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【卓球】平成27年度春季関東学生リーグ 対埼工大、日大 まさかの連敗で2部降格決定。

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【卓球】平成27年度春季関東学生リーグ 対埼工大、日大 まさかの連敗で2部降格決定。

平成27年度春季関東学生リーグ 対埼玉工業大、日本大
2015年5月16日(土)
所沢市民体育館

ここまで全敗と苦しんでいた法大。
1部残留をかけ、今日からの3連戦をなんとしてでも勝利したかったが、埼工大と日大に連敗。2部降格が確定した。

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2部降格が決定し肩を落とす

埼工大戦・試合結果

トータル試合結果

 2

法政大学

2

シングルス

3

4

埼玉工業大学

0

ダブルス

1

 

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 村井桂(国3) 3-1(11-4、10-12、11-7、11-2) 宝利

2

矢野雅大(法1) 1-3(10-12、11-8、9-11、5-11) 千葉
3 南波裕輝(営2) 2-3(11-7、11-8、3-11、7-11、5-11)
4 尾留川竜貴(法4)・松崎友佑(営4) 0-3(8-11、10-12、9-11) 花木・千葉
5 藤森文人(法2)
3-1(11-6、7-11、11-4、11-6) 稲嶋
6 尾留川 0-3(5-11、9-11、4-11) 花木
7 大槻周瑛(法1) 神山
 

日大戦・試合結果

トータル試合結果

2

法政大学

2

シングルス

3

4

日本大学

0

ダブルス

1

試合結果

  勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 南波 2-3(9-11、6-11、12-10、11-9、9-11) 福田

2

矢野 3-1(12-10、11-5、6-11、11-2) 町口
3 村井 3-0(11-9、11-7、13-11) 後藤
4 村井・藤森 1-3(12-10、2-11、9-11、4-11) 後藤・南谷
5 大槻 1-3(11-13、6-11、11-8、9-11) 南谷
6 藤森 1-3(7-11、5-11、11-2、7-11) 渡邉
7 尾留川 大塚
 

戦評

 開幕4連敗でリーグ前半を終え、巻き返しを図りたい法大。折り返しに当たる今日の第1試合は、今年から1部に昇格した埼工大が相手だ。昇格1年目にして強豪中央大に勝利しているだけに、油断できない対戦となった。
 
 1番で登場したのは、今季リーグ戦無敗の村井桂(国3)。第1セットを危なげなく奪うと、第2セットは中盤まで競った展開に。すると終盤、相手のサービスエースや自身のミスで4連続失点。デュースまで持ち込むも粘りきれずこのセットを落とした。しかし第3、第4セットは攻めの卓球で相手を抑え込む。得意のサーブからの3球目攻撃などで確実に得点し、3-1で勝利した。
 続いて矢野雅大(法1)が2番で出場。第1セットは先にセットポイントを取るも、デュースに持ち込まれそのまま2失点。第2セットでは得意のカットで相手のミスを誘い粘り勝ちした。しかし、その後は競り合いで踏ん張りきれず、相手の勢いに飲まれてしまい1-3で敗退した。
 3番は未だ勝利のない南波裕輝(営2)。2セットを先取し、初勝利まであと1セットとなる。しかし第3セット、1-1から連続で点を奪われると流れは埼工大に。後半の追い上げを振り切ることができず連続でセットを落とし、またも初勝利はお預けとなった。
 ダブルスには尾留川竜貴(法4)、松崎友佑(営4)が出場。流れを引き寄せたい法大だったが、ラリー戦ではドライブがオーバーするなどミスが響き、相手の勢いを断ち切ることができない。その焦りがさらにミスを生み、最後まで相手のペースから脱せられずストレート負けを喫した。
 後がない法大。5番には今年好調の藤森文人(法2)が出場。何としても負けられない藤森は、第1セットで4-6から7連続得点。ラリー戦で相手のミスを誘い、浮いたボールを確実に仕留め、11-6でこのセットを奪った。第2セットこそ打ち合いに粘れず連続失点で落とすものの、その後は流れを完全に引き戻す。激しいラリー戦では果敢に攻め、スマッシュを確実に決めるなどの気持ちを全面に出したプレーを見せ、3-1でこのゲームを終えた。
 そして6番にはキャプテン尾留川。勝利して次に繋げたいところでの登場となった。序盤、打ち合いから相手のミスで得点。流れは法大かと思われたが、終盤に相手の返球が良いコースをつくと、そこから連続失点し5-11で第1セットを終える。その後も自身のミスから失点を重ね、第2、第3セットを落としストレート負け。1部に上がり、勢いに乗る埼工大に最後まで食らいつくことができなかった。(菅野響子)
 
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埼工大に破れ、後がなくなる。 
 

 埼工大戦に敗れ、1部残留へ向けて後が無くなり迎えたこの日の第2試合は日大戦。勝つしかない中で1番手は先ほどの試合に2-3で敗れ惜しくも初勝利を逃した南波。相手は1年生の福田修也だったが、いきなり2セットを連取されてしまう。しかしその後の第3,4セットは積極的なプレーを見せ、連取しフルセットに持ち込む。最終セットでは両者の激しい打ち合いとなるが、わずかに及ばず2-3で敗戦。またしても待望の初勝利はお預けとなった。
 2番手はカットマンの矢野。1セット目の序盤はカットのタイミングが合わず5-10と追い込まれるが、タイミングが合いはじめると怒濤の7連続ポイントによる大逆転でセットを奪う。第2セットも流れに乗り簡単に奪ったが、3セット目は逆に相手の強打に押されて失ってしまう。しかし、次のセットでは調子を取り戻し3-2で勝利。今季2勝目を手にした。
 続く3番手は今季全勝中の村井が登場。日大のエース後藤との対戦で接戦が予想されたが、その期待は良い意味で裏切られた。試合が始まると、得意のサーブに加え、レシーブも冴え渡り2セットを連取する。3セット目はデュースにこそもつれるが、サーブとレシーブを的確に決めて、ストレートで勝利。日大からリードを奪う。
 ダブルスは初めてペアを組んだ村井・藤森の2人。1セット目は果敢に攻めて、デュースの末奪取に成功する。だが、2セット目以降は急造ペアの影響が出たのか、細かいミスが目立ち連続で3セットを奪われ、後藤卓也・南谷将哉ペアに1-3で敗れてしまう。
 勝ち越したい5番は大槻。1年生同士の対決となった南谷との試合は厳しい展開となる。相手の速い卓球になかなか対応できず、1、2セットを奪われる。1セットを返して反撃ののろしを上げたが、最後は相手に1-3で力負けしてしまう。
 後のない6番には先ほどの試合で絶好調だった藤森。そんな藤森だったが相手の渡辺大地のプレーに大苦戦し、2セットを奪われてしまい絶体絶命に。しかし気持ちを切り替え迎えた3セット目は人が変わった様に躍動する藤森。11-2で圧倒する。試合時間が3時間を越えたため2台進行となり、隣の台で7番の尾留川が先に勝利を決めたため、この試合に勝てば今季初勝利の法政。チームの期待を一身に背負って藤森が4セット目に臨む。しかし、相手の勢いを止めることは出来ず、惜しくも敗戦を喫してしまった。これにより、法政大学の2部降格が決定。選手の目には悔し涙が浮かんでいた。(石川大悟)

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試合後、涙する藤森

選手コメント

尾留川竜貴 主将

―本日の試合を振り返って
雰囲気は悪くなかったんですけど、特に1試合目は勝ちたいという気持ちが強すぎて、それで少し力んでしまってあのような形になったのかなと思います。

―1試合目のシングルスの相手の印象は
何回かやったことあったんでが、前回負けていたので思い切ってやっていこうって思ったんですけど、相手の勢いが強くて、僕がその雰囲気にのまれてしまい自分が受け身になっているところに相手が向かってきたので、技術というかそういう気持ちの面が敗因かなと思います。

―ダブルスの方はいかがでしたか
ダブルスも勝ちたいという気持ちが強すぎて力んでしまいました。自分たちのプレーができれば勝てる試合だった相手だと思うんですけど、力んでしまったのがもったいなかったなと思います。

―本日はどのような気持ちで試合に臨まれましたか
自分たちは後がなかったので、昨日の夜の時点で、みんなで死ぬ気で勝ちにいこうというミーティングをしました。雰囲気はかなり良くて、出足もかなりいいスタートをきれたんですけど、1つの試合とかですぐ流れが変わってしまうので、そういう大事なところをものにできなかったのがかなり痛いと思います。

―日大戦の前になにかチームに声はかけられましたか
隣で駒沢が試合してて駒沢が勝ったのがわかったので、自分たちは勝たないと降格だったんですけど、誰が取るとかじゃなくてみんなで誰でもいいから4点取ろうという気持ちと、出る人も出ない人ももっとチーム1つになって最高のパフォーマンスをしようという風にみんなには伝えました。雰囲気は良かったんですけど、結果があと一歩たりなかったかなと思います。

―日大戦は初めてダブルスのペアが変わりましたが
自分が本当に足引っ張っていたので、今勢いのある村井選手と藤森選手を起用しようということで。勢いはあったんですけど、やっぱり初めてということもあって力が入ってしまっていました。ペアが変わる前に自分たちが1勝でもしとけばこういう風にペアが変わることはなかったので、自分が勝てなかったのが悪いかなと思います。

―リーグ戦の前にこのペアの練習はしていたのですか
してなかったです。ペアが変わることは想定されていたんですけど、必ず自分が絡んでいたんで、自分がダブルスでないということは想定外でした。

―2部降格が決まってしまいましたが
本当に悔しいんですけど、もう決まってしまったので、とりあえずインカレで昨年のベスト4という結果を保てるようにすることと、2部に落ちてしまったので必ず秋は1部にあがって、また来年みんなにいい思いをさせてあげたいと思います。

―明日の最終戦に向けて
明日はみんな楽しんでもらえればいいかなと思います。

 村井桂

―今日のシングルスは全勝でしたが良かった点は
バックハンドが得意な選手との対戦だったので、フォア前にサーブを集めて
バックハンドでレシーブさせないようにしたことと自分から攻めていけた点です。

―今日はダブルスでの出場もありましたが、感想は
リーグ戦で初めて出場でしたし、初めて組んだペアでの試合だったので
戸惑いはありましたし、思い切り出来た反面荒削りになってしまい、ミスが重なって
接戦をモノにすることが出来なかったと思います。

―今日の敗戦で2部降格が決定しましたが
今は気持ちの整理がつかないです。ただ、7月にインカレがあるので、
昨年のベスト4という成績を越えられるように努力していきたいです。

―最後に明日の意気込みは
2部降格が決まって消化試合となるのですが、その中でもしっかりと
自分の力を出せるように頑張ります。

藤森文人

 ―2部への降格が確定してしまいましたが
去年先輩方が一部残留をしっかり決めてくれたのですが、その伝統を破る形になってしまい、キャプテンの尾留川さんを2部に下げさせてしまったのでその責任は重く感じています。

―日大戦ではご自身の試合結果がチームの勝敗に直結する形(同時進行により、第7シングルスの尾留川選手が先に勝利)でしたが、プレッシャーはありましたか
僕はダブルスを落としていたので、シングルスは勝たなければいけないと頭が真っ白になったというか…。何も入らなくなってしまって、本当に尾留川さんが勝ったのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

―今シーズン初のダブルスでの出場について
ダブルスはあまり得意ではなくて、村井さんと結構練習していましたんですけど、試合では全然合わなくて緊張してしまい、先輩の足を引っ張ってしまったので申し訳ないと思っています。

―強打で押すプレイが印象的ですが、今日の試合では達成できましたか
埼工大戦では、キャプテン(尾留川選手)に2試合出てもらっていたので安心感がありました。僕は向かっていくだけだったので気持ちが楽だったんですけど、日大戦ではダブルスで落としてしまい真っ白になってしまって、僕が取らないとという気持ちが強くなり、自分の良いプレイが何も出せなかったです。

―現在の法大に足りないところは
キャプテンの2試合と村井さんの1試合に頼りすぎてしまっていたので、あとの4人がしっかりもっと練習して強くなれば、法大も強くなると思います。

矢野雅大

―埼工大戦を振り返って
1番に思うことは、その試合で自分が負けの原因を作ってしまったというのが悔しいです。

―日大戦を振り返って
自分はなんとか勝つことが出来たんですけど、チームは負けてしまって、結果的にはもう2部降格が決まってしまったので、自分は勝ったんですけど、変な気持ちというか、どうにもならない気持ちですね。

―2部降格が決まりましたがチームの雰囲気は
それでも最後まで試合はすると思うので、あと1試合を戦い抜いていこうと思います。

―残りの試合への意気込みを
勝ち負け関係なく自分の最高のパフォーマンスをして、すっきり終わりたいと思います。

フォトギャラリー

  • 2015051612部降格が決定し肩を落とす
  • 201505162シングルスで無敗中の村井
  • 201505163埼工大戦では迫力のプレーを見せた藤森
  • 201505164埼工大戦、尾留川はストレート負け
  • 201505165南波はあと一歩のところで初勝利ならず
  • 201505166日大戦で勝利したカットマン・矢野
  • 201505168ダブルスでは初めて組むペアで勝負に出るも敗戦
  • 201505167中央大戦以来の出場となった大槻は接戦を演じるの破れる
 

 

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