【アメフト】春季オープン戦 対慶大 失点するも強豪に勝利!
2015 春季オープン戦
2015年5月5日(火)
富士通スタジアム
ここまで開幕2連勝で勢いに乗っているトマホークス。今回の相手は昨年の秋季リーグで激闘を制した慶大。得点こそ許したものの開幕3連勝を飾った。
試合結果
トータル試合結果
64 | 10 | 1Q | 0 | 27 |
---|---|---|---|---|
13 | 2Q | 7 | ||
20 | 3Q | 7 | ||
法政大学 | 21 | 4Q | 13 | 慶応義塾大学 |
戦評
強い日差しの中、慶大のキックオフで始まった1Q。リターナーのWR恒吉幸紀(営4)が自陣7ydsから敵陣41ydsまでのビッグリターンで初回から会場を沸かせた。QB鈴木貴史(法3)からWR小島太郎(営4)へのパスが決まり15ydsのビッグゲインを獲得するも、その後パスが決まらずそのまま4thdownでFGをきめ、3点を追加。慶大にはなかなか攻撃を許さずパントに追い込む。その後法大はランとパスでゲインを重ねていきWR山田一輝(法3)がTD。FGを試みるも決まらない場面もあったが、守備ではSF石神宇貴(営3)がインターセプトを決めるなどし、10-0で1Qを終える。
続く2Q、1stdownを更新していき、WR小島のランプレーもあり開始2分27秒でWR細谷海斗(文3)がTD。しかし17-0と点差がひらいた直後慶大にTDを決められてしまう。さらにQB鈴木がQBサックされてしまう場面などもあったが、慶大に1stdown更新をなかなか許さない法大は、K谷澤隼人(スポ4)の安定したキックでFGを2回決めて23-7で3Qへ。
K#6谷澤のキックで流れを掴む
法大のキックで始まった3Q、開始早々18秒で慶大にキックオフリターンTDを決められ、23-14と点差をつめよられてしまう。しかしその後RB廣澤達也(デ工4)のランで16ydsのビッグゲインなど攻撃を重ね、4thdownでFGに見せかけQB鈴木がランでTDを決める。さらにWR小島がQB鈴木からのパスをキャッチし50ydsのTD。守備ではLB寺林翼(文1)がQBサックを決めるなどし、3TDを決めた3Q。着実に点差をつけ、4Qへ。
流れをつかんだままの法大は、4Q開始1分41秒でQB鈴木からWR高津佐隼矢(キャ1)へのパスが成功しTD。さらに得点を追加する。攻守交代直後、DB横井謙介(営1)がインターセプトを決め、慶大に攻撃権を与えない法大は、QB鈴木からのパスでWR奥津良介(文3)がTD。58-14と更に点差を広げる。ここでQBが鈴木から樺山へ。序盤はなかなかパスが成功しなかったものの、DB西山孟(理工1)がインターセプトを決め迎えた試合終盤は確実なパスをつなげWR奥津がTD。最後の最後に慶大にパントブロックリターンTDなど2TDを決められてしまうも、64-27と大差で慶大に勝利した。
宮川主将の「0点で抑えたかった」との言葉通り快勝とはいかなかった今試合。同じTOP8の相手に対し負傷者も多く出し、フィジカル面で課題が残った。次節、大東大は格下の相手だが圧倒的な力で勝利を収めて欲しい。(藤原直美)
選手たちのコメント
宮川周平
―今日の試合を振り返って
2Q、4Qの際の部分でミスが多かったので、そういう部分にこだわっている自分らだからこそもっとよくしていけたらなと思います。
―相手に27点取られたことについて
0点でいこうと考えていたので、そこは本当に恥ずかしいですね。
―キックでの得点が多くみられましたが
陣内で取りきれないことや、3rddownで相手を止めきれない部分で弱さが見えたと思います。
―2Q途中で負傷退場されていましたが
相手選手と接触してしまって、でももう大丈夫です。今までの相手とは違いTOP8の相手なのであたりも激しくて、そういう部分で消耗したんで秋ではもっと対応できればなと思います。
―TOP8の相手として意識したことは
秋季リーグ戦と同じ気持ちでいこうとは思っていました。慶大さんはKG(関学大)や早大とも試合をされているので。
―次節大東大に向けて
毎試合そうなんですけど、相手が強いからどういう試合をしたいとかではなくて、自分らが勝つためにどんな試合をしなければいけないのかを考えているので、やれることを毎試合やるという気持ちで挑みたいです。
谷澤隼人
ー今日の試合を振り返って
四年生として、個人だけじゃないということが大きいのを感じました。ユニットを見なきゃいけない立場なので、キックでミスが多かったのは不甲斐ない結果だったと思います。
ー四年生としてチームはどのようにまとめていますか
Kなので皆と同じことをやるっていうのはないんですけど、全体として、やらないから言うんじゃなくて、言わなきゃいけないこともいっぱいあると思います。誰か言わなきゃいけないとなったら、自分だったらK全体に声かけというか指摘をしています。
ー出場機会の多い試合でしたが、Kとしてどのような印象を受けましたか
結局自分との勝負なので、力まないキックがどれだけできるか、練習通りのキックがどれだけできるかですね。皆と違って、誰かに当たって力で勝つとかではないので。自分の心で勝たないといけないので。今日はその面では、昨年よりは成長できたかなと思います。
ー同リーグの慶大と戦ってみてどうでしたか
結局は相手じゃないので、どこが相手だろうとやることは変わらないです。TOP8ということで負けられない戦いだったので、その面では勝てたので良かったと思います。
ー次戦に向けての意気込み
毎週試合があるので、いかに自分に勝てるか。体のコンディションだったり、心のメンテナンスをしっかりやっていきたいです。
細谷海斗
-今日の調子はどうでしたか
よかったと思います。今日の練習でパスキャッチが安定していて、ボールの感覚も良くてスムーズに身体は動きました。練習したことで生かせた部分もありましたが、個人的にはブロックが課題だと感じました。
-どんな気持ちで慶大戦に挑みましたか
出場したら自分ができることをしようという気持ちでいて、パスがきたら確実にキャッチして少しでも進もうと考えました。
-相手の印象はどうでしたか
あんまり意識していなかったです。しっかり練習していれば勝てない相手ではないと思ったので、普段通りやろうと思いました。
-どんな試合展開を予想してましたか
相手の29番(李卓)が上手いので、OF同士で点を取り合うんだろうなと思ったので、その分たくさん取らなきゃいけないなと思いました。太郎さんや同期、後輩らWRみんな上手くてレシーバーとしては勝てると思ったので、点を取れればいいなと感じていました。
-チームとしての役割
目立ったプレイができないので、太郎さんのように一本持っていくよりは、自分は確実に仕事をこなしていく役割だと思います。
-これからの課題は
まず一つ目がブロックです。他にもボールをキャッチしてからスピードを出すことが課題です。
-これからの抱負は
日々の練習が大事になると思うので、1日1日の練習を大切にして、試合で力を発揮できればいいかなと思います。
奥津良介
ー今日の試合を振り返って
慶応ということで、top8昨年3位だったので緊張もありましたが、自分的にはいい雰囲気で迎えられたので良かったと思います。
ーどのような試合展開を予想されていたか
こんなに点数に差がつくと思っていなかったのですが、ところどころでミスがあったので結果はあまりよくなかったですね、個人的には。
ー相手の印象はどうだったか
スピードが速い相手に対してブロックできていなかったので、そういう部分をこれから意識しようかなと思っています。
ー今日の自身のコンディション
ばっちりだったと思います。
ー次戦にむけて
相手はそこまで強いわけではないですが、日本一を目指チームとしてしっかり意識してやりたいです。
フォトギャラリー
- 高身長を生かしキャッチを量産するWR#81小島太郎
- 豪快に走り抜けるRB#21廣澤達也
- 鉄壁のDF陣
- ランプレーも得意なQB#12鈴木貴史
- 頼れるキャプテンSF#2宮川周平
- 圧倒的存在感のOL#55居澤輝一
- TDを決めたWR#88細谷海斗
- 後半出場のQB#5樺山大資