【バドミントン】春季リーグ戦開幕直前! 選手インタビュー(女子編)
2015年4月9日(木)
法政大学市ヶ谷キャンパス総合体育館
チームの主力であった4年生の選手が引退し、今年度から窓場由加奈(人4)を主将とする新体制となった女子バドミントン部。昨シーズンは一昨年に続き、春季リーグ戦と東日本インカレで2冠を達成するも、チームの目標であった4冠(上記2つのタイトルに加え、秋季リーグ戦、及び全日本インカレ)を防衛することはできなかった。
今回は、新体制で再び4冠を狙う女子バドミントン部の練習に密着、取材を行った。
窓場由加奈主将
ーまずは、昨シーズンを振り返って
樋口帆渚実 (営4)
―一昨年は4冠達成、昨年は悔しい結果でしたが
改めて昨年を振り返って四冠したときは、なにもかもうまくいっていて、気持ちの面でも余裕があったので、絶対に負けないという気持ちがありました。けれど去年は、絶対に負けられないですし、相手も向かって来ると同時に、自分たちは向かっていくというより追われる立場で、受身になりすぎていた部分がありました。技術云々よりも気持ちの面で押されていて、最後の場面でも勝てるのに押し負けてしまったというのがありました。
―樋口選手自身の結果について
個人としては一昨年のインカレは3位で、決勝で法大同士戦いたいという思いがあったのですが、昨年は法大対決が実現できたのでよかったです。大学に入る前からそれを目標にしていて達成できましたし、内容もファイナルまで行けて満足しています。
―昨年1年間で成長したと思える部分は
今までは竸っている場面や勝っていながらも相手に追い上げられた時に、いつも焦ってしまう。勝っているのにそこから逆転されてしまうパターンが結構あって、負ける相手じゃないの負けてしまうというのが多かったのですが、成長できた部分としては、そういう時に落ち着いて相手の勢いをかわせるようになったところです。例え追いつかれても冷静に戦えるようになったので、そこからは負けることはなかったです。我慢強くはなりました。
―最上級としての役割は
理想としては、チームとして一本勝たないと後輩たちも”自分も頑張らなくちゃ”という気持ちにならないと思うので、結果として負けたとしても、負け方というのはすごく大切で、姿で見せるじゃないですけど、一生懸命さを後輩には伝えられたらいいです。声だけじゃなく姿で引っ張っていきたいです。
―新入生の印象は
若いですね(笑)。必死さが伝わってきますね。自分も大学に入ったときの気持ち、初心の気持ちじゃないですけど、がむしゃらに頑張っている姿をみると刺激を受けますね。
―チーム全体の印象について
良くも悪くも元気がいいので、それをいい方向に生かしていきたいです。本当に元気はいいのですが、切り替えだったり、メリハリがつけられていないのでそこはしっかりしていきたいです。そこをしっかりできれば絶対に負けないチームになると思います。
―雰囲気は
昨年は強い先輩たちがいて確実に2本を取っていてくれていたので、それに何とかして私たちが1本取らないといけないという必死さがあったと思います。今年はみんなが確実に1本取れるというチームではないので、一人一人の責任感というも変わってきます。
―大学最後の年、自身の進路にもかかわるシーズンですが
昨年は良い成績を出しているだけに、今年も下手な試合はできないです。結果はどうであれ、内容というのもこだわっていきたいです。自分のもっているプレーをだして後悔なく終われたらいいです。
―今シーズンの意気込みは
チームとしては、4冠というのが今までは当たり前に目標にしていたのですが、先輩たちが抜けて、それも決して簡単なことではないです。まずは4冠というよりは目の前の大会で優勝する、一つ一つですね。最初は春リーグで優勝して、徐々に上げていけたらなと思います。
個人としては、誰と組んでも自分のプレーをだして、最後は4年間やりきったと思える、後悔のないようにしたいです。
―最後に春季リーグに向けて、一言
優勝します!!
上野亜実(人3)
酒瀬川美波(国3)
―昨年を振り返って
昨年は4年生に頼っているチームでした。戦力が変わった今年は、一人一人が勝っていかないとチームが勝てないと思うので、頼っていた部分を「自分たちが勝つ」という気持ちに変えてやっていかなければいけないと思います。
―「戦力が変わった」とおっしゃいましたが、新戦力である1年生選手の印象は
新入生は入ってきたばっかりですが、努力もするし頑張っています。それを見て、上(の学年)が負けないようにやっていこうと思えますね。
―中でも一目置いている選手は
勝俣莉里香(営1)ですね。まだ力は無いですけど、練習も頑張っているので、伸びていくかなと思います。
―新学年になってご自身の役割に変化は
昨年では団体戦でもあまり出場するチャンスは無かったのですが、去年の4年生が卒業したことでチームの状況が一気に変わりました。それによって自分も団体に出場するチャンスが出てくると思うので、ちゃんと自覚をもって勝ちに行きたいです。
―去年の自分と今の自分で「ココが変わった」
去年まで、自分は粘って我慢して点数を取るタイプでやってきたんです。でも、この2年間プレーしてきて、それだけでは上(のレベル)で通用しないということがわかったんです。なので今は、コート内でのスピードを上げることと、相手のミスを待つだけではなくて自分から攻めて点数を取りに行くことに集中して練習しています。
―ライバルは
試合で当たる選手は全員ライバルなので、目の前にいる相手は倒していきたいです。
―憧れの選手は
もう引退してしまったのですが、廣瀬栄理子さんです。フットワークとかスピードに憧れます。
―窓場主将はどんな選手ですか
責任感やキャプテンとしての自覚もありますし、プレーでチームを引っ張って行こうとしてくれる選手です。自分たちはそれについていきたいですね。
―春のリーグ戦の抱負をお聞かせください
試合に出させてもらえれば、全部勝つ気持ちでいきたいです。自分が勝つことでチームが優勝できるよう、貢献したいです。
―目標としている大会は
10月の全日本(全日本学生バドミントン選手権大会)の団体戦で優勝することです。
―今年の抱負をお聞かせください
チームの目標は、春リーグ、秋リーグ、東日本インカレと、全日本インカレの4つのタイトルを全て取ることです。個人的には、インカレでベスト4に入ることです。
―応援してくださる方々へ向けて一言
自分たちは、応援して下さる人たちがいるからプレーできていると思うので、そういった方々への感謝の気持ちをもって全力で頑張っていきたいです。
宮浦玲奈(国2)
―法政大学で練習を始めて一年が経ちましたが、いかがですか
高校と違って先生やコーチが管理してくれるわけではなくて、自分たちでできることは自分たちでしていかなければならないというところは、この一年で特に学べたところであり、大きな違いだと感じました。
―昨年のご自身の成績について
年上の強さを感じたというか、インカレに対する気持ちの強さが足りなかったと思います。周りの選手はみな年上か同い年ですが、そこが少し力不足だったかな、気持ちの部分で負けていたかな、と思います。今年は同じことを繰り返さないようにしたいです。
―印象に残った試合は
年上の選手とのあるダブルスの試合です。良いところまで試合をもって行けたのに、最終的には、(接戦で)勝つところがうまかった向こう(相手)に負けてしまって。でも、あの試合で自身が持てたところがあったので、その試合が一番印象は大きいです。
―新入生が入りましたが、印象は
若々しいなと(笑)
―1つしか変わらないですよ?(笑)
1つしか変わらないですけど、やっぱり大きな違いだと思います。自分的には、高校生と大学生では結構な年の差があるように感じるので。なので、若々しいなと(笑)
―1つ学年が変わることで役割りが変わったりはしますか
1年生の仕事が、2年生になることで新1年生に回して、今度はしっかり指導をしていかなければならない立場になりました。
―教育係にまわるということですね
はい、そうです。
―窓場主将はどんな選手ですか
出身高校が同じなんですけど、責任感がすごく強くて、勝ちに対する意識が他の人よりも上に行っているところがあるので、頼れるキャプテンでもあり、頼れる先輩でもありますね。
―去年の自分と今の自分で「ここが変わった」
去年は4年生が強くて頼りっきりのところがあったのですが、その4年生が抜けてからは誰かに任せるのではなくて、「自分たちがしっかり勝つぞ」、「自分がしっかり勝つぞ」という風に考えるようになりました。例えば団体戦では自分が個人でトップに行って、団体でもトップで勝つ。勝ちに対する意識は変わりました。
―ライバルは
春リーグ(関東学生バドミントン選手権大会)の出場大学・選手はみなライバルだと思っているので、全てに勝ちたいです。
―その春リーグの目標を
春リーグはどこの大学が勝つかわからない状況になっているので、そこでも「法政が勝つ」っていう意識をもって全勝したいです。
―その「全勝」に必要なことは何でしょう
練習のときと同じように、変わらずにやることですかね。
―今年、目標としていらっしゃる大会は
春秋リーグ、東日本(東日本学生バドミントン選手権大会)、インカレ。出る試合全部です。
―今年のチーム全体のスローガンのようなものはありますか
「緊張感を持って練習する」でしょうかね。
―応援してくださる方々に一言
これからも応援よろしくお願いします!
フォトギャラリー
- 今年度の女子バドミントン部の布陣
- 窓場由加奈選手
- 樋口帆渚実選手
- 上野亜実選手
- 酒瀬川美波選手
- 宮浦玲奈選手