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【ハンド】第5戦 文教大 昨季の屈辱晴らし後半戦へ弾みをつける‼︎  2025年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 

ハンドボール

2025年9月14日(日)
明星大学

戦評

前戦で接戦をものにした法大。折り返しとなる第5戦の相手は昨季まさかの敗戦を喫した文教大学。なんとかリベンジを果たし、後半戦へ弾みをつけたいところだ。前半から気迫のこもったプレーをみせ24-11と相手を圧倒する。後半もその勢いをとめることなく試合を進めていき47-27で試合終了。昨季のリベンジを果たしてみせた。

試合結果

トータル試合結果

47
法政大学
24 前半 11 27
文教大学
23 後半 16

秋季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 8月31日(日) 上武大学 ⚫︎32-33 駿河台大学
2    9月6日(土) 都立大学 ⚪︎34-29 駿河台大学
3 7日(日) 国際武道大学 ⚪︎34-21 駿河台大学
4      13日(土) 駿河台大学 ⚪︎34-32 明星大学
5  14日(日) 文教大学 ⚪︎47-27 明星大学
6   20日(土) 慶應大学 慶應日吉
7   21日(日) 関東学院大学 駿河台大学
8     27日(土) 明星大学 駿河台大学
9    28日(日) 青山学院大学 慶應日吉


昨季3点差で敗れてしまった相手との一戦。試合前から選手達はリベンジに燃えていた。試合開始直後わずか37秒で相手に1点を献上してしまうも、すぐさま#7石川純也(社2)がゴールを決め相手に主導権を渡さない。そんな中6分に#39石原幸樹(経済1)が前の試合に引き続き2分退場をしてしまうも、同じ一年生の#49中村光希(経済1)がポストシュートを決めチームを勢いにのせる。11分には2分退場をしてしまった#39石原がシュートを決めチームの流れを呼び込むと、そこから法大の連続得点が生まれ相手を引き離しにかかる。相手も反撃をしにかかるも夏に強化してきた法大のディフェンスを崩すことはできない。完全に流れをつかんだ法大はその後も点差を広げ続け、24-11と圧倒的な力をみせつけ前半を終える。
このまま勝ち切りたい法大は1分、#15山本航司(スポ3)がパスに反応して抜け出すと、前に出てきた相手キーパーを見てすかさずループシュートで対応。技ありのシュートで追加点を重ねる。その後も法大は空間を大きく使ったオフェンスフォーメーションを展開。ひらいたスペースに#39石原が鋭く切り込み、力強いシュートで得点。10分を過ぎると#4松尾進之介(社2)がルーズボールをカットし、すぐさま#31竹中友哉(スポ2)へパス。最後に#4松尾がそのままゴールを決める速攻プレーが炸裂し、試合の流れを完全に法大のものにする。さらに、#21青木湊良と#15山本による息の合ったコンビネーションから得点を重ね、攻撃の手を緩めない。一方のディフェンスでは、#二階堂恭世(経済2)が相手の速攻を冷静にセーブ。安定した守備で相手チームの追随を許さず、主導権を渡さない展開が続いた。試合はそのまま法大のペースで進み、最終スコアは47-27。入れ替え戦に向けて順調に白星を重ねる結果となった。

#49中村光希(経済1)/トップ写真

#24 親泊寛粋 選手 (経済4)


選手・スタッフ インタビュー

 

コーチ 櫻井孝宏

ーー今日の試合を振り返って
文教には春負けてるので絶対に負けられないという思いが全員にあって、それがいい方向にでたのかとおもいます。試合としてはウチの圧勝で終わってよく守れて全員点をとることもできたので良かったかと思います。

ーー開幕戦の敗戦について
東日本インカレで怪我人が多くでてしまって、一試合目でメンバーが大きく変わっていたことが要因かと思います。ですけど今はあまり大きな怪我はないので、このまま勝っていきたいと思います。

ーー第2戦で悪い流れを断ち切れた要因は
四年生の気合いをいれるために、1度メンバーから抜いて時間をおいて考えさせた結果、ここまである程度は引っ張ってきてくれているので今のチームができたかなと思います。

ーー4連勝を導いたキーマンは
全員ですかね。ウチはメンバー全員が点を取れるチームなので誰がといようよりかは全員でこれからも戦っていきたいと思います。

ーーチームの雰囲気も良くなったと感じるが
春は自滅するとプレイヤーから声を出すことができていなかったんですけど、秋では新しい一年生いれて、声をだすことが増えたかと思います。これは春以降の課題でもあったので継続していきたいと思います。

ーー今日で折り返しとなるが次戦からの意気込みは
一戦一戦丁寧に勝ち上がって、全勝を狙っていきたいと思います。

 

松尾進之介 選手(社・2年)

ーー今日の試合を振り返って
チームとしてはこれまで大差をつけて勝つという習慣があまりなかったので、そういう意味では今日はみんなが得点できてみんなが思うようなディフェンスができたので良かったのかなと思います。

ーー本日のプランは
前日の試合を見て分析することと、去年春怪我をしていたメンバーが復活してフルメンバーでできたので、今までの本来出せる法政の力の結果がこれだったのかなと思います。

ーー序盤、なかなか点差をひらけなかった場面で攻守どちらの面でもチームを支えていましたが
盛り上がらない時に声を出さないということは一番チームが下がっていってしまうので、技術面云々よりもまずは気持ちが下がらないようにっていうのを意識して常々やってきた結果、後半にかけてだんだん盛り上がってやっていけたのが良かったのかなと思います。

ーー春は惜しくも敗れた相手でしたがどのような気持ちで挑みましたか
めためたにしたろと思っていたなかで前半シュートを一本外してしまったんですけど、後半重要な場面で決めれたのでそこは収穫があったのかなと思います。

ーー次戦に向けて
入れ替え戦に向けてまだまだ試合は続くんですけど、ここの慶應戦も大差をつけて勝つべき相手なので、やるべきことやって、また全員得点できたらなと思います。

ーー応援してくださる方々へ
去年今年と法政大学は入れ替え戦に勝つことができなかったんですけど、まだインカレもありますので引き続き応援の方よろしくお願いします。

マネージャー 磯田杏寿 (経済・2年)

ーーマネージャーという立場から、この夏の期間を過ごし、リーグ折り返しまでの5試合を振り返って、どのように感じていますか
秋季リーグは春季よりもタイトなスケジュールになっていて土曜と日曜の連戦がほとんどになっています。そのこともあり、あっとという間に折り返し地点まで来たなと感じています。初戦は上武大学と戦い、敗戦してしまいました。幸いにも初戦は連戦ではなかったので第2戦に向けて時間があり、怪我から復帰した選手達と共に体制を立て直し、次に臨めたのは良かったです。暗い雰囲気や焦燥感を断ち切り、2戦、3戦で連勝を出来たことは皆、自信に繋がったと思います。とはいえ、やはり上武戦で反省すべき点はあります。春季リーグや東日本インカレでも同じようなビハインドの展開を何度か経験しているので良くない経験則が出てしまったと思います。ビハインドも想定内、勝利へのシナリオは確実にあるっていう雰囲気が油断を生んでしまったと思っています。チームの雰囲気をつくるのは選手だけじゃないのでそこはスタッフが危機感を煽るような立場になることも必要かなと上武戦を通じて痛感しました。

ーー現在、3年生スタッフ(マネージャー)が不在という状況が続いていますが、そのような中での活動にはどのような思いで取り組んでこられましたか
昨年度に比べ、スタッフの体制は大きく変わりました。今は人数が多くないので、昨年よりもスタッフ間の距離が近く、お互いの活動を意識し合える時間が増えたと思います。身近に感じられる分、サポートしてもらったり、したりっていう機会が増えました。個人的にはトレーナーにアイシングのやり方を教わったり、アナリストから分析ツールの使い方を学んだり、今まで通りの「マネージャーの仕事」だけに囚われずに自由に楽しく活動させてもらっています。ただ、まだ2年目なので全てのマネージャー業をこなすスキルはありません。初めての仕事に苦戦することも多々あります。でも今のチームを見れば同期がすでに試合の中心にいます。特にCB竹中やLB宜寿次は試合を大きく左右する選手です。2年生から大きな期待や責任などの重圧を抱えながら戦っています。そんな同期と比べてしまえば自分のやることは常に明確でただ目の前のものを手際よくやっていくだけなのでやれることをやるしかないなと思ってます。

ーー一部昇格に向けて「三度目の正直」ということで、残り4試合に向けての意気込みをお聞かせください
これは春季リーグ前にミーティングでも話させていただいたんですけど、私たち2年生は2部リーグにいる方が長く、1年生は1部リーグを知りません。1部を多く知る世代が居なくなってしまう前に昇格を果たしたいです。1部と2部には大きな差があります。それは実力だけではないと思っています。関東の王者を決める会場の熱気、声援は圧倒的です。2部の戦いが当たり前になっていては問題です。せっかくなので大口を叩くと、1部に復帰して1部で沢山勝てるチームにならないといけないと思ってます。ハンドボールに人生狂わされたこの部活の多くの人達はそうでもないと納得いかないはずです。以上のことを踏まえて、残り4試合とにかく勝ち、入替戦も勝ちます。今年のチームは圧倒的な勝利よりも勝利の質にこだわっていると思います。課題や目標を幹部が掲示して、対戦相手に勝つだけでなく自分たちのしたいゲームが出来るように選手たちは頑張っています。私はやはりやれることをやるだけですが、選手たちと共に悔いがないように下級生としてのラストシーズンを駆け抜けたいと思います。

ーー最後に、いつも応援してくださっている皆さまへメッセージをお願いいたします。
日頃より弊部の活動にご理解、ご協力いただきありがとうございます。もう2部の試合は見飽きた頃かと思います。あと4試合お付き合いください。来春こそ1部で試合が出来るようスタッフを含め部員一同努力します。後藤主将世代で挑む公式戦も残りわずかとなってきました。インカレまで全力で駆け抜けます。宜しければ私たちと一緒に駆けてください。よろしくお願いします。

写真提供=法政大学体育会男子ハンドボール部
(記事  田部凌誠 真中咲輝 )

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