第65回関東地区大学選手権大会3位決定戦
2023年5月26日(金)
春季リーグを終えた法大は、3月に順延された関東選手権3位決定戦に挑んだ。先発は古川端晴輝(社3)に任されたが、5回まで9失点と制球に苦しむ。反撃したい法大だったが、打撃陣の攻撃も2得点に終わった。昨年は大逆転勝利を挙げ3位を勝ち取った法大だったが、今年はものにできずに4位で終えた。
試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早大 | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 12 | 0 |
法大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 1 |
(早大)〇太田、松村、高橋ー阿部
(法大)●古川端、中野ー澤野、中野ー吉田
捕逸: 澤野智哉(1回)
盗塁: 澤野智哉(2回) 須賀 諒也(3回) 澤野智哉(6回)
盗塁死: 井岡 皇雅(7回)
走塁死: 関宮 楓馬(4回)
打撃成績
打順 | 守備 | 選手、学部、学年 | 出身校 | 打席数 | 安打 | 打点 | 四死球 |
1 | (9) | 鈴木歩夢(社4) | 明星 | 3 | 0 | 0 | 2 |
2 | (6) | 唐橋悠太(経4) | 桐光学園 | 3 | 1 | 1 | 0 |
PH | 内田遥己(人2) | 前橋商業 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
6 | 栗島駆(経3) | 花咲徳栄 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
3 | (7) | 関宮楓馬(社2) | 静岡 | 2 | 0 | 0 | 3 |
4 | (3) | 塩唐松宏将(社3) | 鳴門 | 2 | 2 | 0 | 0 |
3 | 小池永紀(スポ4) | 法政二 | 3 | 0 | 0 | 0 | |
5 | (2) | 澤野智哉(社3) | 国士館 | 3 | 1 | 0 | 0 |
PH→2 | 吉田大晟(人4) | 小山台 | 1 | 1 | 0 | 0 | |
6 | DH | 沖坂花道(社3) | 新潟明訓 | 2 | 0 | 0 | 0 |
PH→DH | 石塚利玖(スポ3) | 法政 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
7 | (4) | 菊池開斗(社2) | 花巻東 | 2 | 0 | 0 | 0 |
PH→4 | 福本陽生(経4) | 星稜 | 2 | 1 | 1 | 0 | |
8 | (8) | 森涼太(経2) | 三重 | 3 | 0 | 0 | 0 |
PH | 大塚海斗(社3) | 鳴門 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
9 | (5) | 須賀椋也(現3) | 新田 | 1 | 1 | 0 | 1 |
5 | 井岡皇雅(現3) | 健大高崎 | 1 | 1 | 0 | 1 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | |
---|---|---|---|---|---|
古川端 | 6 | 10 | 6 | 0 | 9 |
中野 | 3 | 2 | 3 | 1 | 0 |
戦評
リーグ戦ではあと1勝が及ばず、優勝を逃した法大。モチベーション管理が難しいなか、中4日で、雨天のため順延していた関東選手権3位決定戦に臨んだ。関東選手権では、六大学トップ・3位の座は死守できるのか。注目が集まった。
しかし先発・古川端晴輝(社3)は、初回から早大の強力打線を前に3失点を喫する。6回まで投げ、本塁打を2本浴びるなど二桁安打を許し、9失点で降板した。
追いつきたい法大は、5回に2死一、二塁から唐橋悠太(経4)が適時打を放ち、待望の1点を獲得。6回には、代打・福本陽生(経4)が1死一、二塁から適時打を決め、さらに1点を追加した。
7回からは、中野颯太(経2)がマウンドに。走者を出すも、9回まで無失点に抑える好投をみせた。
追加点が欲しい法大だったが、6回以降は打線が沈黙。7点の差は埋められず、9-2で敗戦した。
シーズン後半は、走攻守で課題が残った法大。失策で出塁を許し、2死からの得点され、あと一本が出ない…泣き寝入りしてしまいたいシーズンだったに違いない。春季リーグ3位、関東選手権4位の結果を受け、本間隆洋監督は「詰めが甘い」と言葉を残した。
残り2冠。5冠を掲げていたチームにとって、追い込みの夏を過ぎるとまた、負けられない戦いは続く。法大ナインの逆襲に注目だ。
(記事・写真:田中さや)
追加点となる適時打を放ち、代打の起用に応えた福本
選手インタビュー
福本陽生選手
ー春季リーグ優勝を逃してから中4日での試合となりました。今日の試合にはどのような気持ちで
リーグ戦総じて、チームや個人個人で課題や改善点を見つけられました。その課題を試す気持ちで今日の試合には臨み、やはり関東大会の3位と4位というのは重みが違うので、3位を勝ちとる気持ちで臨みました。
ー6回代打の打席はどのような気持ちで
自分自身が久しぶりの出場だったので、結果を残したい気持ちはありました。しかし流れが持っていかれている中での出場だったので、法大に流れを持っていけるような打席にしたいと思って打席に立ちました。
ー関東選手権初戦では本塁打も決めました。この大会での自身の活躍を振り返って
ホームランを打てたのは良かったですが、継続して良い成績を残すことはできなかったので、正確性などを自身の課題として今後練習していきたいです。
ー夏に強化していきたいことは
今回のリーグ戦は打ち負けた印象が強いので、夏は振り込んで、皆で力をつけていきたいと思っています。
ー主務との両立は
主務の仕事は数は多いですが、しっかりやればできる仕事なので、練習との両立もできています。良い経験だと思っています。
ー秋季リーグへの意気込みを
春季リーグでは果たせなかった優勝を、秋季リーグでは果たして、関東王座でも優勝を勝ち取りたいと思います。
中野颯太選手
ー春季リーグ優勝を逃してから中4日での試合となりました。今日の試合にはどのような気持ちで
僕自身はリーグ戦であまり投げていないので、チームを良い方向に持っていけたらなと良い意味でノンプレッシャーで投げることができました。
ー8点を追う厳しい状況での登板でした。どのような気持ちでマウンドに
これ以上点を与えないようにと思って投げました。
ー無失点の今日の投球を振り返って
久しぶりに投げましたが、個人的には良い感じで投げられたと思います。このままこの調子を続けていきたいです。
ー夏に強化していきたいことは
筋力アップ、特に上半身を鍛えること、そして体力強化などすべてにおいて強化していきたいです。