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【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第21節 法大0-1国士舘大 最後まで牙城は崩せず、11位以下が確定。これに伴い10年ぶりの二部での戦いが確定した。

2023年11月11日(土)
JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ
第21節 法大-国士舘大
法政大学城山サッカー場

歓喜の瞬間は訪れなかった。
前半20分に布方に許したゴールを返すべく攻める法大。幾度のチャンスは作るも、集中した堅いDFを突破できない。そしてそのまま鳴り響くホイッスル。静まり返る法大関係者、目の前で裏天王山に勝利した国士舘大の歓喜を見せつけられた。
止まらない未勝利記録は、止まらない涙となって形になってしまった。
この屈辱は忘れない。最後に一足掻きするべく、法大イレブンは鍛錬を重ね埼玉へ向かう。


前節桐蔭戦に続いてスタメン出場のルーキー・前田。

試合結果

トータル試合結果

0
法政大学
0 前半 1 1
国士舘大学
0 後半 0

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
20分 得点 国士舘大 布方叶夢 0-1
後半開始 交代 法大 前田康尋→小湊絆
68分 交代 法大 髙橋馨希→青木俊輔
75分 交代 法大 薬師田澪→竹内豊
83分 交代 法大 大畑凜生→松村晃助
89分 交代 法大 吉尾虹樹→相澤デイビッド

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 川﨑淳 経済2・浦和レッズユース
3 DF 木村恵風 社会3・横浜F・マリノスユース
7 DF 今野息吹 経済4・三菱養和SCユース
18 DF 日高華杜 経済2・大津
26 DF 薬師田澪 経済2・大津
8 MF 渡邉綾平 経済4・前橋育英
10 MF 髙橋馨希 社会4・常葉大橘
11 MF 中川敦瑛 経済3・横浜FCユース
14 MF 吉尾虹樹 現福4・横浜F・マリノスユース
30 MF 前田康尋 経済1・浜松開誠館
20 FW 大畑凜生 現福2・矢板中央
サブメンバー
1 GK 中川真 スポ4・徳島市立
2 DF 竹内豊 経済3・新潟明訓
16 DF 島田春人 社会1・横浜F・マリノスユース
13 MF 林航輝 現福4・清水エスパルスユース
23 MF 松村晃助 経済1・横浜F・マリノスユース
28 MF 浅野直希 経済2・ガンバ大阪ユース
29 MF 青木俊輔 社会3・東福岡
24 FW 相澤デイビッド スポ2・日本文理
27 FW 小湊絆 スポ1・青森山田

試合スタッツ

日付 対戦校 結果 会場
1 4月2日 東洋大 〇2-1 非公開
2 4月8日 国士館大 △2-2 国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場
3 4月15日 東海大 △2-2 東海大学湘南キャンパスサッカー場
4 4月29日 拓殖大 △2-2 相模原ギオンスタジアム
5 5月13日 筑波大 ●1-5 味の素フィールド西が丘
6 5月27日 中大 〇4-2 法政大学城山サッカー場
7 6月3日 日大 △1-1 法政大学城山サッカー場
8 6月10日 明大 ●1-2 法政大学城山サッカー場
9 6月17日 東京国際大 △1-1 法政大学城山サッカー場
10 7月15日 流通経済大 ●1-2 法政大学城山サッカー場
11 7月23日 桐蔭横浜大 ●0-1 ニッパツ三ツ沢球技場
12 7月29日 中大 △3-3 中央大学多摩キャンパスサッカー場
13 8月5日 筑波大 ●0-3 筑波大学第一サッカー場
14 8月12日 流通経済大 ●2-4 流通経済大学龍ヶ崎フィールド
15 9月30日 日大 ●0-1 スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場
16 10月7日 拓殖大 ●1-2 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
17 10月14日 東京国際大 ●2-4 東京国際大学坂戸キャンパス第一グラウンド
18 10月22日 明大 ●1-2 AGFフィールド
19 10月28日 東海大 ●1-5 法政大学城山サッカー場
20 11月4日 桐蔭横浜大 △2-2 法政大学城山サッカー場
21 11月11日 国士舘大 ●0-1 法政大学城山サッカー場
22 11月18日 東洋大 埼玉スタジアム2002 第2グラウンド

マッチレポート

今節の相手は国士舘大学。残留を争うライバルとの直接対決だ。ホーム・城山最終戦、そして負けたら2部降格が決まる試合ということもあり、城山には多くの人々が駆けつけた。前節からのスタメン変更は1人。右サイドバックに日高華杜(経2=大津)が入り、前節同ポジションだった木村恵風(社3=横浜F・マリノスユース)はセンターバックに入った。

前半開始早々、法大はピンチを迎える。3分、ロングキックの流れから左サイドを崩され、クロスをペナルティーエリア内で合わせられるも、これは枠の上に外れ、事なきを得る。法大最初のチャンスは5分。髙橋馨希(社4=常葉大橘・カターレ富山内定)のフリーキックのこぼれ球から大畑凜生(現2=矢板中央)、今野息吹(経4=三菱養和ユース・ガンバ大阪内定)が立て続けにシュートを放つも、これは相手のブロックに阻まれる。序盤はお互いリスクを犯さずロングボールを蹴り合う展開となるが、徐々にセカンドボールを拾い始めた国士舘大が攻勢を強め、法大は守勢に回る時間が続く。15分、自陣中央でボールを奪われ、カウンターを受ける。最後はペナルティーエリア内でフリーでシュートを撃たれるも、川崎淳(社2=浦和レッズユース)が左手1本でビッグセーブ。その後もコーナーキックを与えるも吉尾虹樹(現4=横浜F・マリノスユース・ファジアーノ岡山内定)の体を張ったブロックなどもあり先制点を与えない。劣勢の時間を耐え凌いだ法大は19分に、渡邉綾平(経4=前橋育英・サガン鳥栖内定)のパスを受けた髙橋がペナルティーエリア外から、20分には日高のクロスをキーパーが弾いたところを吉尾、中川敦瑛(経3=横浜FCユース)がシュートを狙うも、相手の体を張ったブロックに遭い、ネットを揺らせない。その直後だった。相手にロングボールを収められ、右サイドをドリブルで駆け上がったMF布方にシュートを決められ、大事な先制点を与えてしまう。残留のために負けられない法大は23分。髙橋、今野、大畑の華麗なパスワークで中央を崩し、最後は髙橋のクロスを大畑が頭で折り返すもこれはキーパーの正面。その後は法大がボールを保持し、国士舘大が引いて守る展開となるも、雨の影響もあり、ボールが足元につかず思うように攻撃を仕掛けられない。38分には相手にカウンターからビッグチャンスを作られるも、再び川崎が左手1本でビッグセーブを披露し追加点を与えない。その後は、持ち前のパスワークを発揮し始めた法大が攻勢を強め、44分、47分とコーナーキックの流れから、今野や前田康尋(現1=浜松開誠館)がシュートを放つも、クロスバーや相手のブロックに阻まれ、ゴールを奪えない。ボールを握る時間が多かったが、同点ゴールを奪えず前半を折り返す。

このままでは終われない法大は後半開始と同時に前田に代えて、小湊絆(スポ1=青森山田)を投入する。後半最初のチャンスは法大。
48分。右サイドからの髙橋のクロスを渡邉が右足でボレーシュートを放つもこれは枠の上。その直後の49分、法大はビッグチャンスを迎える。相手ディフェンダーのキーパーへのバックパスをカットした小湊がそのままペナルティーエリア内に進入し、キーパーを交わしてシュートを放つ。しかしこれも相手のブロックに遭い、ネットを揺らせない。チャンスの後にはピンチあり。54分には右サイドから相手MF中村にカットインを許し、シュートを放たれるも、ここも川崎が右手1本でビッグセーブ。法大ゴールに鍵をかけ、試合の流れを引き寄せる。この流れにのって法大が猛攻を仕掛ける。63分、右サイドバックの日高のパスを受けた髙橋がターンをして前を向き、ペナルティーエリア内の小湊へパスを送る。小湊からの落としを受けた中川敦が左足でコントロールシュートを撃つも、惜しくも枠の左。66分には右サイドからの日高のクロスの流れから小湊、68分には左サイドからの中川敦のマイナスのクロスを髙橋がそれぞれシュートを放つも、どちらも相手のブロックに阻まれ、ゴールを割ることができない。攻め手を緩めない法大は髙橋に代えて青木俊輔(社3=東福岡)を投入する。その直後に青木にチャンスが訪れる。69分、再び中川敦が左サイドを突破しマイナスにクロスを上げる。そこに待っていた青木が左足を振り抜くも、これは枠の上に外れてしまう。その後は一進一退の攻防が続き、カウンターを受ける場面があるも、素早い切り替えと、球際の強さを見せ、決定的なチャンスを与えない。残留のために勝ち点3が必要な法大は83分に松村晃助(経1=横浜F・マリノスユース)、88分には相澤デイビッド(スポ2=日本文理)を投入し、渡邉のフリーキックや日高のロングスローからゴールに迫る。94分、渡邉のフリーキックをパワープレーでゴール前に上がっていた川崎が頭で合わせるもキーパーの正面。95分には、日高のロングスローを相澤が逸らし、こぼれ球を拾った中川敦が左足を振り抜くも惜しくも枠の上に外れてしまう。最後まで攻め続けた法大だったが、1点が遠く無情にもタイムアップ。0ー1での敗戦となった。

この結果を持って、法大の2部降格が決定した。最後の1秒まで死力を尽くして戦い続けたが、目標の残留にはあと一歩届かなかった。しかしリーグ戦は残り1試合ある。今年取り組んで来たことを発揮し、来年につながる試合にするために。この悔しさを糧に、勝ち点3を掴んで今シーズンを締めくくってくれるだろう。

(記事:白戸大貴 撮影:大草拓馬、大隈慶吾)

選手インタビュー

井上平監督

率直な心境
選手はよく戦ってくれました。年間を通しての努力の『結果』がこうなってしまったことは、チーム作りした自分の責任です。

メンバーの入れ替えが激しかった今季、固定できなかった原因はプレー面以外でもあったか
正直ありました。そこだけではないですが、桐蔭戦でメンバー入れ替えて、かなり良かった。新たに出場した選手たちは、必要なものをちゃんと出せていました。ギリギリまでは結果も良かったし自分としては満足していた。本当は出なくてはならない選手が、日常のところでより厳しくトレーニングを積めなかったし、厳しく要求できなかった、両方で足りなかった。

来季に向けてテコ入れしたい部分
サッカーを、はっきりさせるというのは大事だと考えています。ボールを大事にするのが法政サッカーのスタイルです。拓殖戦(10月7日)の前から繋ぐ、ビルドアップのところからこだわらせるように強く要求しました。結果を求めて蹴ったりしたら状況は変わっていたかもしれませんが、私たちのサッカーではないというところを感じていました。しっかり落とし込まないといけないです。

決めきれない原因
前線の選手たちは力がないことはないです。しかし、試合で決めきれないというのは、守備側が日頃のトレーニングでもっとしっかりやっておかないと、日常で簡単にゴールを決める成功体験を積めてしまったところが大きく関係していると思います。トレーニングの時点で粘り強い守備ができていなかったり、ディフェンスラインが固定できなかったりと、今季は安い失点が多かったです。それは守備陣を育てられなかった自分の責任でもあります。決してチャンス自体が少ないわけではなかった今季、日頃の甘さが試合に皺寄せしてしまったように感じています。

次節に向けて
色々な方々が応援してくれています。そう言った方々のためにもなんとなく終わるわけにはいかない。勝って終わるしかない。勝負にこだわった意識をしないといけないです。

吉尾虹樹

今の率直な気持ちを教えてください
毎試合素晴らしい応援をしてくれている中で、ピッチに立てる自分が結果を出せず、責任を果たせずに負け続けて合格という結果になってしまって、ピッチにたてない選手たちの思いを体現できなかったり、法政に関わる全ての人に対して、キャプテンをやった責任として、降格させてしまった責任を感じて、申し訳ないです。

残された期間で主将として後輩継承しなくてはならない部分は
この環境はプロやユースとは異なって、自ら課題を見つけて取り組む場所です。上級生に教わってここまできたので、下級生に対してそれをしっかり落とし込まないといけないです。プロに繋げるための大学4年間で最も必要なことと言っても過言ではないので、自分で考える力と実践する行動力、サッカーに対する姿勢を日頃から伝えなければいけないなと思っています。監督の言うことに対して指導待ちは側面もある選手もいるので、4年間を通して必要なものなので、限られた時間でそれを教えられるようにします。

ファンに向けて
城山3連戦でたくさんの応援に来ていただいた皆さんに、勝利を見せられなくて申し訳ないです。最後まで応援していただきありがとうございました。

中川敦瑛

ー今日の試合を振り返って
自分たちは勝たないといけないっていう状況のなかで、前半は良い形もあったんですけど失点してしまって、それでも選手たちの中では「大丈夫」っていう声を掛けながらも、チャンスがあったんですけど決めきれず、後ろは頑張って守ってくれていたんですけど、前線の自分たちが得点を奪えなかったのは日頃の積み重ねが出来ていなかったのかなってこの試合を振り返って思いました。

ー今年度全体を振り返って
1年間振り返ってみたら、あんまり勝ててる印象はなかったんで、やっぱり1ー0でも勝てるチーム作りをしていかないといけないと思いますし、リーグ中盤辺りからチームの土台が作られてきて、やっぱりそれでは遅いと思いますし、リーグ始まる前から自分たちのプレーモデルだったりを作っていかないと、1部で戦っていくのは難しいと感じました。

ー次節に向けて
ただの1試合じゃなくて、来年につなげるだったり、本当に今年1年やってきたことを出せる試合にしたいなと思います。

ー来年度に向けて
自分はここ3年間ずっとAチームでやらせてもらってて、感謝っていう気持ちはあるので、あとは下の代の子たちにも1部で戦う経験をさせたいので、来年は下のために、法政のために戦う1年にしたいなと思います。

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