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【ラグビー】関東大学春季交流大会 対慶大 5トライを奪うも相手の攻めに屈し、大敗。初陣を勝利で飾れず…

関東大学春季交流大会
対慶大
2023年4月23日
法政大学多摩キャンパスラグビー場

昨年の同大会でも初戦で対戦した両校。昨年、敗れただけにリベンジを果たしたい法大だったが、相手の勢いを止められず、10トライを奪われる大敗となった。

 

トライを決めた岡崎

試合結果

トータル試合結果

31
法政
12 前半 29 65
 慶大
19 後半 36

 

ポイント詳細

2/3 4/6
1/2 G 3/3
0/0 PG 1/0
0/0 DG 0/0
T:岡崎、竹部、渡部、佐野、松田 G:熊田3

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 四元涼太 4 鹿児島玉龍
2 HO 仙波陸 3 新田
3 PR 渡辺明志 3 佐賀工業
4 LO 竹部力 4 大分舞鶴
5 LO 上杉太樹 3 東福岡
6 FL 岡崎慎 3 國學院栃木
7 FL 渡部創太郎 4 桐蔭学園
8 NO.8 細川幹太 2 國學院久我山
9 SH 山脇一真 4 天理
10 SO 金侑悟 3 大阪朝鮮
11 WTB 松田陸空 3 石見智翠館
12 CTB 田中大誠 2 國學院栃木
13 CTB 中井駿 3 大分舞鶴
14 WTB 多賀薫平 4 早稲田摂稜
15 FB 熊田経道 4 大阪産業
16 Re 杉山優太郎 3 法政二
17 Re 佐野祐太 3 目黒学院
18 Re 袴田賢 3 法政二
19 Re 白川海斗 2 新田
20 Re 山内滉太 1 昌平
21 Re 嶋崎汰星 2 法政二
22 Re 森達喜 3 京都成章
23 Re 小山田裕悟 2 桐蔭学園
24 Re 椎葉脩嗣 4 日向
25 Re 炭竃柚斗 1 報徳学園
26 Re 桜庭侑大 2 秋田工業

 

戦評

昨年の同大会でも初戦で対戦した両校。昨年は22対24で惜敗しており、今年こそは雪辱に燃える法大。主将・石岡玲英(4)がけがで離脱した厳しい状況の中、試合が始まった。
先に得点したのは、慶大だった。試合開始から、じわじわと攻め込み、前半10分には先制のトライを決められる。また、前半18分には、ペナルティーキックが成功し、8点のリードを許してしまう。だが、法大も黙ってはいなかった。ラインアウトモールで敵陣に迫り、相手を追い詰める。最後は岡崎慎(3)がトライを決め、3点差に迫る。しかし、そこから前半25分、30分と立て続けに慶大にトライを許し、5対22とされる。前半37分には竹部力(4)が反撃となるトライを決めるも、前半40分のラストプレーでダメ押しとなるトライを許し、12対29とビハインドで前半を折り返す。
果敢に相手に立ち向かう袴田(奥)と佐野(手前)

後半開始早々、慶大にトライを許してしまう。後半8分には、小山田裕悟(2)が縦へ突破し、パスを受け取った渡部創太郎(4)がトライを決め、追い上げる。だが、後半11分、21分、32分と3本連続で慶大にトライを決められ、19対60と完全に試合を決められてしまう。後半36分には佐野祐太(3)、後半42分には松田陸空(3)がそれぞれトライを決めるも、後半44分にトライを決められ、最終的には、31対65と大敗に終わり、昨年のリベンジを果たすことができなかった。
巧みなステップを見せた多賀

5トライを奪ったものの、ディフェンスが崩壊し、大敗となってしまった。石岡のいないチームでは、一人一人が実力を発揮し、石岡の穴を少しでも埋めることが必要となってくる。今回の試合で見つかった課題のブレイクダウンでの攻防を修正し、次戦の立大戦に臨む。春季大会優勝に向けて、負けられない戦いが続く。
(記事・写真:盛岡惟吹)

インタビュー

石岡玲英主将(4年、FB、御所実業)

ー本日の試合を振り返って
自分は、けがで出れなかったのですが、副キャプテンの渡部が中心になって、チームを引っ張ってくれました。80分間通して、勝つという気持ちを継続できなかったのが敗因かなと思います。

ーけがの状態は
肉離れなんですけど、復帰の予定は5月の頭なのでそこまで重たいけがではないです。

ーグラウンドからではなく、ベンチからチームを見て
プレーしている時とベンチからチームを見てる時を比較すると、自分たちの課題がどこにあるかの感じ方が全く違うなと感じました。いい意味で、大敗してしまった試合を外から傍観できたのは、自分にとって有意義なことだったかなと思います。

ー今日の試合で見つかったチームの課題は
一個一個のプレーが慶應さんの方が上手だったのもあるのですが、一番はボールの攻防です。慶應さんは勢いがあって、アタックして自分たちのボールにしたいという気持ちが全面に出ていたと感じていて、必死さが自分たちの課題だと思いました。

ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
負けは負けなので、自分たちの立ち位置を理解させてもらうことができたゲームでした。立教さん、筑波さん、立正さん、日大さんとの次の試合に向けて、勝つというメンタルを失わずに調整していきます。秋に向けても成長できるように一個一個課題を見つけてやっていきたいです。

渡部創太郎副将(4年、FL、桐蔭学園)

ー本日の試合を振り返って
ボールへの執着心や準備の部分で慶應さんに圧倒されていたのかなと思います。

ー石岡選手のいない試合となりましたが
僕はFWなので、テンションを上げたり、大事なことを言ったりはできるのですが、戦術面でのまとまりは、玲英がいるといないのでは大きく変わるなと感じました。

ー得点した後に失点しまう場面が見られました
失点してしまう場面は、ブレイクダウンやキックオフからが多かったので、そこでの集中力が慶應さんの方が一枚上手でした。

ー今日の試合で見つかったチームの課題は
ブレイクダウンですね。ボールへの寄りが練習で自分たちがやれていなかったので、フラストレーションを感じてしまう場面がありました。

ースクラムについて
スクラムやラインアウトのセットプレーに関しては、低く行くところ、ラインアウトキープやモールに関しては自分たちがやりたいようにはできたと感じています。

ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
もう一戦、玲英がいない状況で試合をしないといけないのですが、そこに対してみんなが喋れるかだと思います。まだ1週間、準備期間あるので力を合わせていきたいです。また、今回圧倒されたブレイクダウンでは、意識を変えてチームで取り組んでいきたいです。

岡崎慎(3年、FL、國學院栃木)

ー本日の試合を振り返って
春季大会ということで、普段のリーグ戦では対戦できない大学さんだったので、準備してきました。全て出し切れたかというとそうではないのですが、モールや接点の部分では通用したと感じています。大会がまだ続くため、今後に照準を合わせて、良いところは伸ばして、ダメだったところは直していきたいです。

ー石岡選手のいない試合となりましたが
玲英さんはポジションだとFBで、後ろにいる選手なので、安心感がありました。ですが、今日はいなかったので、学年関係なく一人一人がチームを引っ張る意識が大事だと感じました。

ーご自身のプレーを振り返って
自分の得意なプレーがジャッカルとボールキャリーで、そこを最大限に生かせたプレーが何度かあったので、いい試合になったと思います。

ー得点した後に失点しまう場面が多々見られました
失点した後に雰囲気が悪くなってしまう時があったので、そういう時こそ、自分は次に何をするべきかやチームの雰囲気を良くすることを念頭に置いてポジティブな声かけをして、周りを盛り上げました。

ースクラムについて
やっぱり今年はフロントローが去年の4年生に比べると、サイズがなくて、新チームになって難しいこともあったのですが、得たものもありました。

ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
まだまだ春季大会が続きますが、本番は秋なので、全員が同じ方向を向いて、玲英さんの背中を押してあげられるようないいチームになっていきたいと思います。

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