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【ハンド】第4戦 駿河台大 落とせない一戦、激闘制し3連勝  2025年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 

ハンドボール

2025年9月13日(土)
明星大学

戦評

開幕戦の敗戦を振り払うような試合から一週間。第4戦の相手は昨季5位の駿河台大学。試合は前半から相手のスピード感のある攻撃に翻弄され苦しい展開が続き14-15と1点を追いかける形で折り返しとなる。しかし、後半から攻撃と守備の両方で気迫あるプレーをみせ、34-32で試合終了。終始息を飲む接戦を勝利してみせた。

試合結果

トータル試合結果

34
法政大学
14 前半 15 32
駿河台大学
20 後半 17

秋季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 8月31日(日) 上武大学 ⚫︎32-33 駿河台大学
2    9月6日(土) 都立大学 ⚪︎34-29 駿河台大学
3 7日(日) 国際武道大学 ⚪︎34-21 駿河台大学
4      13日(土) 駿河台大学 ⚪︎34-32 明星大学
5  14日(日) 文教大学 明星大学
6   20日(土) 慶應大学 慶應日吉
7   21日(日) 関東学院大学 駿河台大学
8     27日(土) 明星大学 駿河台大学
9    28日(日) 青山学院大学 慶應日吉

個人得点

宜寿次 …10点
石坂  …4点
竹中 …4点
松尾 …4点
石川 …2点
大塚 …2点
石原 …2点
林…1点
栗田 …1点
間 …1点
溝…1点
瀧川 …1点
中村 …1点


前戦の良い流れのまま迎えた第4戦。前半の開始直後、相手のスピード感のある攻撃を防ぐことができず、いきなり連続得点を許してしまう。法大は4分に#39石原幸樹(経1)がチーム初となるシュートを放つも相手キーパーに止められてしまい、流れをつかむことができない。しかし、5分に#17栗田哲太(社4)が7メートルスローを獲得しすぐさまチームの悪い空気を払拭すると、それをきっちり#55宜寿次政伍(スポ2)が決め1点を返す。その後は点を取ったり、取られたりと一進一退の展開が続く。そんな中22分に#39石原が2分退場を食らってしまい、法大にピンチが訪れるも、直後にゴールキーパー#13二階堂恭世(経2)が気迫のセーブをみせ相手に流れを渡すことを阻止してみせる。このプレーから引き離しにかかりたい法大だったが相手も簡単には引き下がらずに試合は進んでいきそのまま前半終了。14ー15と1点のリードを与える展開となった。
なんとか点差を離したい法大は14分、#31竹中友哉(スポ2)がディフェンスを抜け#33宮田怜(社3)のロングパスを受けてそのまま速攻で得点を重ねると、続けてスティールから速攻を決めて流れを引き寄せる。さらにここから、#31竹中と#55宜寿次が主軸となり得点を伸ばしていく。#55宜寿次はディフェンスのプレッシャーをもろともせず冷静にシュートを沈めて得点を重ねると、一方で、#31竹中は持ち前のスピードを活かし相手の隙を突く速攻でシュートを決める。試合時間残り10分を切ったところで、相手に7mスローのチャンスを許すも、ここで魅せたのは臨時でゴールを守る#13二階堂。強烈なシュートをセーブし、存在感を示した。さらに会場を沸かせたのは、#7石川純也(社3)と#55宜寿次による合わせだ。#7石川が空中に放ったパスを#55宜寿次が片手で押し込むスカイプレーで観客席からはどよめきと歓声が響き渡る。とはいえ、駿河台も一方的にやられるわけではなかった。粘り強く反撃を試み、点差を詰める場面も見せたが、最後まで集中を切らさなかった法大が白熱の接戦を制し、最終スコアは34-323連勝を飾った。

 

#7石川純也 選手(社会3)/トップ写真

#33 宮田怜 選手 (社会3)


選手 インタビュー

 

 中村光希 選手(経済・1年)

ーー今日の試合をふりかえって
相手のオフェンスのスピード感が映像で見ていたよりももう一段階早くて、フェイントの早さだったりとか、ボールをもらう動きが結構俊敏でそこに対応するのに時間がかかってしまって思っていたよりも手こずったかなと思います。自分たちとしてはどうしても試合の入りでキャッチミス、パスミスが多くて試合の流れが掴めなかったっていうのが前半で、後半はそこを修正してきたタイミングで点差が離れていったかと思います。それをもう少し早くできたらもっと楽に勝てた試合なのかなと思います。

ーーディフェンスでの貢献度が高かったが
後半の入りは少し自分として体が固まっていてびびっていた部分があったんですけど、一回ベンチで頭冷やして、相手を分析したら相手の間合いなどをわかった状態でフルアタックすることができたので、自分自身良い修正ができた試合なのかと思います。

ーーベンチからの声出しも印象的だったが
ウチのチームはエンジンがかかるのが遅いチームなので、そこをどうベンチ側から盛り上げるかって考えるかって考えたときに、相手のラフプレーのタイミングとかで自分たちもラフプレーで返すのではなくて、クリーンなプレーで返してチームを盛り上げていこうっていう声かけがベンチから出てなくて、それがまだチームには足りていないので先輩たちにも真似してほしいと思って声かけを積極的に行っています。

ーー一年生の活躍が目立っているが
仲いいのはもちろんなんですけど馴れ合いというよりかは練習内から厳しいことをお互いに言えるような仲の良さであると思います。

ーー次戦に向けて一言
春リーグに3点差で負けた相手なのでしっかりリベンジするために、今日のこの瞬間からしっかり準備していきたいと思います。

写真提供=法政大学体育会男子ハンドボール部
(記事  田部凌誠 真中咲輝 )

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