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【テニス】関東学生テニストーナメント大会 4日目 男子シングルス3回戦、ダブルス2・3回戦、女子シングルス4回戦レポート

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【テニス】関東学生テニストーナメント大会 4日目 男子シングルス3回戦、ダブルス2・3回戦、女子シングルス4回戦レポート

関東学生テニストーナメント大会3日目 
男子シングルス3回戦、ダブルス2・3回戦、女子シングルス4回戦
2014年5月8日(木)
有明テニスの森公園

強風が吹き荒れる中行われた大会4日目。女子シングルスは4回戦を、男子は単複ともにインカレをかけた3回戦までが行われた。女子部主将の水沼はベスト8の座を、男子はインカレへの切符を手にすることができたのか。

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勝利の瞬間、ガッツポーズをみせる杉本

試合結果

 

男子シングルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
杉本椋亮(社3) 6-1,7-6(4) 田中亮寛(亜大) 
竹内遥丞(社4) 6-4,6-0 澁田大樹(明大)
大友優馬(スポ3) 6-0,6-1 熊倉周作(明大)
小村拓也(経3) 6-0,7-6(6) 奥田圭都(明大)
大塚拳之助(経4) 7-5,7-5 梶修登(早大)
中島佑介(スポ3) 4-6,3-6 弓立祐生(明大)

女子シングルス4回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
水沼茉子(スポ4) 6-1,6-4 本郷未生(山学大) 

 

男子ダブルス2回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
小林理久(スポ3)・長田和典(スポ2) 6-3,5-7,10-7 田中亮寛・橋本大貴(亜大) 

  *ファイナルセットはスーパータイブレーク制

男子ダブルス3回戦

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
中島佑介・塚越雄人(経2) 3-6,3-6 河野優平・栗林聡真(早大) 
 松森裕大(社4)・大友優馬 7-5,6-4 松浦延慶・桑原貫太(上武大)
杉本椋亮・山田晃大(社2) 5-7,2-6 井上善文・近藤大基(慶大)
小林理久・長田和典 3-6,4-6 大城光・小堀良太(早大)

戦評

 前日、法大勢インカレ出場一番乗りになった水沼に続き、今日の試合では多くの選手にインカレ出場決定の嬉しい報告が相次いだ。
 力を見せつけたのは男子シングルスだ。第4シードの大友はまさしく圧巻のプレー。完璧なサーブ&ボレーで試合を支配し、6‐0、6‐1と完勝し、3回戦突破、およびインカレ出場の切符を手にした。大友とともに法大シングルスを支えるもう一人の柱である竹内もしっかり相手の出方を伺い、終始安定した試合運びで勝利を収めた。その他にも杉本、小村はともに第2セットを苦戦するも、タイブレークの末、相手を撃破。主将・大塚は相手との粘り合いをしっかりと制した。しかし、中島は昨年の春関で敗れている明大の弓立に再び屈し、3回戦敗退となってしまった。それでも、5人が4回戦、すなわちベスト16に進出。5人が残ったのは大学別に見ても法大が一番多く、「シングルスの法大」の力は見せつけた。
 女子で唯一残っているのが水沼である。前日、同校対決となった江見との熱戦を制した勢いそのままにこの日もストレート勝ち。これで2年連続のベスト8進出を決めた。

 苦戦を強いられたのがダブルスである。中島・塚越ペアはサービスゲームをキープできない苦しい展開。なんとかブレイクで食らいつくも、徐々に相手のペースに呑まれてしまいストレートで敗れてしまった。小林・長田ペアは大会4日目にしてようやく登場。ここまで試合が延びた鬱憤を晴らすがごとく、初戦となった2回戦をスーパータイブレークで勝利を収めた。しかし、その2時間後、すぐさま始まった3回戦ではポイントを先に失い、追いかける展開が続き、セットを落とす。2セット目も同様な立ち上がりでなんとか追いつくも最後再び突き放され、ここで万事休すとなってしまった。そんな中でも4回戦に進むことが出来たのが松森・大友ペア。圧倒的なサービスゲームの強さを武器にストレート勝ちを収めた。

 インカレ出場という一つの春関の山を迎えた4日目。ここまで残った選手は各大学ともに難敵ばかりである。明日からはベスト8、ベスト4を懸けた試合が展開される。上位シード、躍進を遂げるルーキー、そして各大学のエース級がぶつかり合う。水沼は慶大エースと初のベスト4を争う。大友、小村は絶好調のルーキー、竹内はライバル慶大の高田、大塚は第3シード古田を破った早大・松崎、杉本は王者早稲田の主将、大城とそれぞれ激突する。春の王者を決める戦いはますます熱さを増していく。(芳野史征)

試合後の選手のコメント

小村拓也(白熱したスーパータイブレークを制す!)

―今日の試合を振り返って
インカレで一回やっていて、そのときもファーストは簡単に取って、セカンドで競って、といった感じで、インカレのときは落としてファイナルにいっちゃたんですけど、それには絶対ならないように思っていて、セカンドで絶対締めよう、と思って、なんとかタイブレークを制して、よかったです。

―4‐5で相手のサービスゲームをブレイクするなど粘り強さがありましたね
風が強いのもあって、いつもだったらもっと攻めるんですけど、それを抑えて、ミス待ちっていうと守り勝ち、って発言にはなるんですけど、できるだけ守りながらも攻める、というか難しいですけど、それをやっていこうと思っていました。風が強いのが一番なので、ミスするのを抑えようと思ったら、ゲーム取れたのでそこはよかったです。

―タイブレークはリードしながらも一度追いつかれて、でもまた振り切る展開でした
リードはこっちがしていたので、相手の方がその分はプレッシャーがあったと思うんですけど、ラリー戦続けて、相手が最後の最後でミスというのがあったので、大分助かったんですけど。それを入れられるとまだ分からない結果だったので、それはまたインカレ行ったときに生かして、そうならないようにしたいです。勉強になりました。

―インカレ出場が決定しましたがお気持ちはどうですか
ほっとしたのが第一ですね。その中でもまだ春関終わってないので、次は1年生の大和田君なので、プレッシャーなく打ってくると思うので、そこをなんとか3年目の気合でねじ伏せて次に進みたいと思います。

―この春関に向けて取り組んできたことはありますか
サーブですね。どうしてもサービスゲーム落として、ブレイクされて負けるパターンが何度もあったので、サーブを重点的に練習して、特に松村助監督に色々教えていただいて、それを今回試しています。ここまでサーブの調子は悪くないので、それはまた今後続けてやっていきたいです。

―春関の今後への意気込みお願いします
インカレは決まったので、後は優勝目指して頑張ってやっていきます

小林理久・長田和典ペア(2回戦は勝利したものの3回戦で敗れる)

―今日の2回戦の試合を振り返って
小林:サービスキープができていて、主導権が自分たちに常にあった気がして、セカンドは落としたんですけど試合全体としては自分たちのダブルスができたかなと思います。
長田:サービスが調子悪かったんですけど、競った場面で思い切りいけたのでそこが勝ったかなと思います。

―昨日試合予定でしたが、調整は大丈夫でしたか
小林:そうですね、昨日は待機してたのでテニスしてないんですけど、精神的にはそんなに気落ちしてないです。
長田:ダブルスであたる人のシングルスが見られたりして、分析できたのでやれなくてもよかったかなって感じでした。

―3回戦を振り返って
小林:サービスキープがファーストセットは一度もできなくて、自分のサービスゲームですごく苦しんで。今日の第一試合ではそこから流れを作れていたので、それができなかったのが苦しかったです。
長田:すごく調子よくてガンガン攻めたんですけど、攻めて攻めてやっと来たチャンスボールを、まあ攻めてよかったんですけど、ミスが多かったので、決めきれればよかったなと思います。

―連続で試合でしたが
2人:体力的には大丈夫でした。

―風が強かったですが影響はありましたか
小林:結構ありましたね。いい方向にも、もちろん悪い方向にも影響があったので、それを考えてプレーしました。
長田:僕は風が強かった方がよかったです。サーブの調子が悪かったので、遅く打ったのが風で流れていったのでありがたかったです。

―今後について
小林:インカレの本直か予選かを決める試合があるので、まずそこで絶対決めて、インカレで昨年以上の成績を残したいなと思います。
長田:サービスキープとチャンスボールを決められるように頑張りたいと思います。

松森裕大・大友優馬ペア(法大ダブルスで唯一べスト8進出)

―今日の試合を振り返って
松森:今日がインカレの本直を決める大事な試合だったので、緊張しましたけど要所をしめて勝てたのでよかったです。ほっとしてます。
大友:シングルスもダブルスも勝てて嬉しく思います。シングルスは昨日ファイナルセットまでいってしまいましたが、今日は6-0,6-1というスコアで簡単に勝てたのでよかったです。ダブルスはキープキープが続く緊迫した展開でしたが、最後に勝ちきれたのが嬉しかったです。

―特に序盤だと思いますが、サーブのリターンに苦しんでいるように見えたのですが
2人:いつもリターンは思いっきりやって、サービスゲームをキープしながら1回ブレイクするのが僕たちのダブルスだと思うので、最後の大事な場面でブレイクできてよかったです。

―春関の目標は
もちろん優勝です。

―次の試合に向けて
松森:しっかり勝って法政代表として優勝できるように頑張ります。
大友:インカレの本直が決まったのでこのあとは第4シードという責任を感じていけるところまで戦い抜いていきます。シングルスも第4シードで、あと2回勝たないとシード守れないのでそれに次はルーキー相手というのもあるので3年生の僕としては、負けられないし、絶対に負けられない戦いがここにありますね。

フォトギャラリー

  • 14 05081勝利の瞬間、ガッツポーズをみせる杉本
  • 14 05082法大シングルス二枚看板のうちの一人、大友
  • 14 05083もう一人のエース、竹内
  • 14 05084大塚もインカレを決める
  • 14 05085ダブルスのエース、松森(右)・大友ペア
  • 05086タイブレークを制し、4回戦進出を決めた小村
  • 05087水沼は2年連続のベスト8
  • 05088小林(右)・長田ペアは惜しくも3回戦敗退
 

 

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