春季オープン戦 対東大
2025年6月15日(日)
富士通スタジアム川崎
TD後の高津佐と齊藤
試合結果
トータル試合結果
|
法政大学ORANGE |
7 | 1Q | 3 |
東京大学WARRIORS |
|---|---|---|---|---|
| 14 | 2Q | 7 | ||
| 14 | 3Q | 8 | ||
| 0 | 4Q | 7 | ||
| 法政大学ORANGE | 35 | Total | 25 | 東京大学WARRIORS |
試合得点
| 1 | RB | 小松桜河（文４＝日大三） | TD | ○ |
| 2 | RB | 中川達也（法４＝明治学院） | TD | ◯ |
| 2 | TE | 矢作一颯（法３＝足立学園） | TD | ◯ |
| 3 | WR | 高津佐隼世（キャ４＝佼成学園） | TD | ◯ |
| 3 | WR | 高津佐隼世 | TD | ◯ |
試合はK 高城颯真（経４＝法政二）のキックオフで開始された。東大最初の攻撃は敵陣25ヤード地点から。いきなりランプレーにより15ヤードの前進を許すなど、3プレー続けて1stダウンを更新されると、最後は22ヤードのFG決められて、0ー3といきなり先制点を与える展開に。RB 小松桜河（文４＝日大三）のリターンで再開されると、法大最初のシリーズは自陣32ヤード地点から。QB 齊藤空大（法4＝駒場学園）からWR阿部賢利（営３＝法政二）へのパスが通り敵陣43ヤードまで前進すると、さらにRB中川達也（法４＝明治学院）のランプレー、WR高津佐隼世（キャ４＝佼成学園）へのパスも通り、敵陣16ヤード地点まで前進する。そして齊藤の真ん中を突くランプレーにより、ゴール前2ヤードまで前進すると最後は3rd&goalで小松がランTD！TFPをK 天野悠太（営４＝Olympia High School）がしっかりと沈めて7-3とすぐさま逆転に成功し、第1Qが終了した。
今試合最初のTDを決めた小松
第2Qは自陣45ヤードからの東大の攻撃で開始された。2nd&9で東大にディレイオブゲーム反則があり5ヤードの罰退となると、続く3rd&longでファンブルリカバー！ビッグプレーにより、自陣34ヤード地点からの攻撃となると、高津佐のパスキャッチから、タックルを交わしての前進や、RB宮本樹音（文２＝佼成学園）へのパス成功もあり、敵陣46ヤード地点まで前進する。するとその後の攻撃で中川が46ヤードのランTD！会場を沸かせるTDが飛び出し、さらにTFPも成功し14ー3と点差を広げる。
46ヤードのランTDを決めた中川はこの笑顔！
再開時の高城のキックオフはタッチバックとなり、東大の攻撃は敵陣25ヤード地点からとなる。ランプレーに加え、20ヤードをゲインするパスプレーにより自陣29ヤードまで前進されると4th&4となったところで東大がFGを選択。しかしこれが失敗に終わり、攻撃権は法大へ移り、自陣25ヤード地点からの攻撃となる。すると1st&10で小松のランプレーにより60ヤードをゲイン！敵陣15ヤードまで前進すると、最後は齊藤からTE矢作一颯（法３＝足立学園）への15ヤードのTDパスが成功！TFPの際にディレイオブゲームの反則があり、5ヤードの罰退となるも天野がしっかりと決めて21-３とさらにリードを広げる。再開後の高城のキックオフを東大がフェアキャッチし、敵陣25ヤード地点からの攻撃となる。しかしパスプレーとランプレーを止められず、自陣8ヤードまで前進されてしまうと、最後は相手QBに中央を突くランTDを決められてしまう。TFPも決められ21-10と点差を詰められる。再開後の法大の自陣36ヤード地点からの攻撃は齊藤からWR藤田豪（社３＝法政二）へのパス成功もあり、敵陣29ヤードまで前進。最後は第2Q残り2秒のところでFGを選択。しかし天野のキックはブロックされ、追加点とはならず。21ー10での折り返しとなった。
TD後の高津佐と矢作
第3Qは小松のリターンで開始され、法大の攻撃は自陣29ヤード地点から。宮本のランプレーと、矢作のRACにより敵陣43ヤード地点まで前進するも、続く1st&10の攻撃で齊藤のパスをインターセプトされ、さらにリターンされてしまい、自陣27ヤードから攻撃権は東大へ。するといきなり相手QBに27ヤードのTDランを決められてしまう。さらに2ポイントコンバージョンも成功され、21-18と点差は3点に。DBジュッフムハマド（1年）のリターンで再開され、法大の攻撃は自陣25ヤード地点から。1st&10で齊藤からのロングパスを阿部が見事にキャッチし、一気に敵陣27ヤードまで前進。さらに中川、矢作のランで前進すると、最後は齊藤から高津佐へのパスが成功しTD！TFPも天野がしっかりと成功させ、28-18とすぐさま点差を広げることに成功。
齊藤と高津佐はハイタッチで喜びをあらわに
再開後の東大の攻撃は敵陣25ヤードから。DL加藤康希（デザ３＝鎌倉学園）のQBサックもあり、4thダウンでパントを蹴らせることに。するとスナップしたがこぼれたところを加藤がリカバー！加藤による立て続けのビッグプレーで攻撃権は法大へ。敵陣31ヤード地点からの攻撃は、3rd&longで齊藤から阿部へのパスが通り敵陣18ヤードまで前進し、さらに中川の2度のランプレーでゴール前4ヤードまで前進。最後は2nd&goalで齊藤から高津佐へのTDパスが成功！天野がTFPを沈めて35-18と再びリードを広げて、第3Qが終了した。
相手のスナップがこぼれたところをリカバーした加藤
最終第4Qは敵陣27ヤードから東大の攻撃で開始。3rdダウンでDB岡村裕（キャ３＝佼成学園）のナイスタックルによりノーゲインに抑えるも、4thダウンの攻撃でランプレーによりギャンブルプレーを成功され、敵陣40ヤードまで前進される。その後もランプレーにより1stダウンを更新され、中央50ヤード地点まで前進されると、さらに中央へパスを通され、自陣20ヤードまで前進されてしまう。最後は2ndダウンで18ヤードのランTDを許し、さらにTFPも決められ35-25と点差を詰められてしまう。小松のリターンで再開されると、法大の攻撃自陣39ヤード地点から。しかし1stダウンを更新できず、最後はパントを蹴り、攻撃権は東大へ。東大の攻撃は敵陣20ヤードから。立て続けのランプレーにより自陣44ヤードまで前進されてしまう。それでもDB仲井諒（人３＝法政二）のタックルやDL犬飼真基（営２＝佼成学園）タックルもあり、前進を許さず。最後はギャンブル失敗に終わり、自陣39ヤード地点から、法大の攻撃となる。TDこそ奪えなかったものの、時計の針をしっかりと進めて試合終了。35-25で勝利を飾った。
関学大戦での敗戦から1週間、仕切り直しとも言える一戦で見事勝利を飾った法大。それでも攻守ともに課題が残った部分もあるだろう。次戦は春季オープン戦最終戦となる、関大戦。春シーズンで得たものをぶつけるには格好の相手だ。敵地での試合だが、攻守ともにスピード感あふれるプレーを見せ、白星での締めくくりに期待がかかる。（文・白戸大貴）
選手インタビュー
小松桜河（文４＝日大三）
ーー今日の試合を振り返って
（オープン戦の）ラスト関大戦があるので東大には絶対に勝とうという気持ちで臨みました。
ーービッグゲインもあったが個人のプレーを振り返って
最初の一人で独走したプレーも最後まで持っていきたかったのですが持っていけなかったので、次同じ場面があったら持っていきたいと思います。
ーーTDを振り返って
３回（攻撃を）やっていたので、最初の１回で持っていけるようにしたいと思います。
ーーMVPを獲得した気持ちは
率直に嬉しいです！
ーー関大戦への意気込み
関西には今の所全部負けているので最後関大に勝って秋シーズンに向けていいスタートが切れるように頑張りたいと思います。
（取材・紺野真帆）
