第99回東京箱根間往復大学駅伝競走
2023年1月2日(月)
東京・大手町 — 神奈川・芦ノ湖
チーム目標を総合5位以内に掲げた法大が東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根)に挑んだ。各選手が力走を見せ、3区川上、4区扇は法政記録を更新。チームとしても法政新記録の5時間28分53秒で往路を終えた。
試合結果
往路成績
順位 | 大学名 | 記録 |
---|---|---|
1位 | 駒大 | 5時間23分10秒 |
2位 | 中大 | 5時間23分40秒 |
3位 | 青学大 | 5時間25分13秒 |
4位 | 國學院大 | 5時間27分10秒 |
5位 | 早大 | 5時間27分33秒 |
6位 | 順大 | 5時間27分41秒 |
7位 | 東国大 | 5時間27分49秒 |
8位 | 法大 | 5時間28分53秒 |
9位 | 城西大 | 5時間29分08秒 |
10位 | 創価大 | 5時間29分15秒 |
11位 | 東洋大 | 5時間30分42秒 |
12位 | 明大 | 5時間31分29秒 |
13位 | 東海大 | 5時間31分40秒 |
14位 | 帝京大 | 5時間32分20秒 |
15位 | 国士大 | 5時間33分16秒 |
16位 | 山梨学大 | 5時間33分39秒 |
17位 | 大東大 | 5時間36分01秒 |
18位 | 日体大 | 5時間36分33秒 |
19位 | 専大 | 5時間38分35秒 |
20位 | 立大 | 5時間38分51秒 |
OP | 関東学生連合 | 5時間36分52秒 |
※10位までがシード権を獲得
往路個人成績
区間 | 選手名 | 記録 | 区間順位 | 通過順位 |
---|---|---|---|---|
1区(21.3㎞) | 松永伶(経3) | 1時間03分00秒 | 3位 | 3位 |
2区(23.1㎞) | 内田隼太(経4) | 1時間07分53秒 | 8位 | 7位 |
3区(21.4㎞) | 川上有生(スポ4) | 1時間02分52秒 | 13位 | 10位 |
4区(20.9㎞) | 扇育(経4) | 1時間02分19秒 | 7位 | 8位 |
5区(20.8㎞) | 細迫海気(社3) | 1時間12分49秒 | 10位 | 8位 |
往路戦評
今大会も前回大会同様の『総合5位以内』という目標を掲げ、去年の雪辱を果たすべく1区松永伶(経3)は大手町をスタート。3年ぶりに沿道応援が解禁され観客の拍手に包まれる中、レース序盤は学生連合が独走状態。他の各選手はお互いをけん制し合い拮抗してレースは進んだ。レースに動きが見られ始めたのは六郷橋付近。明大、駒大が鶴見中継所直前で仕掛けると法大はその背中を追いかけ3位でたすきをつなぐ。
上位でタスキを受けた主将の内田隼太(経4)は激しく上位争いを繰り広げている明大、駒大、中大を追いかける形で走り出す。各校のエースがそろう中粘りの走りをみせる。権太坂付近ではボニフェス・ムルア(山梨学大)、フィリップ・ムルワ(創価大)の留学生にしっかり食らいつき戸塚中継所では7位でたすきをつなぐ力走となった。
3区は、昨年アンカーを走った川上有生(スポ4)が当日変更で出走。7位で戸塚中継所を飛び出すと、すぐ前を行く國學院大を追う。しかし、序盤から後ろから追い上げてきた伊豫田達弥(順大)と白井勇佑(東国大)、花岡寿哉(東海大)に追い抜かれ、10位に順位を下げる。しかし、そこからは順位を落とすことなく10位のまま平塚中継所へ。区間13位となったものの、3区の法大記録を更新。シード圏内を守り切る意地の走りを見せた。
4区に登場したのは、今回が最初で最後の箱根となった扇育(経4)。たすきを受け取った直後に後ろからスタートしたイェゴン・ヴィンセント(東国大)に追い抜かれ、一時はシード圏外の11位に。しかし、そこから順大、明大、東海大を追い抜き、8位まで順位を上げてたすきリレー。区間7位の走りで、チームに勢いをつけた。
山上りの5区は、2年連続で細迫海気(社3)が出走。前回は区間16位で総合順位も4つ落とす苦しい走りとなったが、リベンジを果たすべく臨んだ今回は8位を守り抜いて芦ノ湖にフィニッシュ。区間10位の走りでシード圏内を確実に守り、目標とする総合5位も十分に狙える位置で往路を終えた。(記事;大隈慶吾)