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【陸上競技】第55回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会 なかなかタイムを上げられず13位…悔しい結果となった…

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【陸上競技】第55回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会 なかなかタイムを上げられず13位…悔しい結果となった…

第55回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会
2023年6月17日(土)
相模原ギオンスタジアム

伊勢で開催される全日本大学駅伝(全日本)出場をかけた選考会が開催された。各校2名ずつが出場するレースを4組行い、8名の合計タイム上位7校が全日本への切符を手にする今大会。昨年はまさかの14位に終わり、悔しい思いを胸に練習を重ねてきた。今年は悔しさを晴らすべく、全員で好タイムを目指しレースに挑んだが、各選手タイムが思うように伸びず13位に沈んだ。

1組目に出場し力走を見せた宗像主将

試合結果

総合成績

順位 大学名 総合記録
1位 城西大 3時間57分35秒40
2位 大東文化大 3時間57分50秒77
3位 東海大 3時間57分58秒89
4位 東京国際大 3時間59分02秒86
5位 東農大 3時間59分20秒68
6位 帝京大 3時間59分34秒06
7位 国士大 3時間59分45秒19
8位 立大 3時間59分59秒49
9位 神奈川大 4時間00分07秒27
10位 明大 4時間00分20秒02
11位 麗澤大 4時間01分53秒78
12位 日大 4時間02分45秒74
13位 法大 4時間02分46秒17

7位までが全日本大学駅伝出場権獲得。

個人結果

選手名 記録 着順
1 野田晶斗(1) 30分27秒18 15着
1 宗像直輝(4) 30分30秒03 18着
2 武田和馬(3) 30分13秒75 11着
2 三原怜王(4) 30分48秒62 32着
3 大島史也(2) 29分55秒34 10着
3 小泉樹(3) 29分57秒97 17着
4 松永伶(4) 29分55秒23 35着
4 稲毛崇斗(4) 30分58秒05 39着

戦評

昨年は本戦出場がかなわず、悔しい思いをした同大会。最終エントリーが発表されると、ベストメンバーとの声も上がった。当日は気温も高く、暑さも心配されるなか、レースは幕を開けた。

1組目に登場したのは主将・宗像直輝(4)と野田晶斗(1)。スローペースでの展開で、最初の1000mは3分5秒。その中で宗像と野田は後方に位置し、レースを進めた。
しばらくは大きな集団での展開だったが、7000m付近で一気にスピードが上がり、集団は大きく2つに分かれた。野田は粘りを見せ先頭集団に食らいつくが、宗像は後方で首が振れる苦しい走りを見せる。残り1000mで野田は集団から遅れたものの、気迫の走りを見せ15着でフィニッシュ。宗像も最後のストレートでスパートを見せ、18着でレースを終えた。


健闘を見せた野田

1組目を終え、チーム順位は本戦出場圏内の7位。良い流れをつなげたいところで、2組目は最上級生の三原伶王(4)と、昨年1組を走った武田和馬(3)が任された。序盤から他大学の2人が頭ひとつ抜け出す展開となり、三原・武田は共に3位集団に位置を取る。4000m過ぎになると、大きな2位集団が形成され、武田は集団前方で、三原は集団後方からレースを進めていく。8000m過ぎからペースが上がると、武田は必死に前に喰らいつき、ラストスパートをかけ、11着でフィニッシュ。一方の三原は、遅れをとり、最後の力を振り絞ったが31着でのフィニッシュとなった。


序盤からいい位置でレースを進めた武田

3組目に出場したのは大島史也(2)と小泉樹(3)。
スタートして400mを通過すると他大学の選手3名が飛び出したが、後ろの集団で大島は中ごろ、小泉は後方に位置し、落ち着いてレースを進めた。5000m付近で小泉が徐々にペースを上げ大島とともに集団のトップに追いつくが、集団に飲まれてしまう。7000mを過ぎると集団のペースが一気に上がり、集団は縦長に形を変えるも法大は2名ともに4位集団に食らいつく展開となった。
8000mを過ぎると、さらに集団が割れるが後方集団のトップにピッタリと着き、大島が10着、小泉が17着でフィニッシュ。

小泉(右)、大島ともに29分台でレースをまとめた

3組目までを終え、法大の順位は9位。本戦出場が決まる7位までの差は24秒と厳しい戦いのなか、4組目に出場したのは松永伶(4)と稲毛崇斗(4)。スタートしてすぐに外国人選手の集団が前に躍り出ると、松永をトップとする2位集団がそれを追う形となる。松永は法大の順位を押し上げるべく攻めの走りを見せるが、稲毛はなかなかペースを上げられず、2位集団から離されてしまう。一時松永がトップ集団に追いつくがこちらも集団から離されさらに4000mを過ぎたあたりで2位集団に飲まれてしまった。その後も順位を上げることはできず松永が35着、稲毛が38着でレースを終えた。


最後は苦しい走りとなったが攻めの走りを見せた松永

昨年の悔しさを晴らしたいところだったが、全体的に暑さの影響からかタイムを上げられず、最終順位は13位。昨年に引き続き本戦出場はかなわなかった。しかし、法大は今年の箱根駅伝でシード圏の順位だったことで、秋に行われる出雲駅伝の切符を手にした。「力がある」と言われていた昨年の4年生が抜けたものの、箱根駅伝で区間賞を獲得している宗像や、ユニバーシアードが内定している松永など、ポテンシャルの高い選手はそろっている。秋からの本格的な駅伝シーズンに向け、チーム力の強化に期待がかかる。

(記事:芦川有、山口晴暉、艶島彩)

監督・選手インタビュー

後日掲載いたします。

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