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【硬式野球】悪夢の大逆転負けで優勝へ黄色信号… 8回一挙3失点で力尽きる 拙攻12残塁で9安打もわずか2点 主将の先制弾も空砲

東京六大学野球2024春季リーグ戦 早大1回戦
2024年5月18日(土)
神宮球場

勝ち点を落とせば、優勝可能性が消滅する早大1回戦は悪夢の大逆転負けで崖っぷちに追い込まれた。4回に𠮷安遼哉 主将(法4=大阪桐蔭)の1号ソロ、6回に先発・篠木健太郎(営4=木更津総合)のスクイズで2-0とする。しかし7回まで好投の篠木が8回に3点を失い力尽きた。

肩を落とす㊧篠木、㊨𠮷安

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 9 0
早 大 0 0 0 0 0 0 0 3 × 3 6 0

(法大)●篠木、安達—𠮷安
(早大)伊藤樹、〇香西—印出
[本塁打]
法大:𠮷安1号ソロ(4回、伊藤樹)
早大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (3) 武川 3 0 0 2 .226 四球 右飛 三振 死球 中飛
2 (8) 藤森康 5 2 0 0 .212 投ゴ 遊安 一安 二邪飛 三振
3 (6) 中津 3 1 0 1 .333 右安 死球 犠打 三振 中直
4 (5) 松下 5 0 0 0 .294 三直 右飛 投ゴ 左飛 三振
5 (2) 𠮷安 4 2 1 1 .265 一ゴ 右本① 四球 投安 三振
6 (9) 姫木 4 2 0 0 .292 左飛 右安 三振 中安
7 (4) 中村騎 2 2 0 1 .500 三安 犠打 右2 四球
8 (7) 鈴木照 3 0 0 0 .185 三振 右飛 犠打 三振
9 (1) 篠木 2 0 1 1 .273 三振 四球 犠打① 三振
1 安達 0 0 0 0 .000

投手成績

球数 打者 防御率
篠木 7 2/3 130 33 6 5 4 2 1.27
安達 1/3 1 1 0 0 0 0 1.42

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 22 中西祐樹(法2=木更津総合) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 32 土肥憲将(キャ2=鳴門) 8 中津大和(営4=小松大谷)
18 篠木健太郎(営4=木更津総合) 3 田所宗大(キャ4=いなべ総合) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 37 大川航駿(社4=日大鶴ケ丘) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 31 増田凜之介(社3=春日部共栄) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
12 永野司(営3=倉敷商) 38 菅野樹紀(法3=土浦日大) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
47 古川翼(キャ1=仙台育英) 26 藤森康淳(営2=天理) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
27 岩間涼星(法4=磐城) 29 中村騎士(営1=東邦) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

先発投手は法大が中6日で篠木健太郎、早大は伊藤樹とエース対決。
打線は東大2回戦とほぼ同様の新打線。武川廉(人4=滋賀学園)を1番ファースト、松下歩叶(営3=桐蔭学園)を4番サード、中村騎士(営1=東邦)が7番セカンドで2戦連続スタメンとなった。

1回表、先頭の武川が四球を選び出塁、3番・中津大和(営4=小松大谷)が右安打を打ち、1死一、三塁となる。ここで中津が今季7個目の盗塁を成功させるが、5番・𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)は一ゴロに倒れ、初回からチャンスを作るも無得点に終わる。

篠木の立ち上がりは先頭の尾瀬に右前打を打たれると、続く2番・山懸に犠打を決められ1死二塁のピンチを招く。3番・吉納のセンターへの大飛球を藤森康淳(営2=天理)がフェンス手前でキャッチ。その間に二塁走者に三塁に進まれるが、4番・印出を三邪飛に打ち取り無失点で切り抜ける。

4回表、先頭の𠮷安が昨春早大2回戦以来となる1年ぶり、通算2本目のソロ本塁打を放ち1-0と先制。続く姫木陸斗(人4=日大藤沢)も右前への強い打球を放ち出塁、中村騎は犠打を成功させ1死二塁のチャンスを作る。鈴木大照(文4=明徳義塾)は右飛に倒れるものの、その間に走者は三塁に進む。篠木は四球を選び雄たけびを上げ、2死一、三塁とするも武川は空振り三振に倒れ追加点はならず。

6回表、中村騎が一塁線を破る二塁打を放ち無死二塁のチャンスを作り、鈴木照が犠打を成功させ1死三塁。続く篠木がスクイズを成功させ待望の追加点をあげ2-0。

篠木は7回裏、2死から7番・梅村に左二塁打を打たれ、続く石郷岡にもサードへのセーフティーバントを決められ2死一、三塁のピンチ。ここで代打・壽田を左飛に抑え無失点で切り抜ける。

しかし8回裏、1番・尾瀬に左安打を打たれ、さらにレフト・鈴木照の返球が逸れる間に二塁へ進まれ無死二塁のピンチを招く。続く2番・山懸に中前適時打を打たれ2-1と1点差に。ギアを上げた篠木は3番、4番を打ち取り2死も、一塁走者に盗塁を決められ5番・小澤にも死球を与えて、2死一二塁とピンチは続く。ここで6番・前田に右中間を破る二塁打を打たれ2-3と逆転を許す。篠木は7回2/3、130球6安打5奪三振4四死球3失点(自責点2)でマウンドを降り、2番手に安達壮汰(営4=桐光学園)が登板。代打・寺尾を1球で二ゴロに抑える。

追い込まれた9回表の攻撃は、8回から登板の早大2番手・香西に対し3番からの好打順も、中津が三直、松下が空振り三振、最後は𠮷安が見逃し三振に倒れゲームセット。

(記事:朝長亜依、写真:矢吹大輔、山口晴暉、白戸大貴)

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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