【バレー】4年生にとって最後の大会となる全日本インカレが開幕!目指すは『優勝』 東北学院大を下し2回戦へ駒を進める /全日本大学選手権大会1回戦 対東北学院大
2025年全日本大学選手権大会
2025年12月2日(火)国立代々木競技場第一体育館
4年生にとって最後の大会となる全日本インカレがスタートした。初戦の相手、東北学院大は秋季東北1部リーグで3位の相手。負ければ引退の緊迫した初戦、第1セット序盤は一進一退の攻防が続くも、徐々に点差を広げ25-20でセットを先取。勢いそのままに第2セットも獲得した法大は、第3セットでは大胆なメンバーチェンジを行う。惜しくもストレート勝利とはならなかったが、続く第4セットは危なげなく獲得し快勝した。

試合結果
トータル試合結果
|
3 |
25 | 1セット | 20 |
1 |
|---|---|---|---|---|
| 25 | 2セット | 14 | ||
| 22 | 3セット | 25 | ||
| 25 | 4セット | 17 |
法大スターティングメンバー
| 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|
| 1 | 小竹飛斗(法4) | WS |
| 2 | 高橋慶帆(営4) | WS |
| 3 | 川波颯(文4) | WS |
| 5 | 五十嵐健人(営4) | S |
| 7 | 小田周平(営3) | MB |
| 8 | 村岡蓮斗(法3) | MB |
| 12 | 関大斗(営3) | L |
途中出場選手
| 背番号 | 選手名 |
| 4 | 渡邊秀真(法4) |
| 11 | 近江晴友(文3) |
| 15 | 鈴木叶太郎(文2) |
| 17 | 佐々木一心(法2) |
| 21 | 澤田一毅(営1) |
| 24 | 鈴木美煌(法1) |
| 25 | 林真之介(文1) |
戦評

第1セット、試合は両者譲らず10-9と一進一退の攻防からスタート。WS高橋慶帆(営4)の強烈スパイクやWS川波颯(文4)の多彩なプレーなど、得意の攻めでリズムを掴み出した法大は徐々に点差を広げていく。後半にはMB小田周平(営3)が攻撃とブロック両方で活躍を見せ、25-20でセットを先取する。
第2セットは、勢いそのままに序盤からリードを奪う。このセットから出場のWS渡邊秀真(法4)が強打を決めてチームの士気を高める。その後も止まらない渡邊は、体を張ったレシーブで5連続得点に貢献。15-8とさらに点差を広げる。その後も自分たちのペースでゲームを進めた法大は、大きくリードを保ったまま25-14でセットを連取した。
第3セットは大幅にメンバーが変更されて始まった。下級生の多いコートに向けて、主将の小竹飛斗(法4)から「気持ちで負けるな」と激が飛ぶと、WS鈴木叶太郎(文2)がスパイクを決め期待に応える。ブロックも決め10-9とするとチームは大盛り上がり。しかし相手も意地を見せ、連続得点を奪われた法大は逆転を許してしまう。中盤にはS林真之介(文1)がツーアタックを決めるなど活躍を見せるも、東北学院大の連携に敵わず22-25でセットを奪われた。
第4セット、L 関大斗(営3)のビッグレシーブから渡邊が強烈なスパイクを決め、目の覚めるような1点目からスタート。WS陣の多彩な攻撃で勢いづける。小田のブロックも随所で光り、相手の攻撃をなかなかネットを越えさせない。そのまま流れを渡さなかった法大は、25-17でセットを獲得。セットカウント3-1で勝利を収めた。
初戦で力を見せつけ、余力を持って勝利した法大。選手交代を多く用いて、今後に向けても価値のある1勝になったのではないか。長年チームをけん引してきた4年生が見せる、最後の大会でのプレーに注目したい。

インタビュー
高橋慶帆(営4)選手

ーー今日の試合を振り返って
今日は会場の雰囲気を味わうのと、チームでみんなで集まった試合が久しぶりだったので、しっかりコンビを合わせるというのを第一にやっていました。少しずつ試合をしながら改善できたのがよかったかなと思います。
ーー試合の雰囲気はどうだったか
まだあまり実感が湧いてない部分もあるので、明日からまた気を引き締めてやっていたいなと思います。
ーー全日本インカレまでの期間で意識して取り組んだことや強化したことは
パリバレーで海外でプレーしたので、高さのあるブロックに対しての打ち方というのはすごく学びがありました。(パリバレーでは)オポジットで行って、ここでやるのはアウトサイドヒッターなので違いはあるんですけど、向こうに行ってメンタリティの部分だったりも学びがあったかなと思います。
ーー最初の2試合のみの出場となったが、法大の秋リーグの結果を見て
自分は最初の2試合しか出れなくて、そのあと抜けてからは連敗は続いてはいたんですけど、最後にかけて勝率があがって、結果的に6位で上位に食い込めたのは大きなことですし、今までの中で1番いい成績でした。あとは全カレ最後自分が合流して、どう結果が出せるのかというのがカギになるので、そこは楽しみにしています。
ーー明日以降の試合に向けて
1勝ずつ勝ち上がっていけるように目の前の試合に集中して、しっかり自分たちのバレーボールを展開することを第一にがんばっていきたいなと思います。
渡邊秀真(法4)選手

ーー今日の試合を振り返って
初戦を無事勝ち切ることができて、とりあえず一安心かなと思います。
ーー体を張ったレシーブ得点につながり盛り上がっていたが
初戦で自分たちよりも格下のチームに対して、相手の流れに飲み込まれてしまって負けることもなくはない話なので、そこは自分のプレーで一気に流れが持ってこれたかなと嬉しく思います。
ーー第3セットでは後輩が多く出場する中引っ張っていたが
やっぱり、あそこで勝ちきれるチームを来年作ってほしいなと思いながらやっていました。
ーー引退のかかった試合の中、長年チームをけん引してきた同期の頼もしさはどのように感じるか
やっぱり1年生から一緒に出続けてきたメンバーなので、誇りを持ってこのチームが1番強いと言いたいと思います。
ーー明日の試合へ向けて
明日も勝って、明後日も勝って、全部勝って優勝したいと思います。
(記事、撮影:野原梨央、宮下柚華)


