2022年度全日本学生室内テニス選手権大会本戦（インカレインドア）
12月7日（水）～12月11日（日）
江坂テニスセンター
今年度学生大会最後となる2022年度全日本学生室内テニス選手権大会(インカレインドア）が開幕。新主将・佐藤太耀（現3）など主力選手が予選敗退となり、本戦出場を果たしたのは、男子シングルスでは大田空（スポ3）、男子ダブルスには大田・加藤木塁（経3）ペアのみ。シングルスでは、惜しくも敗退したものの、ダブルスでは末尾拓翔・三角理旺ペア（駒大）にリベンジを果たしベスト8進出を決めた。
大田・加藤木は鋭いサーブを中心に試合を組み立てた
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| ● | 大田空（スポ3） | ０－２（6（6）-7,4-6) | 宮田陸（近大） |
| 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
|---|---|---|---|
| 〇 | 大田・加藤木塁（経3） | 2-1 (3-6,6-3、10-7) | 末尾拓翔・三角理旺（駒大） |
予選ファイナルで強敵・小泉煕毅（日大）に勝利をおさめ、男子シングルス本戦出場を果たした大田空（スポ3）。法大勢唯一のシングルス本戦出場者として、期待がかかる中、1回戦に臨んだ。
ファーストセット。序盤は、ストレートとボレーで緩急をつけて優位に試合を運び3-1に。迎えた第5ゲーム、サービスエースから始まりリードしていたが、チャンスボールを取り切れない。そのまま失点を重ねてゲームを落とす。続く第6、第7ゲームでも相手にペースをつかまれ守りに入りゲームを落としてしまう。3-4と逆転され、このまま相手のペースで続くと思われたが、コートの隅を突くストレートやネットプレーを多用し、巻き返す。両者譲らぬままタイブレークに突入した。タイブレークでは、前に出てボレーで得点を奪い、6-3に。しかし、チャンスボールを浮かすなどミスも出てしまい、4連続失点となり6（6）-7でセットを落とす。
後がないセカンドセット。両者キープし合い、1-1となった第3ゲーム。緩いボレーで相手のペースを崩し、ブレイクに成功する。勢いに乗りたかったが、その後のサービスゲームでは4連続失点で落としてしまう。相手の、ミスが少なく堅いプレーを前にリズムを崩され、3-5に。後がなくなった大田は、第9ゲームではアウトを誘いブレイクしたが、あと一歩及ばず4-6で敗戦となった。
予選から勝ち上がり、ダブルス1回戦に登場した大田空・加藤木塁ペア。対する相手は夏関で敗戦を喫した末尾拓翔・三角理旺ペア。法政勢唯一のダブルス本戦出場ペアとして、躍進なるか。
ファーストセット。序盤から両者ともに鋭い相手サーブに苦戦し、なかなかブレイクができない。均衡が破られたのは第6ゲーム。相手のペースに引きずり込まれ、ブレイクを許してしまう。その後も相手の強烈なサーブやショットに気圧され、3-6でこのセットを落としてしまう。
加藤木のサーブから始まったセカンドセット。三角がネットプレーで粘るも、なんとかデュースを制した法大。徐々に失点が少なくなり、流れをつかみだすと、ついに第6ゲームでブレイク。その後はボレーの応酬が繰り広げられるも、上手く得点につなげ、このセットを取る。
運命のファイナルセット。序盤で得点を重ね、一気に相手を突き放す。途中相手の強烈なショットに苦戦する場面もあったが、落ち着いて対処。最後は余裕を持ったプレーで、接戦を制した。
ー1セット目は苦戦していたように見えました。振り返ってみて、いかがですか
加藤木:1セット目は相手にうまく合わせることができませんでした。最初は相手ペースで試合が進んでしまったので、苦しい展開になってしまいました。
ー2セット目の第6ゲームでブレイクを果たしました。成功した要因を教えてください
大田:それまでは自分たちが勝手にミスしていたところがあります。あとは自分達のサーブが良かったのもありますが、良い展開にならなかったところを1回我慢して「相手にやらせよう」という意識でやりました。そうしたら、相手が少し崩れてチャンスが生まれ、ブレイクできたという感じだと思います。
ーでは3セット目に取り切れた要因は
加藤木:気合ですね。
大田:あとは入りがとても良かったところにあります。最初で一気にリードできたので、そこが大きかったですね。後半で僕が落ちて苦しくなったときもありましたが、最初のリードの分、余裕を持ってプレーできたと思います。
ー夏関で負けた相手でしたが、本日勝てた理由は
加藤木:相手の怪我ですね。勝負なので、そこをうまく使ってなんとか勝てた感じです。
ー昨年はお2人ともベスト8 でした。明日勝てばベスト4 になりますが、今のお気持ちをお願いします
加藤木:あまり意識しないで臨みたいと思います。1個1個目の前の試合を集中して、勝つことができれば良いかなと思います。
大田:この大会が今年最後なので、明日も楽しく試合します。
ー後輩の試合はいかがでしたか
守屋:2人とも僕と組んでただけあって、僕みたいなプレーが所々出てきていましたね。僕のプレーに憧れてるのかなと感じられ、とても嬉しいです。まだまだな所はありますが、僕がペア組んでいた意義があって良かったと思います。あとは元ペアがこうして頑張っているのを見るのも嬉しいですね。強いていうのなら、同期が大阪に来てほしかったです(笑)。
（取材・溝口真央/東夏紀）
