東京六大学野球2026秋季リーグ戦 対慶大
2026年10月3日(土)、10月4日(日)
神宮球場
開幕カードの早大戦で勝ち点を奪取し好スタートを切った法大は、立大1回戦で勝利を収め、雨天順延で行われた2回戦は終盤に追いつき引き分け。さらなる雨天の影響もあり、立大3回戦は消化できないまま慶大戦の決着後に実施される運びとなった。春の王者・慶大との大一番、立大との運命の3回戦、血の法明戦と過密スケジュールが続くなか、法大はまずこの慶大とのカードに全てをぶつける。ここでは、慶大の戦力と法大の注目選手を紹介する。
春の王者との大一番を制することができるか!
ドラフト上位候補左腕の攻略なるか
慶大の第1先発として予想されるのは渡辺和大(4年=高松商)だ。弊会のリーグ戦直前取材では法大の野手陣がこぞって名前を挙げ、主将・藤森康淳(営4=天理)も「六大学で1番良いピッチャー」と語った。最速151キロを誇る左腕は、今秋のドラフトでも上位候補に挙がる。昨季は7勝&防御率1.28で、ベストナインと最優秀防御率に輝きチームを完全優勝に導いた。全日本大学野球選手権、侍ジャパン大学代表と貴重な経験を積んだ渡辺の攻略なくして優勝はない。

最速151キロを誇る渡辺
さらに、広池浩成(4年=慶應)ら好投手が控えるなど投手陣の層の厚さも強みだ。開幕4連勝で勢いに乗る慶大。強力投手陣に対し、法大打線がいかにチャンスをものにできるかがカギとなる。
超強力打線相手にリベンジなるか
一方の打線はここまで1試合平均6.5得点。中でも一宮知樹(2年=八千代松陰)の活躍が光り、立大1回戦では本塁打を放つなど長打力を発揮。打率もここまで.353とチームの中核を担っている。さらに小原大和(4年=花巻東)もここまで打率.500と驚異的な数字を残し、高アベレージの選手が揃い、厚みのある打線を形成している慶大。昨季は3試合で20失点を喫し、勝ち点を奪われたことで優勝を逃した因縁の相手に、今季こそ強力打線を抑えられるか。法大投手陣の踏ん張りが重要となる。
「ここぞ」で輝く副将・土肥 大一番で流れを変える一打を

代打の切り札・土肥
初勝利を挙げた右腕に注目
法大のキーマン2人目には、昨季リーグ戦デビューを果たした菅井颯(営3=日大山形)を挙げたい。昨季は主に2戦目の先発を任され、チームの勝利に貢献。
今季初登板となった早大3回戦では、2番手としてマウンドに上がるも3失点と悔しい幕開けに。しかし、立大1回戦では先発を任されると、5回を1失点に抑える好投を披露し、自身リーグ戦初勝利を挙げた。さらに立大2回戦ではクローザーとして登板。2奪三振で三者凡退に抑えるなどの活躍を見せている。
菅井の存在は、慶大打線に挑む法大投手陣にとって大きな力となるだろう。自身が「注目してほしい」と語ったポーカーフェイス。重要な局面でも冷静に慶大打線を封じ込めるか。投球はもちろん、その表情にも注目したい。

安定感のある投球が魅力の菅井
春の王者・慶大との大一番、法大は総力を結集して勝利をつかめるか。立大戦、そして法明戦へと続く戦いに弾みをつけるため、強敵・慶大から勝ち点を奪いたい。
(記事:田中心之祐、山田竣矢)


