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【硬式野球】代打で登場!吉安遼哉主将の一打で執念ドロー 篠木健太郎は中4日で7回102球3失点粘投&同点生還

東京六大学野球2024秋季リーグ戦 早大1回戦
2024年9月28日(土)
神宮球場

昨秋から4連敗中の早大との対戦。初回に姫木陸斗(人4=日大藤沢)の押し出し死球と松下歩叶(営3=桐蔭学園)の犠飛で2点を先制するも、先発の篠木健太郎(営4=木更津総合)が3点を失い逆転を許す。それでも7回に代打・𠮷安遼哉主将(法4=大阪桐蔭)の左越え適時二塁打で同点に追いつく。その後は、両校得点できず連盟規定(プロ併用日)により9回引き分け。

同点のホームを踏み、飛び跳ねる篠木

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早 大 0 1 0 1 1 0 0 3 5
法 大 2 0 0 0 0 0 1 0 0 7 1

(早大)篠木、安達—中西祐、𠮷安
(法大)伊藤、田和—印出

[本塁打]
早大:なし
法大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (6) 石黒 0 0 .217 中安 遊飛 見三振 一飛 左飛
2 (3) 藤森康 0 .278 空三振 二ゴロ 遊直
H 武川 .000 四球
安達 .000
H 内山 .000 中飛
3 (8) 中津 4 3 0 .333 左安 二ゴロ 左安 一安
4 (7) 内海 0 .238 四球 三ゴロ 右飛 三ゴロ
5 (9) 姫木 3 0 .429 死球① 投ゴロ 三邪飛 遊飛
西村
6 (5) 松下 .190 中犠飛① 死球 捕飛 見三振
7 (1) 篠木 .333 二ゴロ 投犠打 中安
金谷 .000 右飛
8 (4) 熊谷 .333 左飛 見三振 一犠打
H 今泉 .000 空三振
9 (2) 中西祐 0 0 0 .100 見三振 遊ゴロ
H2 𠮷安 .429 左2① 左2
R 豊田

投手成績

球数 打者 防御率
篠木 102 29 2.63
安達 2 20 6 0 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 27 川崎広翔(営2=日大三) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 42 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
18 篠木健太郎(営4=木更津総合) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 26 藤森康淳(営2=天理) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 29 中村騎士(営1=東邦) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
17 野崎慎裕(営3=県岐阜商) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園) 36 内山陽斗(文3=天理)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 8 中津大和(営4=小松大谷) 31 豊田凌平(法1=鳴門)
34 倉重聡(営1=広陵) 28 石黒和弥(法3=高岡商) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 24 金谷竜汰(法2=東海大菅生) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

法大の先発は中4日で篠木健太郎(営4=木更津総合)。一方、早大の先発はエースの伊藤樹(3年=仙台育英)と侍ジャパン大学代表対決となった。

篠木は立ち上がり1番・尾瀬に左前安打で出塁を許すと、2番・山縣に犠打を決められて、いきなり1死二塁のピンチを迎える。3番・吉納は三振に抑えるも、4番・印出には左前安打を許す。それでもレフト・内海の好返球で二塁走者は本塁タッチアウト。ピンチを無失点で切り抜ける。

その裏、法大は早大先発の伊藤を捉える。1番・石黒和弥(法3=高岡商)が中前安打を放つと、2番・藤森康淳(営2=天理)は三振に倒れるも、3番・中津大和(営4=小松大谷)は左前安打。4番・内海壮太(法4=御殿場西)は四球を選び1死満塁のチャンスを作る。続く5番・姫木陸斗(人4=日大藤沢)はノーボール2ストライクから押し出し死球で1-0と先制する。なおも満塁のチャンスで6番・松下歩叶(営3=桐蔭学園)がセンターへ犠飛を放ち2-0とする。

2回表、篠木は先頭の前田に四球を与え、犠打で走者を二塁に進められるも、後続を三振と三邪飛に打ち取り、無失点に抑える。

3回表、1死から1番・尾瀬に四球を与えると、犠打を決められ2死二塁となり、3イニング続けて得点圏に走者を進められる。ここで、今秋好調の3番・吉納に今季早くも10打点目となる右前適時打を浴び、1点を返され2-1となる。

4回表、早大の攻撃を三者凡退に抑えると、その裏、1死から6番・松下が死球で出塁。続く7番・篠木の犠打で2死二塁とするも、8番・熊谷陸(人1=花巻東)は伊藤の直球に手が出ず、見逃し三振。

5回表、先頭の8番・石郷岡に左翼線へ2塁打を浴びると、内野ゴロの間に走者を三塁に進められる。1死三塁から、1番・尾瀬にライトへの犠飛を許し、2-2の同点に追いつかれる。その裏、法大は三者凡退。伊藤の前になかなかランナーを出すことができず。

6回表、先頭の3番・吉納に四球を与えると、4番・印出は内野ゴロに抑えるも、1死一塁から春に逆転打を浴びた5番・前田に右翼線へ適時2塁打を浴び、2-3とこの試合初めてリードを許す。その後、2死三塁となるも篠木が7番・梅村を三振に打ち取り、最小失点で切り抜ける。その裏、先頭の3番・中津がチーム初回以来の左前安打で出塁するも、後続が凡退し追いつくことができず。

7回表、先頭を四球で歩かせるも、9番・伊藤の犠打を篠木が好捕すると、飛び出していた一塁走者も刺して、併殺を完成させた。

その裏、先頭の篠木が中前安打で出塁すると、8番・熊谷が犠打を決め1死二塁のチャンスを作る。ここで、打席には代打・𠮷安遼哉主将(法4=大阪桐蔭)。1ボール2ストライクから5球目を捉えると左越え適時2塁打となり3-3と同点に追いつく。さらに、代打・武川廉(人4=滋賀学園)の四球と中津の内野安打で2死満塁のチャンスを作るも、4番・内海は三ゴロに打ち取られ、勝ち越しとはならず。

8回表、この回から先発の篠木に代えて安達壮汰(営4=桐光学園)が登板。篠木は7回3失点の粘投を見せた。安達はこの回、1死から4番・印出に四球を与えるも、代打・田村に遊ゴロ併殺打に打ち取る。

9回表、早大の代打攻勢に対して、安達が三者凡退に抑えて流れを呼び込む。9回裏の攻撃は2番手・田和に対し、先頭打者として代打・今泉秀悟(キャ1=石見智翠館)がリーグ戦2打席目に立つも空振り三振。その後、途中出場の𠮷安が2打席連続の二塁打を放ち、好機を演出。1死二塁となりサヨナラ勝ちに向けボルテージが上がる中、1番・石黒は左飛に倒れる。さらに、代打・内山陽斗(文3=天理)も中飛に倒れゲームセット。

篠木が7回102球3失点の粘投も実らず引き分けに終わった。これで2カード連続で第1戦引き分け、月曜日までもつれることが確定した。

(記事:松野要、写真:大草拓馬、中山達喜、山口晴暉、矢吹大輔)

選手インタビュー

𠮷安 遼哉 主将

ーー今日の引き分けをどう受け止めているか
負けないことが大事だと思います。中盤流れが悪かったですがなんとか引き分けに持ち込めたので次に繋がる試合になったと思います。

ーーサヨナラ勝ちの勢いそのままに初回に2点を先制したが
立ち上がりの悪い所をしっかり攻めれたので良かったと思います。

ーー適時打の打席はどのような気持ちで打席に立ったか。
頑張って投げていた(篠木)健太郎をホームに返すことだけ考えて打席に立ちました。

ーー2本の二塁打がありましたが、ご自身の調子は
徐々に良くなっていたのは感じていたのでいいヒットが打ててよかったです。

ーー主将から見たチームの雰囲気は
サヨナラ勝ちからいい流れになってきているので、この流れを続けたいと思います。

ーー明日の一戦への意気込みをお願いします。
まず明日勝って必ず明後日にいい形で繋げたいと思います。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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