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【硬式野球】本塁打2本を含む15安打16得点で東大戦先勝!先発・篠木は7回99球9奪三振の快投!

東京六大学野球2024秋季リーグ戦 東大1回戦
2024年10月12日(土)
神宮球場

優勝に向けて負けられない法大はエース・篠木が7回9奪三振無失点と好投し、リリーフ陣も東大打線を無失点。4安打完封リレーを完成させる。さらに、打線も松下と武川の本塁打などを含む15安打16得点をあげ快勝した。

ハイタッチの木更津総合バッテリー

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
東 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0
法 大 0 0 2 0 3 0 10 1 × 16 15 1

(東大)●鈴木太、森岡、江口直、松本慎、佐伯、前田ー杉浦
(法大)〇篠木、安達、藤森粋―中西
東大:なし
法大:松下 2号3ラン(5回 鈴木太)、武川 1号2ラン(7回 佐伯)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (6) 石黒 5 2 1 0 .242 三ゴロ 左安 左飛 捕飛 中安①
H 浅倉 0 0 0 0 死球
R 藤森康 0 0 0 0 .000
4 中村騎 0 0 0 0 .000
2 (46) 熊谷 6 4 3 1 .438 遊ゴロ 投安 右安 左安 右3③ 中飛
3 (8) 中津 3 2 2 1 .333 右安 捕犠打 二ゴロ 四球 中2① 中犠飛①
4 (7) 内海 4 1 1 2 .212 死球 二邪飛 四球 中飛 右3① 左飛
1 藤森粋
5 (5) 松下 4 3 6 1 .273 二ゴロ 中安② 左本③ 死球

左安①

1 安達 0 0 0 0 .000
7 西村 0 0 0 0
6 (9) 姫木 3 0 0 0 .250 二ゴロ 捕飛 左飛
9 鈴木照 2 0 0 0 .000 一犠打

遊ゴロ

7 (3) 武川 4 2 2 1 .333 中安 一ゴロ 遊ゴロ 死球

左本②

8 (2) 中西祐 2 1 0 2 .200 投犠打 四球 空三振 四球

中安

9 (1) 篠木 1 0 0 1 .231 空三振 一犠打 四球
H5 山下 1 0 0 1 .000 四球

二ゴロ

投手成績

球数 打者 防御率
篠木 7 99 25 2 9 2 0 2.84
安達 1 8 3 1 0 0 0 0.00
藤森粋 1 12 4 1 1 1 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 32 土肥憲将(キャ2=鳴門) 26 藤森康淳(営2=天理)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 42 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
18 篠木健太郎(営4=木更津総合) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 29 中村騎士(営1=東邦)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 8 中津大和(営4=小松大谷) 1 内海壮太(法4=御殿場西)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 28 石黒和弥(法3=高岡商) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
12 永野司(営3=倉敷商) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
11 藤森粋七丞(キャ3=青森山田) 25 山下陽輔(営3=智辯学園) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
34 倉重聡(営1=広陵) 37 浅倉大聖(法2=日大三) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 24 金谷竜汰(法2=東海大菅生) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

法大の先発はここまで防御率3.48と状態が上がりきっていない篠木健太郎(営4=木更津総合)。対する東大の先発は鈴木太陽(4年=国立)。両右腕による投げ合いとなった。

1回裏、法大は簡単に2死を取られるも、3番・中津大和(営4=小松大谷)が右前安打で出塁する。さらに、4番・内海壮太(法4=御殿場西)の死球で2死一、二塁となるも、5番・松下歩叶(営3=桐蔭学園)がニゴロに倒れ先制ならず。

法大の先発篠木は東大打線から1、2回だけで6つの三振を奪うなど、三者凡退に抑える。

2回裏、1死から7番・武川廉(人4=滋賀学園)が中前安打で出塁すると、8番・中西祐樹(法2=木更津総合)が犠打を決め2死二塁となる。しかし、9番・篠木は空振り三振に倒れる。

3回表、1死から8番・門田涼平(2年=松山東)に左前安打を許すも、後続を抑え無失点で切り抜ける。その裏、1番・石黒和弥(営3=高岡商)が左前安打で出塁すると、続く熊谷の犠打が内野安打となり、3番・中津は犠打を決め1死二、三塁とチャンスを広げる。4番・内海は二邪飛に倒れるも、5番・松下が中前適時打を放ち、2点を先制し2-0となる。

4回表、先頭の2番・山口真之介(4年=小山台)に四球を与え、3番・中山太陽(3年=宇都宮)の内野ゴロの間に走者を二塁に進められる。その後、失策と内野ゴロで2死一、三塁となり、この試合初めてのピンチを招く。それでも、6番・大原海輝(3年=県立浦和)を空振り三振に打ち取り、無失点に抑える。その裏、1死から8番・中西が四球で出塁すると、9番・篠木の犠打で2死二塁とチャンスを広げる。しかし、1番・石黒は左飛に倒れ、追加点を奪えず。

5回表、先頭の7番・鈴木に左前安打で出塁を許すも、後続を投ゴロと2つの三振で切り抜ける。その裏、先頭の2番・熊谷陸(人1=花巻東)が右前安打で出塁すると、3番・中津の打席で熊谷が盗塁を決め、ニゴロの間に三塁へ進む。4番・内海は四球で、1死一、三塁となる。5番・松下は3球目の低めの変化球を捉えると、左越え本塁打となり3点を追加し、5-0となる。

6回裏、1死から9番・篠木が四球で出塁する。続く石黒は捕飛に倒れるも、2死から左前安打と四球で満塁のチャンスを作る。しかし、4番・内海は中飛に倒れ追加点を奪えず。

7回裏、3つの四死球で1死満塁となると代打・山下陽輔(営3=智辯学園)の押し出し四球でリーグ戦初打点をあげ、6-0となる。さらに、1番・石黒から5人連続で適時打を放ち、13-0となる。その後、2死一塁から7番・武川がリーグ戦初本塁打となる左越え本塁打を放ち、2点を追加して15-0となる。法大はこの回、平成15年秋以来となる1イニング10得点をあげた。

8回表、先発の篠木に代わって2番手・安達壮汰(営4=桐光学園)が登板。篠木は7回9奪三振無失点の好投を見せた。安達は先頭の8番・門田に右前安打を浴びるも、投ゴロ併殺打と遊飛に打ち取る。

その裏、先頭の代打・浅倉大聖(法2=日大三)がリーグ戦初打席に立ち、死球で出塁する。ここで浅倉に代わって、代走・藤森康淳(営2=天理)を起用すると、初球で盗塁を決め無死二塁のチャンスを作る。その後、1死三塁となり3番・中津が犠飛を放ち16-0と追加点を奪う。

9回表、2番手・安達に代わって、3番手・藤森粋七丞(キャ3=青森山田)がリーグ戦初登板。1死から内野安打と死球で、1死一、二塁のピンチを迎えるも、5番・杉浦を遊ゴロ併殺打に打ち取りゲームセット。

3投手による完封リレーで快勝。打線も2本の本塁打を含む15安打16得点で投手陣を援護した。

(記事:松野要、写真:中山達喜、松野要)

選手インタビュー

松下 歩叶 内野手

ーー試合を振り返って一言
まずは勝つ事ができてよかったです。1週間空いての難しい試合でしたが、自分達の野球ができたと思います。

ーー立大戦4回戦以来の本塁打の感覚は
変化球にうまく反応する事ができました。(打った球は)スライダーだと思います。

ーー第2打席にも適時打を放っていますが、コンディションは
まだまだ完璧とは言えませんが状態は良くなってきていると思います。

ーー昨春の高原侑希選手(令和6年卒=日本新薬)の法大記録、1試合7打点に迫る、6打点を記録したことに関しては
記録のことは知りませんでしたが、打点にこだわって打席に入っているので、6打点記録する事ができて良かったです。

ーー明日の試合への意気込みを
明日の試合も先を見る事なく自分達の野球をして勝ち点取れるように頑張ります。

篠木 健太郎 投手

ーー本日のピッチングのテーマは
これ以上後半戦で負けることが出来ない状況の1試合目だったので、勝利の為に投げることは大前提の中で、今後の2節にも生かすことができるような投球をしようと思って投げました。

ーー早大戦から変えたことは
フォームの自分の中での感覚とイメージを変えたのと、中西(祐樹、法2=木更津総合)とのコミュニケーションの中でカーブを増やしたこととストレートの狙う場所を変えました。

ーー奪三振9と三振を多く奪いましたがどの球種を決め球にしたか
ストレートが基本線で、スライダーとの2球種で決めにいっていました。

ーー藤森粋投手がリーグ戦初登板でしたが、どのような声掛けを
良い集中力と闘う熱い気持ちを持ってる良い選手なので、頑張れとだけ伝えました。真剣に練習してる姿はいつも見ているので、初登板してるのを見れて嬉しかったです。

ーー本日守備が乱れてピンチを招くことが多かったが、そのような時どうやって自身を落ち着かせているのか
ミスは出るものだと思ってマウンドに立っていますし、野手のミスをカバーするのも投手の仕事の1つで、投手の楽しさでもあると思うので、その気持ちを持ってる投げています。

ーーこれからの意気込みを
わずかな望みの為に必死に勝ちに向かって投げ続けていきます。

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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