第71回桂宮杯 全日本学生水上スキー選手権大会
2026年9月4日(金)
大潟村水上スキー場
4年生にとっては最後の舞台となるインカレが開幕した。3日間の競技日程が組まれている。1日目は女子団体トリックで優勝。また、男子団体スラロームも2位とアベック優勝へ向け好発進をみせた。
1日目結果
女子トリック |
優勝:1906.35点 |
男子スラローム |
2位:1835.61点 |

滑走の様子 倉益慶朗(文3)
第71回桂宮杯 全日本学生水上スキー選手権大会
2026年9月4日(金)
大潟村水上スキー場
4年生にとっては最後の舞台となるインカレが開幕した。3日間の競技日程が組まれている。1日目は女子団体トリックで優勝。また、男子団体スラロームも2位とアベック優勝へ向け好発進をみせた。
女子トリック |
優勝:1906.35点 |
男子スラローム |
2位:1835.61点 |

滑走の様子 倉益慶朗(文3)
1日目は女子トリック、男子スラロームが全て行われた。女子トリックでは、浅田ひなた(キャ4)が963.21点の高得点を記録。個人2位の活躍もあり、団体優勝を果たした。浅田は「純粋にすごくうれしい」と振り返った。
また、男子スラロームでは、先陣を切った椿宗秦(文4)が753.42点を記録。男子スラロームでチーム内最高得点をたたき出す活躍もあり、団体2位となった。椿は「最初から最後まで自信を持って滑ることができた」と語った。
この日、最後に一部が行われた男子トリックと女子スラロームが、翌日のメイン競技となる。悲願のアベック優勝へ向け、好発進を切った。
滑走の様子 倉田航佑(デザ3)
ーー優勝しての感想は
森陽耶 (経3):今までずっと女子トリックが優勝することを目標としてたので、達成できたのは嬉しいのですが、個人として課題はありました。
穐原理穂(理工4):陽耶が完走してくれて、その完走を見て「あ、自分もいけるな」と思ったのもありますし、周りの人たちが事前に「楽しんできてね」と言ってくれて、緊張というよりは、楽しく滑れました。
個人の結果としては、完走はできて悔いはないです。結果はあんまりだったのですが、最後のひなたに完走という流れをつなげられて、女子トリックが優勝できたというのがすごく嬉しかったです。
浅田ひなた(キャ4):純粋にすごく嬉しかったです。自分自身の結果もそうなのですが、本当に2人が完走してきてくれて、それでずっと女子トリックで表彰台に乗りたいというのがあったので、それが叶ったことが本当に嬉しかったです。
ーーアベック優勝への思いは
森:今年が学連において男子と女子が別で戦えるのが最後の機会で、来年からまた新しい形式に変わります。今まで男子は特に優勝してなかったですし、制度的にもアベック優勝できる本当にラストの機会なので、絶対勝ち取りにいきたいところではあります。
穐原:去年も男女アベックを目指していたのですが、去年はどちらかというと男女アベック優勝というよりは男子優勝・女子優勝のようなバラバラの雰囲気がすごく伝わってきて、その点は苦しかったところでもあります。今年は絶対に男子優勝・女子優勝じゃなくて「男女アベック」っていうのを強く掲げて、みんなで喜びたいっていう気持ちが強いです。
浅田:さっき陽耶が言ってた通り、アベック優勝できるのが最後の年で、法政としても創部の記念の節目の年になります。男子も女子もそれぞれが優勝を狙える位置にいるというのが、今年の強いところだと思うので、この機会でアベック優勝をつかみ取りたいと思っています。
ーー早朝の滑りで視界など昼間と違って来ると思うが
浅田:早朝という点に関しては、日頃の練習でも早朝から練習していますので、今回のギャップはあまりなかったです。毎大会、女子トリックが最初であることが多いので。
穐原:慣れてはいます。(笑)
ーー優勝したが、滑りとしては想定通りか
森:練習ではもう少し高い得点できていたのですが、やはり大会は自分の平均以下のものが出るなと改めて実感しました。個人としては優勝したかった思いはありますし、点数では納得していないです。大きな失敗はしなかったのでそこは肯定的に捉えてますが、悔しい思いはあります。
穐原: 自分は過去に他学年の先輩方に「何も気にせずに楽しんでね」と言われて精神的にとても救われたので、みんなが楽しんで笑顔で帰ってきてほしいと思います。

ーー今回の滑りを振り返って
四年目のインカレで緊張してたのですが、去年あと一歩のところで優勝に届かなくて。その悔しさで今年一年は水上スキーしかやってこない生活をしてきて、その積み重ねが自分の背中を押してくれて、最初から最後まで自信を持って滑ることができました。
ーースタート前に考えていたことは
緊張するのはわかっていたので、それを踏まえて楽しんで、自分がやってきたことを信じて頑張るというのを考えていました。
ーー58km成功でガッツポーズ。その時の感情は
チームとして団体で取るためには58キロの18メートルクリアがマストだったのですが、そこをしっかりクリアできて、嬉しいというかホッとしたのでガッツポーズしました。
ーー公開練習日がなくなったことについて
不安要素ではあったのですが、練習でやってきたことを信じて、あとはやるだけだと開き直れましたね。
ーーエントリー枠を任されるということは
今、水上スキー部が急成長しているのですけど、今年は4年生が2人出られなくて、それが法政の中でありえないことだったんです。その二人は本当に大好きだったので、悔しかったですけれども、その2人の分まで頑張ろうという気持ちで練習からずっとできたかなと思います。
ーー次の戎井友晴(法3)が涙。関係性は
師弟関係ですね。「ワンオンワン」という一対一で後輩の面倒を見る制度があるんですけど、戎井の担当が僕で。戎井は本当にかわいい後輩だったので、僕が成功して心から喜んでくれたんだと思います。
ーー4年生に伝えたいこと
僕自身、紆余曲折あったけど、変わらずにずっと応援してくれて、高め合ってくれて励ましてくれて、本当に「ありがとう」しか出てこないです。

ーー大学での4年間を振り返って
高校の時にフットサルで全国制覇を目指していたのですが、全国大会のベスト8で負けてしまって。大学では楽しくサークルなどをやろうと思ってた時に、水上スキーでは日本一を目指せると新歓で言われました。その時にもう一度日本一を目指したいと思い、この部に入って4年間やってきました。苦しい思いをしながらも4年間ここまで日本一を目指してやってきてよかったなと思います。
ーー再走が決まったときの気持ちは
良かったなと思いました。55キロは絶対にクリアしたかったのですが、転んでしまいました。しかし再走が認められて、ほっとしたというのが一つと、1回多く滑れているので2回目の55キロは落ち着いた状態で臨むことができました。
ーー成功させて仲間から声援が飛んだが
去年1年間怪我で試合に出場することができなくて、みんなの応援の前で滑る経験が、ほぼ1年ぶりだったので本当に嬉しかったです。最後58キロはクリアできなかったのですが、帰ってきた時にみんなが喜んでくれていて、それを見た時は本当に嬉しかったです。
ーースラローム一発勝負の難しさは
以前にやっていたフットサルのPK戦の緊張感にとても似ています。失敗したらチームが負けるので、本当に一回しかないという場面の気持ちの作り方は高校の時からずっとやってきていたので、自分のルーティン通りにやるという感じです。
ーー水上のコンディションによってどのように変わるのか
水の綺麗さや透き通ってる純度でも、板がどれぐらい回るかや、スピードの出やすさが変わってくるので、一発勝負への対応も含めて、この4年間で色々な場所で練習してきました。その結果が出てよかったです。
ーーアベック優勝の価値とは
水上スキー部では、創部70年以来、女子の優勝は2度果たしているのですが、男子の優勝を一度も達成していなくて。来年から男女混合という形式になるのですが、この創部70年で男子の優勝をしていないのは全大学で法政大学だけです。今年が最後のチャンスですので、70年の悲願で、男子優勝と女子優勝というアベック優勝の価値はとてもあると思っています。
ーー主将への想い
主将の戸谷 (圭太、 グロ4)は本当に熱い男で、1年生の時は水上スキーを楽しむという部員が多かったのですが、自分は日本一を取りたいという気持ちで入ってきて、1年生の中ではちょっと浮いていました。それでも戸谷だけは一緒に日本一を取りたいという話を1年生から帰りの電車でずっと話していました。4年間365日ずっと日本一を一緒に目指し続けてきた主将なので、本当に感謝しています。このチームをここまで作ったのは間違いなく戸谷です。法政の最後の出走者が戸谷なので、戸谷のジャンプで日本一を決めて一緒に報われたいなと思っています。

(取材・撮影:山田竣矢、辻原駿介)
水上スキー部の活躍は公式インスタグラムにも掲載しています。インスタグラムはこちらから