【陸上】第94回関東学生対校陸上競技選手権大会 展望
第94回関東学生対校陸上競技選手権大会
2015年5月14日(木)~5月17日(日)
日産スタジアム
いよいよ明日から関東学生対校陸上競技会選手権大会(以下関東インカレ)が始まる。
今年の法大陸上部はどんな活躍を見せてくれるか。
エントリー選手一覧
種目 | 選手名 |
---|---|
男子100m | 大瀬戸一馬(3)、西垣佳哉(4)、長田拓也(3) |
200m | 大瀬戸、長田、川辺隼也(1) |
400m | 猪口悠太(4)、伊藤健太(3)、矢野琢斗(3) |
800m | 中村彩人(3) |
1500m | 福田兼士(1)、坂東悠汰(1) |
5000m | 足羽純実(3)、矢嶋謙悟(1) |
10000m | 中村涼(4)、足羽 |
ハーフマラソン | 佐藤和仁(4)、藤井翔太(4)、細川翔太朗(2) |
110mH | 里地勇飛(4)、金井大旺(2)、川島滉平(2) |
400mH | 岡田壮平(4)、濱井涼介(3)、中矢光一(2) |
3000mSC | 阿部泰久(2) |
走高跳 | 小川僚太(2)、芋川駿(1) |
走幅跳 | 高野恭平(4)、佐久間滉大(1)、松添基理(1) |
三段跳 | 酒巻陽平(2) |
砲丸投 | 高橋剛志(3)、香山勇輝(4) |
円盤投 | 沖見拓真(1) |
やり投 | 望月雄太(2) |
4×100mR | 西垣、大瀬戸、長田、川辺、平山裕太(1)、村瀬翔太(1) |
4×400mR | 猪口、岡田、伊藤、矢野、本間大介(2)、片山雄斗(1) |
女子400m | 川端涼夏(4) |
100mH | 鈴木美帆(1) |
400mH | 川端 |
4×100mR | 川端、内山恵梨子(2)、吉武志織(2)、斎藤杏里彩(1)、鈴木、田中芹奈(1) |
4×400mR | 川端、内山、吉武、斎藤、鈴木、田中 |
※数字は学年です。
展望
いよいよ、明日から第94回関東学生対校陸上競技選手権大会(以下関東インカレ)が始まる。
短距離陣の注目はやはり大瀬戸一馬(スポ3)だろう。大瀬戸は先日行われた世界リレー選手権大会(以下世界リレー)で日本代表として出場し、銅メダルを獲得している。大学短距離界では同じく代表であった桐生祥秀(東洋大)の実力がずば抜けているが、2番手争いは混戦だ。大瀬戸と同じく世界リレーに出場した谷口耕太郎、200mで好タイムを持つ直木雅文ら中央大勢、織田記念で桐生を破ったケンブリッジ飛鳥(日本大)、東京六大学陸上で優勝した小池(慶應大)などライバルは多いが、結果を残せるだろうか。
金井大旺(スポ2)は110mHでは昨年のアジアジュニアを制しているが、この大会では決勝で失格となっている。今季はけがで出遅れているが、リベンジを果たし、表彰台を獲得できるか。
400mHでは濱井涼介(社3)が成長を見せている。先日行われた法大記録会で50秒代をマーク。決勝進出、表彰台も十分狙えるタイムを残している。
そして最も優勝が期待されるのがリレー種目だろう。男子4×100リレーは昨年日本リレー選手権を大会新記録で制した。そのメンバーから冨田智(14年度卒)が抜けるが、西垣佳哉(スポ4)、大瀬戸、長田拓也(経3)と3選手は残るため、今年も大きな期待が懸る。また新たに入るメンバーにも注目したい。1年生3選手がメンバー入りしているが、岩壁杯で3走を務めた村瀬翔太(経1)が有力か。ライバルとなるのは桐生擁する東洋大、選手層の厚い中央大、早稲田大だろう。昨年日本一の意地を見せられるか。
男子4×400リレーは昨年関東インカレ、全日本インカレで予選落ちとなったが、日本リレー選手権では2位に入った。メンバーに大きな変化はないが、今年こそ決勝進出、表彰台を獲得して欲しい。加藤修也を擁する早稲田大は強敵だが、どこまで迫れるか。
昨年の関東インカレの大瀬戸(手前)と西垣。100mとリレーで活躍が期待される。
長距離陣ではエースと言われる足羽純実(現3)が10000mと5000mにエントリー。2週間前に行われた日体大記録会で自己ベストをマークするなど、好調を維持している足羽。強豪校のエース級の選手が多くエントリーする中でどこまでの走りを見せられるか。6月に行われる全日本大学駅伝の予選会に向けて、今回の10000mの記録は1つの目安になるだろう。
ハーフマラソンには主将の佐藤和仁(スポ4)、藤井翔太(経4)、細川翔太朗(経2)がエントリー。3年連続の出場となる佐藤は目標である入賞に挑む。細川は2月の神奈川マラソン、3月の立川シティマラソンとロードで結果を残している。今大会は初出場となるが、上位に食らいついてもらいたい。
六大学陸上で柳(早大)と競る足羽。他大学のエースとどこまで渡り合えるか。
フィールド競技の注目はやはり走幅跳だろう。世界ジュニア5位の実績をもつ佐久間滉大(スポ1)は高校を卒業したばかりの選手ながら、大学でもトップクラスの記録を持つ。1年から優勝も十分狙えそうだ。また同じく1年の松添基理(スポ1)も東京六大学陸上を制するなど、存在感を放っている。ルーキー2人が学生跳躍界に旋風を巻き起こすか。
女子では昨年の関東インカレで活躍した川端涼夏(スポ4)に注目。400mでは優勝、400mHでは3位と好結果を残した川端。ラストイヤーは2種目制覇が期待される。
また今年は久々にリレーにも出場する。リレーもやはり川端が中心となるか。他大学の壁は厚いが、どんな走りを見せてくれるだろうか。
今年は昨年までとは違い、4日間連続での開催となるため、選手には疲労も心配される。そんな中でどんな結果を残せるだろうか。法大の選手達の活躍から目が離せない。(佐々木岳)