関東大学リーグ戦1部
対東海大
2024年11月10日
スピアーズえどりくフィールド
6戦目の東海大戦は、粘りのディフェンスを見せリーグ戦では2013年以来の勝利を収めた。
試合結果
トータル試合結果
29 法大 |
15 | 前半 | 12 | 19 東海大 |
---|---|---|---|---|
14 | 後半 | 7 |
ポイント詳細
2/2 | T | 2/1 |
---|---|---|
1/2 | G | 1/1 |
0/0 | PT | 0/0 |
1/0 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:炭竈、細川、小林、三浦、G:金3、PG:金1 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 守安史成 | 2 | 桐蔭学園 |
2 | HO | 花澤祐太 | 1 | 法政二 |
3 | PR | 渡辺明志 | 4 | 佐賀工業 |
4 | LO | 山内滉太 | 2 | 昌平 |
5 | LO | 細川幹太 | 3 | 國學院久我山 |
6 | FL | 大沢空 | 1 | 秋田工業 |
7 | FL | 三浦幹太 | 2 | 秋田中央 |
8 | NO.8 | 宮下晃毅 | 3 | 報徳学園 |
9 | SH | 小山田裕悟 | 3 | 桐蔭学園 |
10 | SO | 金侑悟 | 4 | 大阪朝鮮 |
11 | WTB | 小林雅治 | 4 | 法政 |
12 | CTB | 田中大誠 | 3 | 國學院栃木 |
13 | CTB | 中井駿 | 4 | 大分舞鶴 |
14 | WTB | 炭竈柚斗 | 2 | 報徳学園 |
15 | FB | 北川拓来 | 3 | 昌平 |
16 | Re | 佐野祐太 | 4 | 目黒学院 |
17 | Re | 杉山優太朗 | 4 | 法政二 |
18 | Re | 和山学弥 | 2 | 法政二 |
19 | Re | 上杉太樹 | 4 | 東福岡 |
20 | Re | 嶋崎汰星 | 3 | 法政二 |
21 | Re | 箕輪大地 | 2 | 石見智翠館 |
22 | Re | 渡辺圭祐 | 1 | 中部大春日丘 |
23 | Re | 松田陸空 | 4 | 石見智翠館 |
戦評
先制したのは法大だった。敵陣でのマイボールスクラムから右サイドへと展開し、最後は大外のWTB炭竈柚斗(2)が相手を弾き飛ばしながら9分にトライを決めた。また24分には敵陣22mライン付近でのラックからNO8宮下晃毅(3)のショートパスに反応したLO細川幹太(3)が左中間に飛び込んだ。しかしマイボールラインアウトでスティールされる場面が目立ち、追加点を奪えない。すると32分、36分に東海大に2本連続でトライを奪われ同点に追いつかれる。法大は43分にSO金侑悟がPGを決め15-12でリードで前半を終えた。
後半開始早々、ノーホイッスルでトライを奪われ逆転を許した。一方の法大も敵陣22mラインでのラインアウトをスティールすると左サイドへと展開。大外のWTB小林雅治(4)が10分にインゴール左に飛び込んだ。しかしその後は自陣でプレーする時間が続いた。そんな危機を救ったのはFL三浦幹太(2)だった。自陣22mライン付近での相手のパスをインターセプトするとそのまま走り切り36分にトライを決めた。「狙ってたんですけど、まさかボールが入るとは思っていませんでした。」と三浦は振り返った。
その後はピンチが続いたがなんとか守り切り29-19でノーサイドの笛が鳴った。リーグ戦では2013年以来となる勝利を収めた。
6連覇中の王者から勝利で大学選手権への望みをつないだ法大。次戦の相手は大東大。相性のいい相手から勝利を収められるか。注目の一戦に期待だ。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)
インタビュー
金侑悟(主将、4年、SO、大阪朝鮮)
ーー今日の試合を振り返って
まずは勝てたことが素直にうれしく思います。試合内容については、前半エリア取りでは勝ててたところがあって、試合前からずっと話していた事なので上手くいけたかなと思います。前半上手くいかなかったラインアウトの部分を後半修正できたから今日の勝利になったのかなと思います。
ーーレフリーとのコミュニケーションについて
東海大学はレフリングが難しい部分でもしっかりとラグビーをしてくるので、その部分を見てほしいですとレフリーに話をしました。
ーー最終戦に向けて
ラスト、リーグ戦一試合なので、勝ちで終わって法政大学のプライドを見せれるように戦っていきたいと思います。
細川幹太(3年、LO、國學院久我山)
ーー今日の試合を振り返って
前半はラインアウトでプレッシャーをかけられてしんどかったんですけど、いい点差で折り返すことが出来て、後半は何も考えないでプレーしてましたね(笑)。
ーートライを振り返って
相手が宮下を警戒しているのはわかってたので、そこでパスを出してほしいとお願いしたらパスが来たので、気持ち良いトライでした。
ーー最終戦に向けて
次勝ったら4年生とまだプレーができる可能性があるので、次勝って大学選手権に行きたいと思います。
三浦幹太(2年、FL、秋田中央)
ーー今日の試合を振り返って
今日は大一番だったので、大事な試合で緊張しました。入り10分を全員で大事にしようと意思統一していて、負けずに前半も後半も体を当てることが出来たので良かったです。
ーーインターセプトからのトライは
狙ってたんですけど、まさかボールが入るとは思っていませんでした。あとはトライラインしか見てなかったので、めっちゃ気持ちよかったです。最高でした。
ーーラインアウトでのミスについて
ラインアウトは東海大学が上手かったので、後半で前で取るサインに変更して、しっかり修正できたので良かったです。獲得率を見ても後半の方が獲得できていたので修正できたかなと思います。
ーー家族からはどんな言葉をかけられたか
父(三浦弘樹、平3年度卒、元法大ラグビー部主将)から試合前に「死ぬ気でやってこい」と言われたので、今日もしっかり身を削ってでも相手を止めて攻守ともに活躍できたので、良かったです。兄(三浦駿平、現静岡ブルーレウズ)からは「自分のやるべきことを全うして、泥臭いプレーほど頑張れ」と言われたんですけど、そこはまだ甘いので、最終戦で活躍したいなと思います。
ーー最終戦に向けて
絶対に負けられない戦いなので、法政プライド持って絶対勝ちます。
ーー大東大には秋田中央高出身の選手もいますが
先輩が多いんですけど、関係ないので勝ちにこだわって頑張ります。
大沢空(1年、FL、秋田工業)
ーー今日の試合を振り返って
今日は負ければ大学選手権出場がなくなるので、「4年生のためにも頑張ろう、選手権行こう」という気持ちでチーム一丸となって頑張りました。
ーー春に負けた東海大が相手でしたが
夏場たくさん走ってトレーニングしてきました。走って、ウエイトトレーニングをして、みんな頑張ったことがこの試合に出せたかなと思います。
ーー低い強烈なタックルが印象的でしたが
このタックルをするために自分はこのチームにいるので、使命ですね。
ーー解説では「白いヘッドキャップ」と名前を挙げられていましたが
母校の秋田工業(白いヘッドキャップ)はスクラムとタックルにプライドを持っているので、秋田工業を体現するプレーが出来たのかなと思います。
ーー最終戦に向けて
最後の一戦勝つか勝たないかによって大学選手権出場が決まってくるので、もう一度チーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
(インタビュー:盛岡惟吹、北川築来)