【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦　対明大1回戦　15安打と打線が爆発！　開幕カード以来の初戦勝利！

東京六大学準硬式野球春季リーグ戦
対明大戦
2022年5月8日（土）
スリーボンドベースボールパーク上柚木

ここまですべてのカードに負けなしでリーグ戦を折り返し、今季も残すところあと2カード。明大との初戦は打線が爆発し、終始法大が主導権を握る試合展開に。両チームともに失策が重なる荒れた内容となったが、法大打線が15安打を得点につなげて白星スタートを切った。

2安打3打点の活躍を見せた須賀

戦評

春季リーグもついに終盤戦へと突入し、法大が挑む相手は早大同様勝ち点2を積み重ねる明大。開幕カードの東大戦以来すべて黒星でのスタートとなっている法大にとって、何としてでも勝って連戦を有利に進めたい初戦。

その気持ちが前面に出た攻撃陣は、初回から2死満塁の好機を作る。追い込まれながらも6番・須賀椋也（現2）の三遊間を抜ける当たりで走者2人が生還し、先制する。

試合が始まってすぐに味方からの心強い援護を受けた先発・藤中壮太（社2）は、三者凡退に抑える順調な立ち上がりを見せる。しかし2回に先頭打者の中安打を許した後、失策が絡む内野安打で走者が返り、打者にも三塁まで進まれてしまう。その後四球や守備の失策が重なり、同点に追いつかれる不運な回に。

しかしここですかさず攻撃陣が奮起。守備でのミスを取り返すように5番・高橋凌（社3）が適時二塁打を放ち、勝ち越しに成功。さらに相手の失策で高橋が二塁から生還し、追加点を得た。

打線に火が付いた法大は、4回にこの日2本目となる高橋と須賀の適時打などで3点、5回に古屋一輝（経4）の適時打などで2点を加えて試合を折り返す。

後半に入った6回も先頭の高橋が左方向への安打で出塁すると、2者連続の死球によって無死満塁に。ここで打席に立った藤中が自身を援護する犠飛でリードを8点に広げた。

試合終盤を迎えた8回、無死二塁から中井雄也（社4）の適時打で1点を追加。その裏に2死から適時打で1点を返されるも、最終回に上位打線の3連打や打撃好調な高橋の適時打などに相手失策が絡み4点を獲得。試合を通して徹底的に攻め続け、勝利を決定づける。
守りづらさに苦しめられながらも、相手のミスをチャンスに変えた試合運びで見事明大との初戦を白星で飾った。

(記事：山中麻祐子/写真：熊谷芽歩季)

味方の大量援護を受けた先発・藤中は7回2失点にまとめた

選手インタビュー

堀尾浩誠

―試合を振り返って
両チームともエラーが多くて序盤から集中力が切れてるのかなという感じの試合だったんですけど、こっちがしっかり集中打を打てて大きなミスもなく良い勝ち方ができたかなと思います。

―4回に適時打を決められましたが、その時の感触は
ちょっと詰まっていて、外野が深かったので落ちてくれるかなという感じで。（結果的に）落ちてくれたので、良いところに飛んでくれたかなと思います。

―4番打者として意識していたことは
3番、5番と前後に良いバッターが揃っているので、とりあえず自分が決めるんじゃなくてバントであったりだとか進塁打であったりといった後ろにつなぐことを意識しました。

―春季リーグも折り返し地点にきていますが、今後の試合で改善していきたいことは
バッティング自体も状態は悪くないんですけど、やっぱりここで点が欲しいっていう時に自分に回ってきてあんまり打てていないシーンが多いので、そこで1本出せるようにしていきたいです。

―次の試合に向けて一言
3回戦まで持っていってしまうとみんな体がしんどくなるので、明日でしっかり序盤から先制点を取って勝ち切りたいなと思います。

澤野智哉

―試合を振り返って
序盤お互いミスがあって、たまたま向こう（明大）の方が多くミスがあったので一方的な試合になったんですけど、勝てて良かったです。

―バッテリーを組んだ藤中選手の投球はどのように感じたか
リーグ戦に入ってからずっと良い状態なので、いつも通り打たせていこうと感じていました。

―ここまで全試合でスタメンマスクをかぶっているが、捕手として心がけていることは
自分が試合の大半（を担っていて）、自分がダメだとチームも負けるし自分が引っ張っていかないといけないので、大事にしていることはリズムです。攻撃に良い流れでいけるようにすることを意識しています。

 ―5回に打点もあげましたが、打撃面の調子は
あんまり良くないんですけど、良くないなりにもチャンスの場面では勝負強い打撃を意識しています。

―2回戦に向けて一言
大差で勝った試合の後って意外と接戦になることが多いので、先制点を取られないようにキャッチャーとしてやっていきたいと思います。