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【硬式野球】早大に勝ち点献上で優勝可能性消滅 8季連続V逸 吉鶴気迫の8回2失点の力投も報われず、4安打完封負け

東京六大学野球2024春季リーグ戦 早大1回戦
2024年5月19日(日)
神宮球場

前日の悪夢の逆転負けから一夜明けた早大2回戦は、今季2度目の完封負けで2連敗。勝ち点を奪われ優勝可能性が消滅した。先発の吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)が初回に1点を失うと、8回に痛恨の追加点を献上し0-2。一方の打線は早大投手陣の前に沈黙し最後まで得点できず力尽きた。

大島監督

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早 大 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 9 1
法 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1

(法大)●吉鶴、安達—𠮷安
(早大)〇宮城、安田—印出
[本塁打]
法大:なし
早大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (3) 武川 3 1 0 1 .235 中安 二併打 四球 ニゴ
2 (8) 藤森康 3 0 0 1 .194 二併打 ニゴ 左飛 四球
3 (6) 中津 4 1 0 0 .324 中飛 二安 三飛 中直
4 (5) 松下 4 0 0 0 .263 一飛 遊ゴ 右飛 遊ゴ
5 (2) 𠮷安 4 0 0 0 .237 一ゴロ 遊ゴ 一直 右飛
6 (9) 姫木 2 1 0 1 .308 中安 三振 四球
7 (4) 中村騎 3 0 0 0 .333 遊ゴ 三振 右飛
8 (7) 鈴木照 2 1 0 0 .207 左安 中飛
H7 内海 1 0 0 0 .154 三振
9 (1) 吉鶴 2 0 0 0 .143 投ゴ 三振
H 増田凜 1 0 0 0 .000 三振
1 安達 0 0 0 0 .000

投手成績

球数 打者 防御率
吉鶴 8 129 32 7 5 2 2 3.07
安達 1 112 5 2 0 0 0 1.32

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 22 中西祐樹(法2=木更津総合) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 32 土肥憲将(キャ2=鳴門) 8 中津大和(営4=小松大谷)
18 篠木健太郎(営4=木更津総合) 3 田所宗大(キャ4=いなべ総合) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 37 大川航駿(社4=日大鶴ケ丘) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 31 増田凜之介(社3=春日部共栄) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
12 永野司(営3=倉敷商) 38 菅野樹紀(法3=土浦日大) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
47 古川翼(キャ1=仙台育英) 26 藤森康淳(営2=天理) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
27 岩間涼星(法4=磐城) 29 中村騎士(営1=東邦) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

負ければ優勝の可能性が消滅する一戦の先発は左のエース・吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)。前回登板の東大2回戦では7回4失点と精彩を欠いた不安定な投球のリベンジを果たせるか。

立ち上がり先頭の尾瀬にこの日も左前安で出塁を許すと、続く打者に送りバントを決められ1死二塁。3番・吉納は空振り三振に打ち取るも、4番・印出にライト線への先制打を浴び0-1。

一方の打線は前日の1回戦から投手以外は同様のオーダーを組んだ。早大先発の宮城に対し、初回は1番・武川廉(人4=滋賀学園)が二遊間を破る中前打で出塁も、2番・藤森康淳(営2=天理)のセカンドへの高く跳ねた打球で、一塁走者・武川が打球判断を誤り併殺打に終わる。

2回には2死から姫木陸斗(人4=日大藤沢)が中前安打で出塁し、相手投手の暴投の間に二塁へ進むも中村騎士(営1=東邦)が遊ゴロに倒れる。さらに3回には先頭の鈴木大照(文4=明徳義塾)が左前安で出塁も、吉鶴がバント失敗で走者が入れ替わり、武川がニゴロ併殺に終わる。

2回以降の吉鶴は走者を許すも、痛打は許さず4回には初めての三者凡退と尻上がりに調子を上げていく。

しかし打線が5回まで無得点と沈黙、さらに6回には相手のミスもあり2死三塁の好機で中津大和(営4=小松大谷)を迎えるも平凡な三飛に倒れ重い雰囲気に。

吉鶴は7回も無失点に抑え、直後の攻撃は早大2番手・安田に対し、4番・松下歩叶(営3=桐蔭学園)からも快音響かず追い詰められていく。

さらに8回、吉鶴がマウンドに上がるも、先頭の尾瀬にまたしても安打を許し、送りバントで得点圏へ進まれる。続く打者は二ゴロに抑え、2死三塁から4番・印出にショートへの適時内野安打を浴び0-2と痛恨の追加点を許す。

8回は代打・内海壮太(法4=御殿場西)、同じく代打・増田凜之介(社3=春日部共栄)を起用するも凡退。

9回は2番手・安達壮汰(営4=桐光学園)が2戦連続の登板。ピンチを招くも得点許さず最終9回裏の攻撃へ。その9回は2番・藤森康淳(営2=天理)からの好打順も得点奪えず4安打完封負け。優勝の可能性が完全に消滅した。

(記事:矢吹大輔、写真:佐藤倫香、嘉藤大太)

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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