第78回 関東学生フェンシング選手権大会
2026年9月29日(火)
駒澤オリンピック公園 屋内球技場
関東インカレ2日目は、男女フルーレ団体、男子サーブル個人、女子エペ個人が行われた。
男子フルーレ団体は見事優勝。男子サーブル個人では茶野友秋(営3)、山口李世(文3)がともに表彰台に入り、翌日に控える団体戦へ大きな弾みをつけた。
女子フルーレ団体は準決勝で惜敗したものの、3位決定戦で堂々たる戦いぶりを見せ3位入賞。また、女子エペ個人では高山桐(デザ4)が3位入賞を果たした。

男子サーブルで準優勝を果たした茶野友秋(営3)
マッチレポート
大会2日目、男女フルーレ団体、男子サーブル個人、女子エペ個人が行われた。
男子フルーレは見事優勝とお家芸種目での本領発揮となった。昨年度、学生タイトル4冠と圧倒的な強さを見せた男子フルーレだが、今年度は思うように振るわず、リーグ戦や学生王座決定戦では明大に優勝を譲るなど悔しい結果が続いていた。「今年度初めての優勝を取ることができてひと安心しています」と鎌田晃成(営3)が安堵の様子を見せたように、昨年のタイトル保持による重圧を乗り越えて掴み取った今回の優勝だった。
また、女子フルーレは3位と健闘。準決勝の日大戦では激しい乱打戦となった。序盤から劣勢を強いられる展開だったが、終盤にかけて点差を徐々に縮めることに成功。最終9試合目を終えた時点で27-27となり、サドンデスへもつれ込んだ。まさに文字通りの「1本勝負」という緊張感の中、最後は思い届かず涙をのむ形となり、3位決定戦へ回った。3位決定戦では堂々の勝負を見せ、見事勝利。今年度、法大勢で唯一2冠を達成しており、今大会で3冠がかかっていたものの、惜しくも達成はお預けとなった。女子フルーレ陣は「悔しい」と口を揃えるなど悔しさをにじませたが、山田ひなた(国4)は「インカレで頑張る糧だと思って前を向いています」と頼もしく語った。残るインカレで優勝し、3冠達成なるのか。残り1か月でのさらなる進化に期待がかかる。
男子サーブルでは、茶野友秋(営3)が2位、山口李世(文3)が3位と、3年生男子サーブルコンビが揃って表彰台入りを果たした。今大会、茶野は「(大学)1年生ぶりにこうしてメダルを取ることができて本当に嬉しい」と笑みをこぼした。男子サーブル個人はベスト4が法大と慶大のみと両校のハイレベルな争いに。茶野は「今日は最後、慶応のアンカーには勝てませんでしたが、試してみてハマる部分がいくつかあった」と振り返り、山口も「戦っていい流れを作れた場面もあった」と両選手手応えを感じていた。今季、タイトルを阻まれてきた慶大を相手に、翌日の団体戦ではどう戦うのか注目だ。
女子エペ個人では、高山桐(デザ4)が3位入賞を果たした。「優勝を目標にしていたので悔しい気持ちはありますが、学生の大会では初めてのベスト4なのでうれしい気持ちもあります」と悔しさをあらわにする反面、今大会での成長に喜びも見せた。今大会に向け、「今まで負けてきた試合をたくさん見て、自分の苦手なところを克服できるように努めた」と技術面に磨きをかけ、見事につかんだ表彰台。翌日に控えている団体戦での躍進にも期待したい。
この日は全種目で表彰台入りを果たすなど、法大の勝負強さが光った。大会3日目以降の法大フェンサーたちの戦いぶりからも目が離せない。
(記事:山鳥優里)
試合結果
男子フルーレ団体
| 順位 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | 法政大 |
| 2 | 明治大 |
| 3 | 中央大 |
女子フルーレ団体
| 順位 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | 日本体育大 |
| 2 | 日本大 |
| 3 | 法政大 |
男子サーブル個人
| 順位 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | 茶野友秋(営3) |
| 3T | 山口李世(文3) |
| 5 | 伊藤遼志(営2) |
| 50 | 瀬戸俊之典(文1) |
| 53T | 望月蒼空(2) |
| 55 | 五十嵐瑠珂(社1) |
女子エペ個人
| 順位 | 選手名 |
|---|---|
| 3T | 高山桐(デザ4) |
| 9 | 足立悠(国3) |
| 14 | 金森朱咲(文4) |
| 24 | 大高姫菜(法1) |
| 43 | 宮下真奈(人1) |
※試合の詳細は公式リザルトよりご覧ください。(青い部分をクリックしていただくとHPに移動いたします。)
大会の様子は スポーツ法政新聞会公式インスタグラム からご覧ください。
選手インタビュー
男子フルーレ

ーー今日の試合を振り返って
上出桐(営2=鹿児島南):前回あった王座決定戦などと比べると緊張せずに臨めたのでよかったかなと思います。
関本祐大(営3=開新):中央大学戦で、足を引っ張ってしまって周りの3人の選手ががカバーしてくれたので、感謝しています。
鎌田晃成(営3=鹿児島南):今年度初めての優勝を取ることができてひと安心しています。試合内容は1回戦からきつかったですが、最後にみんなで勝ち切れたのでこれをインカレにもつなげたいです。
福田亮介(営4=大垣南):自分はインカレに出られなくて最後の試合でギリギリの試合だったんですけど、勝ち切れたのですごくよかったです。
ーーこの夏強化してきたこと
福田:練習時間を30分伸ばして、王座の時はポイントがみんなつかずにすごく点差をつけられて負けてしまったので。30分伸ばしたことで練習時間が伸びてみんないい練習ができたのかなと思います。
ーー接戦時の戦い方の意識は
福田:接戦の時は、自分がエースでやってきたので。勝ったら自分がヒーローになれるのでそれしか考えてなかったです。
ーー個人戦と団体戦の意識の違い
鎌田:個人戦は自分1人なので自分のペースで試合を進められるんですが、団体戦だとチームの流れを自分のプレーで崩してしまうこともあれば、自分のプレーでチームが上がることもあるのでとにかくいい雰囲気を常に保てるように意識しました。
ーー今後の目標
福田:自分はインカレ出られなくて、インカレに出るみんなにはカンカレ、インカレで優勝してほしいです。最後の団体戦が全日本団体で4年間優勝したことないので、そこでは優勝したいです。
茶野友秋(営3=法政二)&山口李世(文3=法政二)

ーー試合を振り返って
茶野:予選プールから調子が良くて、トーナメントからも継続していい調子で迎えられました。相手にポイント取られた時も1回自分を見つめ直してうまく試合展開することができたので、決勝はできませんでしたが、明日の団体に向けて2位で終われてよかったです。
山口:予選は動きが良かったですが、トーナメント1回戦、2回戦があまり良くなくて。そこで修正してしっかり決勝懸けまで進むことができたので良かったんですが、やっぱりまだ課題が多いので、明日の団体ではそこ払拭できるように頑張ります。
ーー結果について率直な気持ち
茶野:大1の時からメダルは取れてなかったので、1年生ぶりにこうしてメダル取ることができてほんとに嬉しいです。
山口:今回も優勝を狙っていましたが、決勝まで行くことができずに終わってしまったので、インカレでは決勝まで行けるように頑張ります。
ーー個人戦ではベスト4に慶大勢が2人入る展開となったが、翌日の団体戦に向けて特に意識したことなどあれば
茶野:練習時も慶應大の独特のステップは意識してやってみたところがあって。今日は最後、慶応のアンカーには勝てませんでしたが、試してみてハマる部分がいくつかあったので、明日の団体で発揮して勝てるように頑張りたいと思います。
山口:茶野くんと同じにはなりますが、河野(碩資、1年=慶大)と戦っていい流れを作れた場面もあったので、それは明日は団体で出せるように皆で話し合って頑張りたいと思います。
ーー同じ高校で同期だが、互いに意識していることなどは
茶野:別に何かお互いに意識し合っているのかについて話すことはないですが、周りから「2人ってライバルみたいだよね」みたいなことを言われたりするので。普段からお互い刺激し合って練習できてるので、本当に良き仲間でありライバルかなって思います。
山口:やっぱり周りからライバルと見られることが多いので、だからこそ練習でも、高め合って、レベルの高い、質の良い練習ができているので、それは本当にありがたいことだし、ずっと一緒にやってきてるので、団体などでも何も気を遣わずにチームとして戦えるので、いい関係だなと思っています。
ーー団体戦を控えているが意気込みなど
茶野:もう4冠の可能性がなくなったので、自分たちが改めてチャレンジャーだっていう意識を持って、1個ずつ着実に勝って、必ず優勝したいと思います。
山口:前回の団体の反省をみんなで活かして、関カレ優勝してインカレにつなげ、そこでも優勝できるように頑張ります。
女子フルーレ

後日掲載予定です。
高山桐

ーー今日の試合を振り返って
優勝を目標にしていたので悔しい気持ちはありますが、学生の大会では初めてのベスト4なのでうれしい気持ちもあります。
ーーこの夏強化してきたこと
負けた試合はいつも同じような感じで、自分の攻撃に対して切り返されてやられるのが今まですごく多かったので。そこをまずは切り返されてもいいように1歩目を仕掛けて2歩目で取るだったり近くなったら入っちゃうなど、今まで負けてきた試合をたくさん見て自分の苦手なところを克服できるように努めました。
ーーそれは発揮できたか
全体的に、戦う相手も何度かやった相手が多かったので、狙われているなとは感じました。試合全体としてこの夏やってきたところが今までは取られていたんですが、得点源になっていたかなと思います。一方で最終的には自分のシングルで取るという攻撃力の足りないところが出た試合だったのでそこは今後、シングルを取れる技を磨いていきたいです。
ーー明日の団体に向けて意気込み
リーグ、王座と準優勝で優勝にはあと一歩及ばなかったので、今度こそは優勝できるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。
ーー今後の目標
インカレの出場権も獲得して、学生最後の試合となるのでインカレももちろん優勝を目指します。団体戦も明日も残っていますし、個人・団体どちらも優勝目指して頑張っていきます。
(取材・撮影:山鳥優里、田中心之佑)
⇩以下の記事もあわせてご確認ください(青字をクリックしていただきますと記事に移動いたします。)
| 関東インカレ記事 | |
| 1日目 | |


