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【ハンド】2014関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対東海大 猛追を見せるも勝ちきれず、リーグ戦負け越し

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【ハンド】2014関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対東海大 猛追を見せるも勝ちきれず、リーグ戦負け越し

関東学生ハンドボール連盟春季リーグ戦 対東海大
2014年5月5日(月)
日大八幡山

リーグ戦もいよいよ後半戦。ここまで1勝4敗と波に乗れていない法大。相手の東海大は3勝2敗とリーグ戦順位も中位につけている難敵だ。前半は相手のDFに対応できず大きくリードを許す。後半に入り流れを引き寄せたかに思えたが、勝負所でのミスが勝敗を分けた。

攻守に活躍を見せた渡邉

試合結果

29

法政大学

13 前半 19

35

東海大学

16 後半 16

戦評

 先制点を奪ったのは法大。河本憲汰(経4)の持ち味であるステップシュートでゴールを奪う。しかし、その後は東海大の高い3-3DFの前に攻めあぐねる。すると東海大が牙をむく。法大は4連続得点を許すと、さらにピンチは続く。長谷川良介(経2)が早くも2度目の警告を受け退場してしまう。反撃に転じたい法大は遠藤由陽(経3)のミドルシュートでゴールを決めるが、相手も簡単には譲らない。互いに得点を取り合い、迎えた前半15分、東海大が退場者を出すと、法大が勢いに乗る。立野省吾(社2)のサイドシュート、坂野翔也(社4)のロングシュートで相手ゴールを脅かし、前半20分には1点差まで詰め寄る。しかし3連続失点を喫し、突き放されてしまう。終盤、再び東海大が退場者を出すも法大はそのチャンスを生かせず、6点のビハインドで前半を終える。

 後半は法大がペースをつかむ。最初の得点こそ東海大に奪われるものの、坂野の速攻や遠藤のミドルシュートで応戦する。DFでは石川雄貴(経2)をワントップに据える策が功を奏し、相手OFに攻める隙を与えない。後半10分、三度東海大が退場者を出すと、法大はそこにつけ込み3連続得点を含む怒涛の攻撃を見せる。GK柿崎雅俊(デ工2)の好セーブが法大を勢いづけ、中盤には1点差にまで迫る。しかし、またもや追いつくことができない。オーバーステップなど安易なミスから相手にチャンスを与えてしまい、4連続で得点を奪われたところで、タイムアウトを要求する。何としてでも追いつきたい法大は残り5分で3点差まで詰め寄るが、勝負所でシュートを決めきれず最後は3連続でポイントを奪われ29-35で敗戦した。

 今試合は前半の大量失点が敗戦へとつながってしまった。また相手が5度も退場者を出し数的有利な時間帯が多くあったにもかかわらず、勝負どころは弱気なプレーが目立つなど、精神面の弱さも課題である。しかしながら、後半は法大の持ち味である速攻も多く見られ、収穫もあっただろう。次戦の相手の明大は今リーグ戦で強豪・日体大と引き分けており、リーグ戦でも上位に食い込む強敵である。厳しい戦いが予想されるが、この試合で見えた課題を修正し、本来の力を出し切り勝利をつかんでもらいたい。(蟹沢陽司郎)

コメント

佐藤浩監督

 ー今日の試合を振り返って
前半は自分たちのハンドボールが全然できていない状態で点差が開いてしまいました。0-6DF(一線DF)で上から勝負しようかと思ったんですけれども、前に詰めるのが遅いときに上から入れられてしまって、またプレーの対応が遅かったがために出たところをフェイントされてノーマークにしてしまうというのが繰り返されて点差が開いてしまいました。後半からは1-5DFに変えて、相手の攻撃を早めに潰すことによって相手のミスを誘って速攻でいくようにしました。後半は、自分たちのペースではあったけれどもそこでミスが出てしまうという流れでした。

ー点差を詰める場面がありましたが
そこのポイントでミスが出てしまいました。せっかくDFをして速攻しているのにボールを持っている選手が自分でいけるのにも関わらず横にパスしたりする弱気なプレーが結局出てしまいました。いけるのにいかないでパスすると、人数が余っていたのが人数がそろってしまって攻めれないということで勝負どころだったと思います。

ーOF面ははどのようにお考えですか
攻めはやはり、相手の3-3DF(高く出ている形)を攻めあぐてねいて、実際練習はしたけれどもかなり苦しい状況になって攻めきれなかったです。しかし、それは当然わかっていたのでその対策としてDFから速攻と点を決められた後のリスタートを早くして対応できたかなと思います。ただ相手のしっかりとしたセットDFを崩し切れなかったのは課題だと思います。

ー次戦に向けて
明日の明大は日体大と引き分けていますし強いチームですので、やはりいかに自分たちのペース持っていけるかがポイントになると思います。そのためにも、今日一番の課題になった弱気になったプレーを、強気でいかないとせっかく自分たちに引き寄せた流れを手放すことになるので、そこはしっかりやってもらう形で強い気持ちを持って試合に臨んでもらいたいと思います。
 

渡邉大貴

ー今日の試合を振り返って
前半と後半のスコアを見て、前半の失点が多かったですね。ミスとかシュートの後の戻りがやっぱり全然できていなくて、失点だけ増えていくという感じでした。

ー前半は東海大の高い位置でのDFに苦しんでいましたが
ただ高いだけじゃなくて、特殊でずっとついてくるDFをしてきたのを慌ててしまいました。ある程度予想はしていたのですが、あまり対応できなかったです。

ー後半は法大のペースでしたが
ハーフタイムに最初はだらだらパスを回して、攻めるときに一気にスピードをつける緩急のあるOFをやるように平山コーチから指示があったので、それを意識してやりました。

ーDFでは石川選手を起用しうまくフィットしていましたが
以前、東海大と練習試合をした時に機能していたし、他のチームにも相性が良かったので使ってみました。結果的にもう少し早い時間から1-5DFにしても良かったのかなと思います。

ー何度も僅差まで詰め寄ったのですが
やっぱり、勝ち慣れていないというのが大きいです。自分たちの流れに持って行っても持続できないという弱い部分がありますね。良い試合をしても勝たなければ意味がないので…。勝ち方がわかってないですね。

ー渡邉選手個人としての収穫と課題はありましたか
課題はずっとそうなのですがシュートを外したり、ミスをした後の戻りです。そこを早くするというところですね。(収穫は)ないわけではないんですが、あまりパッとしないです。

ー得点へのこだわりというのはありますか
あまりないですね。チームが点を取れれば良いので、ゴールでもアシストでもチームに貢献できたらいいです。

ー次の明大戦に向けて
とりあえず勝ちます。勝たないといけないので…。入れ替え戦回避とかではなく、残りの試合に全部勝って少しでも上にいけるように頑張りたいです。

フォトギャラリー

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