【バドミントン】関東大学バドミントン春季リーグ 男子入替戦 対帝京大 3-0の完勝で1部残留を決める!
関東大学バドミントン春季リーグ 男子入替戦
2015年5月10日(日)
千葉商科大学体育館
先週閉幕したリーグ戦で最下位となった男子は入替戦で帝京大と対戦。2部で優勝し勢いがある相手に対し、苦戦も予想されたが結果は3-0の圧勝。見事、1部残留を果たした。
試合結果
トータル試合結果
法政大学 3 |
– |
帝京大学 0 |
試合結果
試合 | 試合詳細(後者が対戦相手) |
---|---|
第1シングルス | ○西川裕次郎2-0河野大地(21-15,21-12) |
第2シングルス | ○桐田和樹2-1加藤一郎(21-15,17-21,21-17) |
第1ダブルス | ○藤野琢人・西川裕次郎2-0伊佐勇希・森田努(21-17,21-17) |
※3マッチ先取の規定により第1ダブルスで試合終了
戦評
マッチカウント3-0の完勝で1部残留を果たした。
第1シングルスを任された西川裕次郎(社2)は1ゲーム目開始早々、6連続でポイントを取られる苦しい立ち上がりとなる。しかし、その後は甘い球をすかさずスマッシュで決め点を奪っていくなど、ミスの少ない安定したプレーを披露。見事、第1ゲームを先取する。次の第2ゲームもうまく相手を動かしてミスを誘いながら点を奪い、21-12と危なげなく2–0で勝利した。
続く第2シングルスの桐田和樹(経1)は第1ゲーム、決め球をネットに引っかけず確実に入れていき、さらに相手のアウトで点を積み重ねて21-15で終える。しかし、第2ゲームは相手の調子も上がり、前後左右に振られ、体勢を整えながら打ち返すことができない展開となる。結局、17-21でこのゲームを落としゲームカウントを1-1とされてしまう。ファイナルゲームでは中盤、1点1点の取り合いが続く。そして、15-15の場面で試合が動いた。相手のミスでポイントを連続で取り、そこから流れを最後まで持っていくことに成功。21-17でなんとか踏ん張りきることができた。
ここで勝負を決めたい場面で第1ダブルスに登場したのは藤野琢人(経3)・西川ペア。第1ゲームは競った展開になるも、最後はしっかりと攻めきって21-17と先取する。第2ゲームは立ち上がりで6ポイント連取し勢いをつけようとするも、すぐに追いつかれ10-11でインターバルに入る。後半ミスが続くも、最後は落ち着いてショットを決めストレート勝ちを収めた。
今日の試合は1部の強さを存分に発揮し、力の差を見せつけた。今季は西川などの下級生が奮闘した。関東、東日本インカレでは主将でエースの佐野拓磨(経4)が完全復活し、万全のチーム編成で秋季リーグ、インカレで今年こそ優勝をもぎ取ってほしい。(羽根田萌)
監督・選手インタビュー
須賀隆弘監督
-今日の試合を総括して
私もコーチも学生も入替戦という試合は初めてなので、どういう雰囲気で、どれくらいプレッシャーがかかるか分からない状況でしたね。ですが、その中で執念とプライドを持ち試合に臨んだ結果が3-0の勝利に繋がったと思います。
-監督自身初めての入替戦を振り返ってみて
試合に出る選手たちの顔を見たら案外落ち着いていたので、正直なところ大丈夫な気持ちはありましたね。
-リーグ戦が終わって1週間足らずで入替戦に入りましたが以前仰っていた改善点などはどうでしたか
技術云々ではなくて、意地とプライド、執念を持ってやるしかなかったので…。気持ちの部分だけをしっかり伝えてきましたね。
-では、監督がリーグ戦終わって選手に伝えたことが今日の勝利に繋がったということですよね
そうですね。
-桐田選手が入替戦という局面で、大学初勝利を挙げましたが…
彼はこれまでのリーグ戦も4試合出ている中でいい試合もあったんですけど、なかなか勝てなかったので…。ですが、入替戦のプレッシャーの中で相手も大きい選手でやりにくかったと思うなか、勝てたというのは彼にとってすごく大きな糧になったと思いますね。
-帝京大とは昨春のリーグ戦で対戦しましたが、監督自身から見て変わったと思った点はありましたか
以前のほうが勢いがあったように思いましたね。
-来月から個人戦ですが関東インカレに向けて監督から一言お願いします
秋に繋がる大事な試合なので、一人でも多くが優勝を狙って多く勝てると思ってますので、頑張っていきます。
藤野琢人
-今日の試合を振り返って
みんなが法大のプライドを持って一人一人臨んだ結果、3-0という形で勝ち残留できて嬉しかったです。また、自分が出る立場として、(試合で)1本取って貢献することができ、とても嬉しく思いますし誇りに思っています。
-シングルスで連勝後に出番が回ってきましたが、緊張などはありましたか
気持ち的には余裕だったんですけど、やはり入替戦ということもあり、少し緊張もありましたね。
-リーグ戦とはやはり感覚は違いますよね
そうですね。リーグ戦の時はのびのびできたんですけど、今日は引いてしまった部分もありましたね。
-自身としては初めてダブルスで帝京大と戦いましたが、印象などは
相手が知り合いでプレースタイルなどを知っている部分があったので、その面に関しては自分の試合の展開などを組み立てることができました。それに、チームで戦っている自分らからすれば法大は負けることはないという思いがあったので、その気持ちでやりましたね。
-次の関東インカレに向けて
個人戦という一人の中の戦いになるので、今度はチームとしてではなく、自分のために結果を残していきたいです。そして、それが自然と法大の力になるかなということを信じて戦っていきたいです。
西川裕次郎
ー残留を決めたお気持ちは
リーグ戦では優勝を目指していて、入替戦を戦うというのは全く良いことではないです。これから秋に向けて優勝を目指して一から頑張ろうと思います。
ーシングルスを振り返って
気持ち的には結構引き締まっていました。戦ってみて、自分のプレーができ始めたら、冷静に相手を見ることもできました。たぶん実力も全然違ったと思うので、点差が開いたら余裕が出てきて、しっかりゲームメイクをすることができたのだと思います。
ーダブルスを振り返って
藤野さんと組むのはもう最後かなという感じでした。なので、チームもだけど自分たちもしっかり勝って終われるようにという思いで頑張ることができました。
ー今の部員にとって入替戦というのは初めての経験だったと思いますが、チームの雰囲気はいかがでしたか
リーグ戦が終わって結構皆落ち込んだりしていたのですが、出る人が気持ちを切り替えていけたのでこういう試合になったのかなと思います。
ー今後の試合に向けて
インカレ優勝を目指しているチームなので。このままでは絶対にダメなので、何かを変えて東日本、秋リーグ、インカレにつなげていけるような練習、雰囲気作りを自分たちでしていきたいです。
桐田和樹
-今日の試合を振り返って
リーグで全敗して迷惑をかけた分、今日は先輩たちにちょっとでも取り戻せたらと思って臨んだ試合で、最後勝って良かったです。
-何か作戦などは立てていましたか
相手が大きかったのであまりスマッシュを打たせないようにしようと思いましたが、あまりそこまで上手くいかなくて戸惑う部分もありましたね。ですが、相手にがっついてなんとかしのげたかなと思います。
-相手の加藤選手の身長が高かったのですが、その点について苦戦した部分はありましたか
低いロブなどを打つと角度のあるスマッシュが入ったので、もっと高く上げたら良かったかなと思いました。
-はじめに連続で4ポイント取られていましたが
自分は連続得点や連続失点のどっちかが多いので、あまり意識はしていなかったです。
-焦りはありましたか
ファイナルゲームはやはり負けられないということで焦りましたが、相手もミスが多かったのでなんとか勝てました。
-ファイナルゲームまでもつれましたが、やはり2ゲーム目で終わらせたい気持ちはありましたか
やっぱりそうですね。2ゲーム目は無理に攻めて攻めて打っていたので、回されて自分がミスしてしまいました。
-関東インカレに向けて
出場する試合は今日みたいな気持ちで絶対勝つように頑張ります。
フォトギャラリー
- 藤野(写真奥)・西川(写真手前)ペアが法大の残留を決めた!
- シャトルを返す西川(写真手前)と後衛の藤野(写真奥)
- 桐田は第2シングルスで粘りのプレーを見せた
- 初勝利を喜ぶ桐田
- シングルス・ダブルス両方で勝ちを収め、活躍を見せた西川
- 今後の西川にはさらなる期待がかかる
- 部員の応援がチームを鼓舞した
- 試合終了後に円陣を組む男子バドミントン部の部員たち