2023年 東京六大学準硬式春季リーグ戦 立大3回戦
2023年4月3日(月)
法政大学多摩キャンパス
第1週の勝ち点がかかる3回戦。法大が初回から圧倒した。塩唐松宏将（社4）の三塁打で2点を先制すると、そこから2回までに5得点を獲得。中1日で登板した先発の藤中壮太（社3）も立大打線に反撃の隙を与えない。5回にはさらに2点を加えて迎えた7回、3点を加えて10点差とした法大がコールド勝ち。勝ち点を獲得した。
澤野が攻守にわたって活躍した試合結果
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 立 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 3 | ||
| 法 大 | 3 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3× | 10 | 10 | 3 |
（立大）上岡、生川、小林、谷詰、寺田、新保、橋本-森川
（法大）藤中壮、古川端-澤野
盗塁死: 小原 捷平(1回)
打撃成績
| 打順 | 守備 | 選手、学部、学年 | 出身校 | 打席数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
| 1 | (6) | 唐橋悠太(経4) | 桐光学園 | 2 | 1 | 0 | 2 |
| 2 | (5) | 井岡皇雅(現3) | 健大高崎 | 4 | 1 | 0 | 0 |
| 5 | 須賀椋也(現3) | 新田 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
| 3 | (4) | 高橋凌(社4) | 花巻東 | 2 | 1 | 0 | 1 |
| 4 | (9) | 鈴木歩夢(社4) | 明星 | 3 | 0 | 0 | 1 |
| 5 | (3) | 塩唐松宏将(社4) | 鳴門 | 4 | 2 | 2 | 0 |
| 6 | (8) | 小原捷平(社2) | 仙台育英 | 3 | 1 | 1 | 1 |
| 7 | (7) | 和泉直人(文4) | 札幌一 | 3 | 1 | 1 | 0 |
| 7 | 関宮楓馬(社3) | 静岡 | 1 | 1 | 1 | 0 | |
| 8 | (2) | 澤野智哉(社4) | 国士館 | 3 | 2 | 0 | 1 |
| 9 | (1) | 藤中壮太(社3) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| H | 安藤彩人(社3) | 明星 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
| 1 | 古川端晴輝(社3) | 花巻東 | 1 | 0 | 1 | 0 |
投手成績
| 回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 藤中壮 | 5 | 3 | 1 | 3 | 0 |
| 古川端 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 |
戦評
1つ目のカードを奪取したい法大は、立大3回戦に臨んだ。
初回、早々に好機が巡ってくる。2番・井岡皇雅（現3）の左安打などで2死二、三塁となり、5番・塩唐松宏将（社4）がフルカウントから走者一掃の三塁打を決め、2点を先制する。6番・小原捷平（社2）も左前適時打で続き、さらに1点を追加した。
2回にはさらに2点を追加。先頭の7番・和泉直人（文4）、8番・澤野智哉（社4）が安打で続き、後続の相手失策を誘う犠打の間に2人が生還。5回には、先頭打者が四球で出塁し、6番・小原の適時打と7番・和泉の凡打の間に2得点する。
攻守で好調の正捕手・澤野
先発・藤中壮太（社3）は5回まで本塁を踏ませない投球を見せ、6回からは古川端晴輝（社3）に継投。
古川端は、今年もチームを支える三連投の働き
7-0で迎えた7回、法大は1死一、二塁で途中出場の7番・関宮楓馬（社3）が左前適時打を放ち1点を追加。さらに9番・古川端の凡打の間に1点を、2番・須賀の相手失策の間に1点を追加し、この回3点を追加した法大は、10-0でサヨナラコールド勝利を手にした。
振り返ると、唐橋悠太（経4）の2四球など6四球を選んだ法大の選球眼と、好機で一本が出た二桁安打が実を結び、完封勝利した法大。無事勝ち点を獲得し、次に迎えるのは昨秋二連敗を喫した天敵・早大。通算50回目の「優勝」に向け、着実に白星を積み重ねてくれることに期待だ。
(記事：田中さや、写真：熊谷芽歩季)
選手インタビュー
藤中壮太選手
―5回無失点の投球を振り返って
土曜日の先発した試合で6回で4失点してしまいチームに迷惑をかけたので、今日の試合は無失点に抑えて流れを勢いづけられて良かったと思っています。
―1回から打撃陣がたくさん援護してくれました
おかげでとても投げやすかったです。ありがたいです。
―今日のチームの雰囲気は
負けられない一戦で、声もしっかり出ていたし打線も守備も一丸となって戦うことができたかなと思います。
―ひじの調子は
正直良くはないです。ですけど、古川端（晴輝、社3）が三連投して負担をかけてしまっているので、僕が投げられるところまでは投げていきないなと。古川端の負担を減らして、ダブルエースで頑張っていきたいです。次戦までは2週間空くので、整骨院に通いつつ（ひじの調子を）調整していきたいと思います。
―次戦に向けて意気込みを
次は早大で、僕は早大に打たれているイメージがあるので、それを払拭できるように。次は2連勝で勝ち点を取れるように頑張っていきます。
古川端晴輝選手
―今日の試合をふりかえって
攻撃と守備で初回から良いリズムをつくれて、どちらも上手くいった試合なのかなというふうに思います。
―2回無失点、自身の投球をふりかえって
初戦から連投で今日が3連投目だったんですけど思ったより体の疲れもなく、次の試合に向けて調子を良い感じにできるようなピッチングだったんじゃないかなと思います。
―味方が援護点を多く取ってくれました
やはり点数がいっぱい入っていて点差をつけて勝っている状態でのリリーフは気持ち的に余裕があるので、そういった面でも今日の試合は流れが良いまま終えることが出来たと思います。
―春季リーグはチーム全体でどのように戦っていきたいか
関東（選手権）で悔しい負け方をしたので、今日みたいな投打のかみ合った試合を他のカードでもして、一戦一戦勝って行けるようにしたいと思います。
―次の相手である早稲田大学の印象は
僕はわりと早稲田大学に打ち込まれている印象、思い出があります。
来週は空き週なんですけどそこでしっかり調整して、ピッチャー陣一丸となって守備面ではしっかりと抑えて、また野手陣もしっかり調整してもらって良い形で勝てたらなと思います。
―次の試合に向けて一言
ここらまだまだリーグ戦は長いんですけど、どのカードでも無失点でいけるように頑張りたいと思います。
