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【硬式野球】2季連続のベストナインを獲得した熊谷陸 遊撃のレギュラーとして全試合出場&打率3割越えとさらなる飛躍を果たした(春季リーグ戦振り返りインタビュー⑯)

熊谷 陸 内野手

ーー春季リーグを振り返って
序盤はチームとして上手くいってなかったんですけど、試合を重ねるごとにどんどんとチームが一体となっていったことは良かったです。ただ4位という結果はとても悔しいなと思います。

ーー2季連続ベストナインの率直な感想は
春のリーグ戦が始まる前からベストナインを取る事目標にしていたので、取れたことはうれしい気持ちとまだまだ打撃でも守備でも課題が見られたので、そこは潰して次のリーグ戦に生かしていきたいなと思います。

ーー今季は遊撃手での獲得となったが、どう受け止めているか
ベストナインを取るだけでもうれしいんですけど、二遊間どちらもでとれたことは自分にとって財産になったのかなと思います。

ーー反響はあったか
先輩方からは「おめでとう」という言葉をかけてもらって、うれしかったしもっと頑張ろうという気持ちになりました。

ーー立大1回戦を振り返って
先発の小畠(一心、立大4年)さんのクオリティが高かったので打者陣も結構苦戦していたと思います。守りをしっかり固めて得点を抑えられた所は良かったんですけど、攻撃で残塁が多かったりなかなか得点が入らなかったりした所は課題が見られたかなと思います。

ーー立大戦はチームとしても大敗という結果だったが、去年と比べやりにくさはあったか。
去年試合に出ていた選手が多く出場していたのでやりにくさはあったんですけど、みんなで協力してやっていく気持ちで試合に出ました。

ーー早大2回戦で初勝利したが、振り返ってどうか
投手が頑張ってくれて守備もしっかり守れていました。「なんとか相手の攻撃の流れを崩したな」といった所でチャンスが回ってきたので、そこで一本出て点が入った所はとても良かった試合だったと思います。

ーーご自身も適時打を含む2安打を放った
前の打者がチャンスで回してくれたのでどんどん初球から攻撃していこうと思っていました。初球からスイングしていい結果になったので良かったと思います。

ーー東大戦から打順が3番から6番に変わった
あんまり打順は意識していないんですけど、自分の中でもあんまり調子が良くなかったので、打順が下がって「もう少し打ってやろう」と思いました。その気持ちのおかげで結果が出せたのかなと思います。

ーー東大1回戦では好投を続けていた渡辺向輝(4年=海城)から得点したが
渡辺選手は去年も対戦していて、だいたいボールの軌道は頭の中に入っていたのでそのイメージ通りにバッティングができた所は良かったのかなと思います。

ーー東大戦で好調を維持できる要因は
自分の中で東大戦は結構相性がいいし、アンダースローや色々な投手の動画をみていたので、そういったデータがいい結果につながっているのかなと思います。

ーー慶大戦では4回戦にわたる激闘を勝ち切れたが、チームに変化はあったか
最初の方はうまくいかなくて、みんな悩んでいた部分もあったと思うんですけど、試合を重ねていくごとにどんどんチームとして形になってきていて、みんなが元気を出して鼓舞する声を出したことでどんどんいい試合になってきて勝ち切れたのかなと思います。

ーー明大1回戦では守備で好プレーも見せていたが、リーグ戦を通して以前の守備から変化はあったか
去年は二塁手で試合に出ていて、遊撃手でリーグ戦に出ることは初めてだったんですけど、試合を重ねていくごとに緊張がなくなってきて思いっきりプレーすることができました。その結果良いプレーにつながったと思うのでいい経験だったと思います。

ーー明大3回戦では猛打賞を放つ活躍をみせた
明治大学にはすごい投手もたくさんいるので、なんとか食らいついて打ってやろうという気持ちで打席に立ちました。2ストライクに追い込まれる事が多かったのでなんとしてでも塁に出ようという気持ちでした。

ーーチームとしては4位という結果だったが、どう受け止めているか
去年いた選手がたくさん抜けて大変な部分はありました。優勝を目標にやってきて最終的には4位という結果になったんですけど、秋につながるリーグ戦になったのかなと思うので、春の経験を活かして秋は全員で食らいついて優勝を目指していきたいという気持ちが強くなりました。

ーー印象に残った試合は
早大2回戦はチームが勝った事なかったので、まず一勝できた所が、みんなも喜んでいましたし、いい経験になったのかなと思います。

ーーご自身の成績に点数をつけるとしたら
前半は調子が上がらなくて中盤調子が上がってきたんですけど後半疲れもあってあまり思うような結果が出なかったので60点くらいなのかなと思います。

ーー今季一番お世話になった人は
キャプテンの松下(歩叶、営4=桐蔭学園)さんには内野手に2年生が多い中でキャプテンとして声をかけてくれて自分も守りやすかったですし、バッティングの時も自分が3番の時に頼もしい打者としていてくれたので、気楽に打席に入れたし、頼もしかったです。

ーー今春は新入生の活躍も見られたが、注目している選手を一人あげるとするなら
境(亮陽 、営1= 大阪桐蔭 ) くんはたくさん打ってくれたり、いい場面で打ってくれたりして今後法政の中心を担う選手だと思います。100安打の目標に向けて頑張って欲しいです。

ーーご自身は現時点で35安打放っているが、100安打への意識はあるか
自分も100安打は凄い記録だと思っているので、取りたい気持ちは強くあるんですけど、あまり意識しすぎると結果が出なくなってしまう事もあると思うので、あまり考えずやっていきたいと思います。

ーーご自身の現在の課題は
まずはフィジカル面で課題があったリーグ戦だったと思うので、まずは体づくりのためにトレーニングしていきたいです。守備力にも課題が見られた部分があると思うので、守備力向上も意識していきたいと思います。

ーー今後の目標は
4年生最後のリーグ戦なので、4年生を勝たせてあげるためにもチーム全体で協力して絶対に優勝して、その後日本一になれるよう頑張っていきたいです。

ーー個人での目標は
全試合出る事と、ベストナインと今季取れなかった首位打者を取りたいです。

ーーファンに向けて一言
この春は4位という結果になってしまったので秋は必ず優勝して強い法政を見せられればなと思います

(取材:加納正義)

熊谷陸(くまがい・りく)
人間環境学部2年・2005年7月15日生まれ
岩手県出身・花巻東
175cm68kg・右投左打
今季成績:14試合 56打数 19安打 0本塁打 打率.339 10打点 0盗塁

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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