【硬式野球】秋季リーグ直前インタビュー③~武川廉副将~

武川廉 副将

ーー春を終えてからのチームの変化は
野手は打撃をもう一度見直そうということで、バッティング練習は、個人の練習から基本である低く強い打球をもう一度チーム全体で見直しています。下級生であったり、新しい選手も多く試合に加わっているので、そういう意味ではいろんな部分がチームとして変わったかなと思います。

ーーリーグ戦に向けてどのように練習を
バッティング練習は時間で打つのではなくて、少ない球数にしてその1球に集中する、5球だったら5球って決めて、それでバッティング終わるみたいな、そういう練習を取り入れてます。

ーー今回のメンバーの強みは
下級生や新しい人も入ってきているので、勢いのある打線で着実に1点を取りに行く野球を目指しているので、そこが強みだと思います。

ーー注目の選手は
中村騎士(営1=東邦)ですね。春も1年生で試合出てましたし。来年以降も中心になっていってくれるような選手だと思うので、個人的にも期待していますし、活躍してほしいです。

ーー春に比べてスタメンが大きく変わっているが
それは全て監督、助監督が決めているので。自分たちではどういう感じになるかは分からないですね。

ーー監督はどんな意向が
来年のこともありますし、「同じ実力なら下級生を使う」と言っています。その部分で結果を残してくれるような、残せるような選手、残す準備ができている選手が基準になるのかなと思います。(それに対して選手はどう受け止めているか)選手自身はもう試合に出る準備というか、監督が求めているもの、理想を追い求めて、試合に出たいという気持ちを照らし合わせながらパフォーマンスを出していくだけだと思います。

ーー(武川選手の)試合出場数が減っているのには理由があるのか
チームの編成と自分の調子も含めてそうなったかなと。自分は試合に出るというか、その準備をするだけだと思います。試合に出られないから一喜一憂するんじゃなくて、 自分をしっかり持って、試合に出ることを想定して活躍する準備をしたいなと思います。

ーー今回のリーグ戦はどのように貢献したいか
与えられた役割をやるだけだと思うので、 そこを想定した準備をして、場面が回ってきた時に結果を残せるようにしていきたいなと思います。

ーーチームの課題は
基本的なところなんですけど、春は点が取れなかったので。1点ずつ点を取り切ることと、(リーグ戦は)僅差の勝負になるので相手より点を取って勝ち切るのが大切だと思います。

ーー(優勝するには)どことの試合がポイントになってくるか
オールスターでも感じたのですが、他大学も結構仕上がってきているので。どこというよりは全てだと思うんですけど、やっぱり優勝した早稲田を超えて、最後の明治に繋げることができれば優勝の可能性は広がってくるのかなと思います。

ーーオープン戦のチームとしての出来は
個人では調子が良くても、チームになった時に安定している時と不安定な時があるので、日によって変わらないものを出せるようにすることが大事かなと。

ーーオープン戦序盤では最後に追いつかれたり逆転されたりする試合が多かったが
ピッチャーはローテーションみたいな形で回しているので。リーグ戦は相手に合わせたピッチャーだと思うのですが、そうでない時にどのピッチャーでも抑えられるようにしなければいけないかなと思います。でも、打たれることは仕方ないところもあるので、野手が守ったり後半に点を取ったりすることが大事なんじゃないかなと思います。

ーーまだ優勝を経験していないが、『優勝』に対しての思いは
自分たちの代は結構期待されていた学年なので。そこを最後、 『やっぱり自分たちは強かったんだ』っていうところを証明したいっていう気持ちがあります。一つ一つやることをして優勝に結びつけていきたいです。

ーー法政の野球部に入って一番良かったことは
周りの選手のレベルが他大学と比べてもとても高いので、その中で自分を高められたところは一番よかったかなと思います。先輩や後輩を見ていても、野球に対してストイックに向き合ってる選手が多いので。そういうところで自分は成長できたんじゃないかなと思います。

ーーチームの目標は
チームの目標は『日本一』っていうところは共通認識なので。自分は最初の方にも言ったんですけど、与えられた役割というか、その結果を出せる準備っていうところをしたいなと思います。

ーーファンの皆様に一言
春は惜しい試合が多かったと思う方も多いと思うのですが、自分たちは全くそう思っていなくて、課題の多い試合がたくさんありました。その中でこの夏チーム全員で1から取り組んできて、その結果を秋しっかり全員で出せるように日本一目指してやってきたので、ご声援よろしくお願いいたします。

(取材・佐藤倫香)

武川 廉(たけかわ・れん)
人間環境学部4年・2002年4月15日生まれ
大阪府出身・滋賀学園
178cm77kg・右投右打
昨季成績:13試合 55打席 44打数 11安打5打点 0本塁打 9四死球 打率.250
『昨春リーグ戦初出場を果たすと勢いそのまま首位打者争いを演じる。昨秋序盤は不調に悩まされるも終わってみれば打率3割に到達。今春は開幕時は4番に座るも調子が上がらず、1番に戻ってからは積極的にスイングをかける持ち味も発揮した。』

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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