いました(笑)。
富田(以下、富):自分が気になってるのは、4年生ではないのですが、松永(伶)くんのことを本当にすごいなと思っています。今シーズンも本当にイケイケですしものすごい覚醒した動きなので、一体何が起こったのかなというのが自分は気になっているところです。
小:松永くんに僕は一つ言いたいことがあって、関東学生対校選手権の時一緒にダウンしたんですけど、伶くんと。で僕は伶くん、伶くんって言っていたのですが、当の伶くんは僕の事知らなくて後であの人誰ですかって聞くのは、ちょっと教育の方をよろしくお願いします(笑)。
中:まだうちの部員全員の名前分からないから(笑)。
小:まあそれだったらね、他大学は知らなくても(笑)。最近はよく伶くんと会ったときに手を振ると振り返してくれるんで若干認識してくれたかなっていうのは(笑)。
一同:(爆笑)
内:俺でも明治の4年生とは喋ってなくて、明治だけむしろ。明治とか法政とつながりある割にはあまり喋ってないなって。もちろん二人(小澤、富田)とも喋りたいなと思ってたし、誰だろうね。
小:靴下の人とか?
富:インスタグラムで活動している。
中:あー、加藤大誠(明大)?
内:あでも加藤くんは確かに少し気になるよね。
中:予選会で発狂してた(笑)。
小:明治が誇るインフルエンサー。
内:プーマも履いてるし、確かにそうだわ。
中:ミスタートレンド男。
小:今日も参加したがってたんですけど。
中:あーそうなんだ。
小:後ろからちょっかいかけてきたし。
内:でも確かに、俺加藤大誠くんだわ(笑)。
―加藤大誠選手の名前が上がりましたが、明大側から改めてどんな選手か紹介していただけますか
小:本当に面白いと思います。出会ったことのない人種というか(笑)。でも本当に自分の芯を持ってますし。(富田選手の方を向いて)ね?
富:そうですね、人と違う、我が道を猪突猛進みたいなタイプで。行動の一つ一つにしっかりと自分の芯を持っているんですけどなんかその芯も自分たちの想像を優に超えているようなものなので、なんか見てて飽きないっていう、そういった人ですね。
小:加藤大誠を知るには4年間じゃ短すぎました。
一同:(爆笑)
富:まだまだはい、自分たちも理解できてないです。
―あと何年くらい必要ですか
小:本当にあと10年くらいは…。
内:確かにこの距離くらいの方が(笑)。
中:壁の向こう側から覗いているくらいがちょうどいい(笑)。
小:そのくらいの方が面白いかもしれない(笑)。
―明大側からは松永選手の名前が上がりましたが法大の方から見てどのような選手でしょうか
富:あいさつとかしてくれるすごいいい子だなっていうイメージはあった。
中:根はいい子なんだけどね(笑)。
内:まぁでもなんか自分的に千葉出身の選手はどこかしらヤバいっていうのがあるから~(笑)。
富・中:違う違う。
内:八千代松陰にしろ専大松戸にしろなんかどこかしら千葉は怪しい雰囲気があるから(笑)。だからちゃんと持ってるなっていう。
小:確かに千葉は飽きないですねほんとに。
中:飽きないって何(笑)。
内:だからほんとに全体的にヤバいなっていうのが。
中:ヤバくないって。どこもヤバいの(笑)。
―といったように言われていますが、富田選手と中園選手いかがですか
中:不服ですよね。
富:そんなに千葉はヤバいみたいなのは決してないんで。
中:一部の選手がそういう印象付けているだけであって…。あの~うんうんとか富田が頷いてるけどお前だぞ!(一同笑い)
小:印象付けている方だろ、お互いよお互い。
中:いや違う違う。俺はしっかりしてるけど。後は話戻ると松永くんが千葉県がすごい好きなんですよね。なんかもう千葉県愛がすごすぎて、何事も僕とかに「同じ千葉県じゃないですか!えへへ」みたいなことを言ってきて(一同笑い)。やがて千葉県が嫌いになりそうなぐらいそういうことを言ってくるので、そうですね僕以外の千葉県民はちょっと危ない性質があるかな(内:お前もだよ!)と思います(笑)
内:「あれ、もしかして出身千葉?」で当てられるかも(笑)。多分千葉だよねって。
中:なぞなぞね(笑)。
小:一応加藤は岐阜なので。
中:あ、じゃあ岐阜もヤバいってことで。これで一つ賢くなりました。
―明大にも市立船橋高の斎藤拓海選手がいますよね
富:あー、はい(笑)。
―この間のアンケートではムードメーカーランキングで断トツの1位でした
富:いやもう間違いなく…。そうですね、そう言われるとなんだかほんとに千葉がヤバいんじゃないかって(笑)。
中:お前が諦めてどうするんだよ(笑)。
富:そうですね、不思議とたまたまなんですかね。そういった人が多いのは。
中:偶然です偶然。
―他には大学生活でお互いに聞きたいことはありますか
富:なんか中園くんとプライベートで会う度に毎回すごいレポートに追われている様子があるんですけど、法政大学はそんなにもレポートが出される量がヤバいのかなって毎回思います。休日の外出した時にすら空き時間にレポート打ってたりすることがあるので。
小:いやヤバいだろ(笑)。
富:なんかそこまで追われているのかなってちょっと不思議に思ってますね。
内:自分で追い込んでるだけだもん、謎に。
中:いや違う違う。すごく多い。だってあれだよな、一回帰省の時に遊んだ時にも遊んでいる途中でちょっとレポート書く時間くれって言って俺レポートしてたもんな。
富:なんかご飯食べ終わった後とかも待ってる間ですらスマホでポチポチやって「あと何分以内に提出しないといけない」みたいな。なんかそこまで追い込まれるほどの…。
内:1週間前くらいから提出期限は出されるのに平気で2日前くらいまで遊んでたりするから俺はすごいびっくりしてる。むしろその時間がよくレポートのことが頭にある状態で遊べるなっていうのが
一同:(爆笑)
中:いや違う、レポートのことが頭にないから遊べるのよ。
内:いやでもそれがほんとに、僕ほんとにそれ羨ましいと思ってるんですよ。僕はそういうのが頭の中にある状態で楽しく遊んだりとか絶対にできないんで。もう完全に忘れてギリギリまで遊んでたりするので、僕は逆にそれが羨ましいと思います。
中:まぁみんなすごい好き勝手言ってますけど単位ほとんど落としてないですからねほんとに(笑)。結果が全てなんで、ほんとに。
富:やっぱり法政大学がすごいんじゃなくて中園くんがすごいっていうのが。
内:ある意味すごい。
中:法政のレポートが多い!社会学部の、っていう感じですね。はい。
小:確かに中園くんはほんとにすごいと思ってます(笑)。
中:何なのさっきから(一同笑い)。
小:この間のMARCH対抗戦もすごかったしほんとに感動しちゃって。富田なんか泣いちゃって。
富:おい嘘はやめろ(笑)。
小:なんか「また抜かれた」とか言って。記録を。
中:あー、確かに。
内:え、そうなの。
中:そう、こいつのタイム抜いたの俺。
内:あ、そうなんだ。
富:まぁすぐに一気に追い抜くんでちょっと待ってて!
中:いや待たない待たない。
―何か法大側から聞きたいことはありますか
中:なんかプライベートで聞きすぎてだいたい知ってるっていうか(笑)。
内:結構いろんなところで明治の話してるもんね。みんな明治がどうとか言って。
中:明治の名前が出ない日の方が少ないかもしれないぐらい(一同笑い)。
小:やめてよもう恥ずかしい~(笑)。
―そんなに明大の情報は法大に流れているのですか
小:いや俺じゃない俺じゃない(笑)。
中:流してるっていう人が今目の前にいるので。
富:はい、なんかたぶん彼(小澤)がだいぶ情報を外に出しているので。
小:いや違うっしょ。(富田を指さして)こっちでしょ?
中:いや、どっちも(笑)。
小:まぁでもね、お互い筒抜けっていうのは気付いてるんで。法政で何があったとか全部知ってるし。まぁ今は知らないけど(笑)。
―そのくらい仲がいいということですよね
小:そうですね。ほんとに毎日富田から中園の話は嫌なほど聞いているので。
富:いやしてないしてない(笑)
小:ジョグでも最近はアニメのチェンソーマンとか2人ともハマってて、よくその話とかはするんですけど、まぁ半分チェンソーマン半分中園みたいな。
中:俺今チェンソーマンと張ってるの!?(一同笑い)それはちょっと光栄だな。
小:富田とジョグすること多いんですけど、ほんとに中園のことは誰よりも知ってるっていうか。(富田笑い)なんか今は本人より知ってるんじゃないかなって思ってるところですね。
中:本人より知ってる?
富:全部が10倍以上盛られて話されているので。はい。
小:でもなんか事あるごとに中園を探している富田がいることに気付きますね。
富:いや探してない(笑)。
小:やっぱ好きなのかなって。
富:なんですぐそっちに持っていくの(笑)。
―ということですが中園選手は今のお話を聞いていかがですか
中:あーそうですね、まぁかわいいところあるなって(一同笑い)いう風に思いましたね。率直に。
―中園選手からは(法大の方に)富田選手の話はされないのですか
中:あんまりしないよね。
内:うん、あんまない。
中:俺は積極的に言わないようにしてます。なんていうか、正直明治の話題になればもちろん富田が親しいのでそれは名前に出るんですが、もうみんな僕と富田が仲良いことは法政の陸上部は全員知ってるのでわざわざそこで話し出すのもなと思ってあえて出してないという感じです。
―法大は大学のマスコットキャラクターであるえこぴょんを部として押し出していますが、明大はめいじろうというキャラは押し出していかないのでしょうか
内:えこぴょんかわいいからね、普通に。
小:めいじろう、押し出してますよ。結構。見てもらえればわかるんですけど、(パソコンを動かし壁にかかっているめいじろうの色紙を見せてくれる)ここにもいるんで。
中:引きで引きで。
小:こことか(壁に掛かっているユニフォームを映す)。
―誰が描かれためいじろうですか
小:これは多分昔の先輩方が描いてたやつです。明治もめいじろうラーメンみたいなのあるし。
―法大の方々は表彰台でよくえこぴょんを持っているイメージあります。
小:たしかにね。
富:そう言われるとたしかに競走部としてのめいじろうは法政大学さんと比べると影が薄いのかなと思うので今度、監督だったり主務だったりにそういうのを提案してみようと思います。
小:しないだろ(笑)。
内:結構SNSは、えこぴょんもそうですけど意識的に今年度やっていこうと自分で思ってて、長距離のインスタを作ったのも今年からなんですけど、それもやっぱり大学スポーツはもちろん結果も大事なのですが、応援されるチームが1番だなということと、普段の活動が見えてない人たちを応援することは難しいじゃないですか。自分が主将になってから意識的にマスコットキャラクターやSNSを使ったりすることは考えて行ってますね。
―えこぴょんは意図的だったんですね
内:それももちろんありますね。単純に自分が好きだったという理由もありますけど(笑)。
―大学内でえこぴょんは人気なんでしょうか
中:大学単位で言うとそんなに人気とは言えないですけど。
小:人気って言った方がさ、記事にさ。
中:人気です。すごい人気です(笑)。
小:あの明治も目に見えてないだけでめいじろうは結構ジョグの中の話でも~(笑)。
中:ジョグ中の話いらんだろそれ(笑)。
小:めいじろうについて語る日もあります。めいじろうか中園かみたいな。
中:あーなるほどね、めいじろう、チェンソーマン、俺。ありがたいわ。
―富田選手はどのような感じでめいじろうを語るのでしょうか
富:えっとそうですね(笑)。やっぱめいじろうのくちばしがいいよねとか。
中:しょうもねぇー(笑)。
富:つぶらな瞳だよねといった話は1時間のジョグじゃ語りきれないですね。
小:めいじろうの話でジョグの時間が延びたりしたことは多々ありますね。
―そうなんですね
小:いや嘘もさ記事にしにくいから(笑)。
富:じゃあ すみません、今のはなかったことに(笑)。
中:迷惑掛けんなよ(笑)。
―写真撮ってもいいでしょうか。MとHのポーズで。
富:これっすか(Mポーズする)。
―明大側の背景への移動をお願いしてもよろしいですか。今のだと中大の背景になっているので(笑)。
中:中大だぞ、それじゃあ。
小:あ、やべ。富田のパソコン落ちちゃう。
富:ずっと中央大学が背景だったんですね。
―最後に箱根への意気込みをお願いします。
小:今年最後の箱根で僕は大学4年間ケガが多くて苦しい期間が多かったのですが、最後悔しいで終わるのではなく、笑って終わりたいです。しっかりチームの目標を達成して4年間良かったよねという思い出が語れるような大学最後の恩返しといいますか、(山本)佑樹さんや家族に対してもそうですが、チームメイトに感謝の気持ちを表せるような走りをしたいなと思います。
富:自分は明治大学が目標としているシード権獲得のために主力の一人として自分がシード権を持っていく走りをしたいなと思っています。明治大学がシードを取らなければ次の年の明大が箱根駅伝に出場できるという確約がなくなりますし、出雲駅伝も児玉(真輝)たちの代がもう出られないことが決まってしまいます。来年以降入ってくる高校3年生の新入生の動きも自分たちの箱根駅伝の結果によって大きく変わってしまうので、先輩たちが代々築いてきた明治の伝統を後輩たちに引き継ぐためにも精いっぱい走りたいと思っています。
内:今回自分たちのチームは総合5番を目標にしています。夏以降のみんなのレース結果を見れば5番を狙えるチームだなとすごく感じているので、5番に向けて貢献できるような勢いをつけられるような走りをしたいと主将としても思っています。本当に個人的なことで言いますと大学入って最初はケガが多く苦しい思いを4年間を通してしてきたので最後の箱根駅伝くらいは笑って楽しく終われたらいいと思っています。
中:大学入ってからは正直苦しい期間の方が長くて、箱根は3回出させてもらってはいるのですが、自分としても納得できないレースだったり、去年の全日本でシード権からもれてしまうような走りをしてしまって自分としても悔しい大学生活を送ってきました。最後に総合5位という目標を達成して大手町で法大のメンバーみんなで笑って終えれるようにしたいです。そういったなかなか結果が出ない中でも支えてくれた監督や選手やスタッフ家族ももちろんなのですが、そういった人に感謝をしているということを走りで体現できればと思います。
―ありがとうございました
中:ありましたよ、絶交した時のLINE。さかのぼったら、2018年4月24日「部室で引っ越しするかもしれないって話悪かった、ごめん。親にも言ってないから」ていうのが1個。僕が高校の時に引っ越しするっていう話を峻平だけに話したんですよね。たしか。それを峻平からしたら一大ニュースみたいな感じでとらえてて部室でちらほら言ってたみたいなことがあって。自分があんま言うなよそれみたいな感じでだいぶトラブったのかな。本当はそんなに怒ってないんですが、起こっている感じでやめろよって言ったらLINEで謝ってくるというしょうもないけんかをやっていたということと都大路の前日に…。
富:あぁー。
中:前日の夜に選手だけでやるミーティングでけんかしました。なんかあれだよな。
小:今分かったことは(富田は)高校時代から口が軽いってこと。
富:いやなんか、え、引っ越しの話は軽い感じで言ってたんじゃないっけ。
中:軽い感じでお前が言ったからそうなった。
富:ぞのもなんか軽い感じで言ってたから。
中:手短にとりあえず富田くんがちょっとやらかしちゃったなということと、都大路の前日に。
小:6回目の絶交が起こりかねないので(笑)。
中:これ以上は思い出の中にしまっておきます。
富:なんか俺がマジでやばいやつみたいな。
小:その通りで大丈夫です。お願いします。これ以上は(笑)。
中:この辺で。
―来週ごろを目途にアップを考えております
小:もしなんかあの情報が欲しくなったらいつでも。記事に使えそうなところがちょっと見つからなかったので(笑)。もしあったら僕が全部調整して内容改ざんしてこんな感じでって送るので。
中:明スポ入れるよ。
小:なんとか。
富:小澤から何か情報があったら一度自分に通してもらえると。一応ちゃんと確認しておかないと。
中:校閲だけはお願いします。
小:責任もって自分がやります。とりあえずまじめな僕と内田くんで、(あとの2人は)おふざけ担当ということでお願いします。また何かあったらいつでもお願いします。
ー終ー
(取材:スポーツ法政新聞会陸上競技部担当、明大スポーツ新聞部競走部担当)
明大スポーツ新聞部
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