【ボクシング】第68回関東大学ボクシングリーグ入替戦 対中大 1部残留を決める!
第68回関東大学ボクシングリーグ入替戦
2015年7月18日(土)
神奈川県立体育センター
1部最下位となり、入替戦を戦うことになった法大。試合は苦しみながらも法大が見事勝利し、1部残留を手にした。
試合結果
トータル試合結果
5 法政大学 |
4 中央大学 |
試合結果
階級 | 勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 |
---|---|---|---|---|
LF | ○ | 木村尚貴 | 3-0(30-27,30-27,29-28) | 及川雅人 |
F |
○ | 竹原毅 | 3-0(29-28,29-28,29-28) | 下永誉斗 |
B1 | ● | 中嶋健太 | 1-2(29-28,28-29,27-30) | 川浦龍生 |
B2 | ○ | 田中風雅 | 2-1(29-28,28-29,29-28) | 岩渕雄介 |
L1 | ● | 黒田虎之介 | 1-2(28-29,28-29,29-28) | 三代大訓 |
L2 | ○ | 鎌田稔生 | 3-0(30-27,29-28,30-27) | 村田勝彦 |
LW | ● | 中原隆太郎 | 0-3(27-30,27-30,28-29) | 岡澤セオン |
W | ● | 加藤直 | 0-3(27-30,27-30,28-29) | 河口周悟 |
M | ○ | 森脇唯人 | 2-1(29-28,30-27,28-29) |
栗栖陸生 |
戦評
関東1部リーグ最終戦から1週間がたち、ついに1部2部入替戦を迎えた。1部残留に向け、何としても負けられない戦いの相手は2部王者の中大。昨年、一昨年の入替戦に続き3年連続での顔合わせとなった。
まず、先陣を切ったのはライトフライ級の副主将・木村尚貴(営4)。木村は相手との距離を適度に保ち、カウンターを狙った攻撃を展開する。落ち着いた戦いぶりで1Rから着実にリードを奪っていく。終盤までペースは落ちず本人も納得の試合で、結果は3-0の判定勝ち。判定後は大きなガッツポーズを見せ、幸先の良いスタートを切った。続いてフライ級に出場したのは、竹原毅(文2)。1Rから激しい打ち合いとなり、やや押され気味で1Rを終える。しかし、2Rからは足を使い前へ出ていき徐々に反撃を始める。3Rでは相手のスタミナが切れ始め、終盤は完全に竹原のペースとなり、3-0の判定勝ちを収めた。法大は2連勝とし迎えたバンダム級。1人目はリーグ最終戦で勝利を飾った、中嶋健太(文4)。1R序盤ではワン・ツーを決められるなどしたが、大きくリズムを崩すことなく攻防が繰り広げる。2R・3Rでは右フックなどで応戦し拮抗した試合に。勝敗は判定に委ねられ、結果は1-2で惜敗。法大にこの日初の黒星が付いた。バンダム級2人目は田中風雅(営3)。リーグ戦では勝利を挙げられず、プレッシャーが掛かる中での試合となった田中は、前の試合同様に一進一退の攻防へ。3Rには積極的に前に出ていき、ストレートなどで攻撃を仕掛けていく。こちらも判定となり、結果は2-1で勝利。僅差での勝ちを手にした。
勝利し、ガッツポーズの田中
ここまで3勝1敗と優位に戦いを進めている法大。続くライト級には、黒田虎之介(キャ1)と鎌田稔生(文3)が出場した。黒田は相手の出方を伺いつつも前へ出ていく試合を展開する。3Rでは左ジャブからの攻撃を繰り出し巻き返しを図るが、結果は1-2の判定負けを喫した。続く鎌田は序盤から打ち合いとなり、フックを中心に相手を攻めたてる。2R・3Rともに1R同様に打ち合いとなるも、しっかりと攻め込み3-0の判定勝ちで勝利を収めた。これで4勝2敗となった法大は残留決定に王手をかけ、リングに上がったのはライトウェルター級の中原隆太郎(文2)。1Rではゴングが鳴ったと同時に攻撃を仕掛け、そこから接近戦となり激しい打ち合いに。だが、パワーのある相手に苦戦し、1R終了間際にはダウンを奪われてしまう。2Rでは反撃を試みたいところではあったが、相手に距離をとられ接近戦に持ち込めず。3Rでも相手ペースは変わらず0-3の判定負けとなる。
残留まであと一勝。その期待を一身に背負いリングに上がったのは、ウェルター級の主将・加藤直(文4)。キャプテンの登場に法大陣営のボルテージはこの日最高頂に達する。1Rから圧倒したいところではあったが、手数で相手に劣りリードされ1Rを終える。2Rでは相手ボディーに積極的にパンチを当てていく。尻上がりに調子を上げ始め、3Rでは右ストレートを中心に怒涛の反撃を見せる。勝負の行方は判定へと持ち越されるが、結果は無情にも0-3の敗戦。残留への道はファイナルマッチへ。
最後の戦いとなるミドル級に出場したのは、ルーキーの森脇唯人(法1)。1Rではリーチの長さを生かしたストレートなどで試合を優位に進めていく。2Rもカウンターを狙いつつ着実にパンチを当てていく。3Rでは相手も勢いのある攻撃を仕掛け、試合は一気に打ち合いの接戦となる。それでも森脇は持ちこたえ、運命のジャッジへ。会場が静まり返る中、手が挙がったのは「赤」。この瞬間法大の1部残留が決定し、選手たちは歓喜に沸いた。今までチームを引っ張ってきた主将の加藤は目に涙を浮かべながら、仲間と喜びを分かち合った。
歓喜する選手たち
この試合をもって引退となる4年生もいる。今季は厳しい戦いとなったが、4年生の姿は後輩へと受け継がれているはずだ。来年こそは1部Aクラス入り、そして優勝へと突き進んでいくことに期待したい。(南高節)
監督・選手コメント
穎川徳夫 監督
―1部残留が決まった今のお気持ちは
中央大学はランキングボクサーもいますし、力のあるボクサーもたくさん持ってたので、そういう意味では流れ次第では厳しい局面も出るかなという警戒はありました。ただ、前年度の中大との戦いぶりとかをファイルをめくっててですね、ここで誰が来るだろうという予測をコーチとたてて、選手の順番を変えたりしたのがどんぴしゃ当たって、そこがしっかり取れたので良かったかなと思います。
―本日の試合に向けてどのような練習を行ってきましたか
積極的に打っていかなきゃいけないので、8秒間でTKO取れるように、そのためのサウンドバックダッシュをやって、2秒間インターバルを取って、また8秒間打つんですけど、2秒間のインターバルの時に休むのではなく、拳は出さないけれども、目力を使って常にプレッシャーをかけ続けるという、常に常に気を抜かないという練習を取り組んできました。そこが試合の中で最後の1秒まで打って前に出る選手がいっぱいいましたので、練習の成果じゃないかなと思います。
―オーダーについては
東洋戦に全勝しても入替戦になることは見えていたので、東洋戦と入替戦は一つの戦いとして考え、その中で選手を選んだつもりです。その趣旨を選手が十分理解してくれたので、力をしっかり出し切ったんじゃないかなと思います。結果として負けてしまった選手も気持ちがしっかり試合に出ていたので、次にリングに上がる選手に悪く影響せず、しっかりとしたバトンが渡せたんじゃないかなと思います。
―ライトフライ級、フライ級で2連勝しましたが
この2階級を取らないと、危ないという危機感もあったので、ここが取れたことで次に繋げたというのが正直なところです。
―本日の試合展開はどのように予想していましたか
上手くすれば9-0で勝てる、でも一歩間違うと0-9で負けるというぐらいボクシングは選手のモチベーション1つで変わるんですね。アマチュアのボクシングは引き分けがなくて、獣で言うと食うか食われるかの世界なので、そこになにか恐怖が生まれたり、上手くいかないという負の気持ちになってしまうとやられてしまうので、そういうことがどこにも起きないように、今日は円陣を組んでスタートする時に、1人1人の名前を呼んで、全員に今日の試合の決意を叫んでもらって、全員の気持ちを全員が受け止めた形で円陣を締めたので、1人は1Rから3Rで終わるんですけど、我々は3Rじゃなくて、ライトフライ級の1Rからミドル級の3Rまでずっと緊張感を持って試合ができたんじゃないかなと思います。
―中央大学の印象は
我々と同じく名門でありまして、私の現役の頃は圧倒的な強さを誇る強豪校だったので、そういう意味では中央大学と戦うというのは、私自身、昔の記憶でいうと、非常に緊張の高まる大学であります。村田選手が金メダルを取るまでは日本で唯一金メダリストを出した大学でありましたので。うちは、OBで土橋君(土橋茂之 現土橋ボクシングジム会長)がバルセロナオリンピックに出てるんですけど、あの時代から考えて、お互い歴史と歴史がぶつかり合うところもあったので、ここは負けられないなという気持ちが強かったですね。
―3年連続、入替戦は同一カードになりましたが
来年我々が、入替戦に立つことがないように、リーグ本戦の中で上位に入れるように、選手はぞっとするかもしれないんですけど、明日からスタートします。
―1部リーグで勝利を挙げた黒田選手と中嶋選手の敗戦については
正直、あそこは取って欲しいところではありました。9-0で勝つか負けるかというギリギリの所だったと思います。黒田君の相手は2部リーグでも全勝してきていて、また前年度入替戦でエースの鎌田君が負けているので、強豪であるのは間違いなかったです。中嶋君についても取れたかなという試合だったんですけど、決して怯むことのない、次に負のイメージを与えることのない戦い振りだったので、私は満足しています。
―主将の敗戦により、同点になりましたが
森脇君はいいボクシングができるとは思ってたんですけど、逆にプレッシャーがかかると、興奮して綺麗なボクシングができなくなったりするので、非常にそこは心配していました。ただ、加藤君は負けたというよりも気持ちむき出しの戦いをしてくれたので、必ず森脇は勝つだろうと信じてましたし、応援の仲間たちもそう信じてたと思います。
―試合前、森脇選手にはどのような声をかけられましたか
彼のいいところをリングの上で発揮するための、具体的なアドバイスをしました。
―森脇選手の試合中の手応えはいかがでしたか
正直、微妙だと思いました。ジャッジによってプラスに取る場合もあればマイナスに取る場合もあるので、3R目は倒しにいけという指示をしました。
―試合前、チームにはどのような声がけをされましたか
長いラウンド、長い練習、辛い減量に耐えて頑張ってくれた選手達でしたので、悔いることのないように、4年生は全てを出し切って、このチームで戦う本当に最後の試合なので、全員で手を取り合って、黙想して、今までの練習のことを思い出したり、何のために戦うのか、誰のために戦うのかなどを、1人1人が気持ちに思って、円陣を組んでいったので、メンタルな部分が強かったと思います。
―今年度リーグ戦全体を振り返っていかがでしたか
アマチュアボクシング自体のレベルが非常に高くなっていると思います。小中学生のキッッズで頑張ってた子が高校に来て、大学に入ってきている時代になっているので、村田選手が世界で金メダルを取ったという大きな出来事と共に、日本のボクシング界のレベルが上がってると思います。ですから、高校で強かったから大学でも強いかというとそういうわけにはいかない時代になったと思います。
―今年度は1年生の活躍が目立ちましたが
1年生以外も頑張ってたんですけど、1部リーグになると9人と選手を多く出さないといけないということと、同じ選手を使い続けると、体にダメージが残りますので、その辺を配慮して1年生にもチャンスを多く与えて、そして来年の法政大学がより優位になるために経験をさせたというのが本音です。
―来年に向けて意気込みをお願いします。
法政は多くの部活が活躍していますので、ボクシング部もその中の一角を担うわけですから、歴史と法政のオレンジに恥じない活躍ができるようにとにかく練習するのみですね、頑張ります。
加藤直 主将
―今日の試合を振り返って
相手の戦いとかとかも事前に分かっていたんですけど、それに対応しきれなくて負けてしまいました。
―相手の選手の、特に手強いところは
重量級の中ではすごいスピードがあって、手数も出してきます。
―どんな思いで今日の試合に臨まれましたか
今日で最後のボクシングの試合だったので、絶対勝って終わりたいと思っていたんですけど、力が及ばず負けてしまいました。
―緊張は
なかったです。
―他のメンバーの印象は
全員頑張ってくれましたね。一番印象に残ってるのが、最後の森脇です。
―法政大学ボクシング部での4年間を振り返って
ほとんどが辛いことだったんですけど、その中でも楽しい同期たち、良い後輩に恵まれて、楽しく過ごせました。
―今後、ボクシングは続けられますか
多分やらない予定です。
―今年、他の大会の出場予定もありませんか
はい。今日がボクシング人生最後の日です。
―後輩の選手に向けてメッセージをお願いします。
ふがいない先輩だったけど、それは今後の自分たちの糧として。これからも1部リーグで戦い続けてほしいです。応援しています。
木村尚貴 副主将
―今日を振り返って
正直4年生なので、プレッシャーはかなりありましたが、とりあえず勝ててホッとしてます。
―試合に入る前の様子は
主将と「絶対に勝とう」ということで、一致団結しましたね。
―試合の中での手応えは
ラウンドごとに取れているなと思ったので、大丈夫かなと思いました。
―判定を聞いた時は
うれしかったですね。最後の試合だったので勝ててよかったです。
―今後の競技は
もう社会人になるので、母校のある岩手で高校のコーチをやります。来年に岩手国体があるので、それに出られれば出たいなと思います。
―リーグ全体を振り返って
最後、キャプテンが負けてしまったので残念でしたが、チームとしては勝てたので良かったです。
―4年間を振り返って
1、2、3年はけがとかで、あまり成果を挙げられなかったのですが、今年は3戦して2勝挙げることができたので、とりあえず良かったかなと思います。4年生になって絶対負けられないなという思いはありました。
―今後も戦っていく後輩に向けて
来年もまた1部からスタートなので、次はAクラス入れるように頑張って欲しいと思います。
竹原毅
―本日の試合を振り返って
先輩がライトフライ級で勝ってたんで、自分も続かないといけないと思って、最後手数で勝てたんで、それは嬉しいです。
―本日の試合に向けてどのような練習をしてきましたか
ボクシングは反復練習で、1日さぼると試合に出ちゃうので、毎日やってきた成果が出たと思います。
―勝利が決まったときの気持ちは
ホットしました。これまで2連敗で、今回は勝たないといけないと思ってたので、勝てて良かったです。
―試合後の感触はいかがでしたか
2、3R目で手応えはあったので、これは勝ったなと思いました。
―本日の試合への思いは
4年生が最後の試合だったので、それを繋げるためには自分が2戦目勝たないといけないなと思ったので、それで繋げれたので良かったです。
―リーグ戦全体を振り返って
できてないところ次の試合で活かすということができなかったので、来年は1部という高いレベルのステージでそれに合わせれるようにしっかり練習していきたいです。
―今後の試合予定は
国体予選があるので、それに勝って、国体に出て、またランカーになって、戻ってきたいです。
―来年のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします。
自分の持ち味は攻めなので、攻めて勝てるようにしたいです。
中嶋健太
―今日の試合を振り返って
自分からいけなかったので、それが負けてしまった要因です。
―相手の選手の印象は
スピードがあってうまかったですね。
―後楽園ホールと今日の会場の違いは
空調設備がないので、暑くて体力の消耗がありました。
―どんな思いで今日の試合に臨まれましたか
法政大学として戦える最後の試合だったので、全力で自分の全てを出し切ろうと思っていました。
―緊張は
特にないです。
―今日までどんな練習を
自分の長所を伸ばす練習です。
―他のメンバーの印象は
自分たちのために頑張ってくれて、とても力になりました。
―後輩の選手にメッセージをお願いします。
本当に今日はありがとうございました。これからも頑張ってください。
田中風雅
―今日の試合を振り返って
相手も強かったし、僕もずっと負けていたのでプレッシャーはあったのですが、4年生のために頑張ろうと思い臨みました。
―試合前の雰囲気は
4年生が一人一人声を掛けてくれたりしたので、気合いが入りましたね。
―戦っているなかで、手応えなどは
当たっている感じはしたのですが、パンチをもらっている感じもしたので、どっちかなぁという感じでした。
―実際、判定を聞いたあとはいかがでしたか
メッチャうれしかったです(笑)。
―声援も多かったですが
とにかく、死ぬ気で応援しましたね。4年生最後の人だったり同い年や後輩も頑張ってくれていたので、死ぬ気で応援するだけでした。
―今季振り返って
前半はチームも良くなかったのですが、段々尻上がりに上がってきたので、また来年に向けてやっていきたいです。
―今後につながる課題などは
少し専門的なんですけど、くっついた時のパンチのもらい方だったり、反則を減らすことですね。
―来年は最上級生として迎えられますが
僕らは例年と違って同い年が少ないので、誰がキャプテンになっても戦えるようにしていきたいなと思います。
―4年生に向けてメッセージを
本当にお世話になって、感謝しかないですしこれからも応援しに来て欲しいです。4年間お疲れ様でした、と伝えたいです。
黒田虎之介
―残留を達成した今の気持ちは
嬉しいです。
―今日の試合を振り返って
今までのリーグ戦の中で一番いい動きだったと思います。勝てたかなと思ったんですけど、負けてしまって残念です。
―あと一歩での判定負けだったが
接近戦の時相手に主導権があったから負けてしまったんだと思います。
―3R目はかなり攻勢に出たが
とりあえずがむしゃらにがんばりました。
―相手の選手の印象は
以前に試合を見たことのある選手でした。強いなという印象でしたが、まさかここで当たるとは思いませんでした。
―試合前の指示は
自分のボクシングをしてこいと親からは言われていました。
―自分のボクシングとは
相手との距離をうまく取って、左のパンチが当たった時に右ストレートという感じです。アウトボクサーのタイプです。
―今後への課題は
自分から手を出すことと、接近戦で主導権を握ることです。
鎌田稔生
―本日の試合を振り返って
厳しくなるのは想像してたんですけど、なんとか勝てて良かったです。
―試合後の感触はいかがでしたか
1、2R目は取ったなという自覚はあったので、勝ったなとは思ったんですけど、3R目に集中力切れてしまったのが、課題に残りました。
―勝利が決まったときの気持ちは
来年、自分達が最後の年で、2部か1部かという大事な試合だったので、ほんと勝てて良かったです。
―相手の印象は
自分と同じようなタイプで距離もあったし、いい意味で噛み合ったと思います。
―本日の試合への思いは
今年、3年生になって、勝たなきゃいけない中心選手としてリーグ戦臨んだんですけど、全然、勝てなくて、今日は勝ててやっとチームのためになれて良かったです。
―リーグ戦全体を振り返って
1部リーグではぼこぼこにされたんですけど、なんとか残れて、来年はけっこう選手層も厚くて、いい選手が残るので、来年はほんと勝負の年かなと思います。
―最終学年となる来年に向けて意気込みをお願いします。
最近、法政はずっと入替戦とかしてて、1部リーグでも最下位争いしてるんですけど、そろそろそれを卒業してたぶん3位以内に10年間くらいなってないので、1部リーグAクラスを目標に頑張りたいと思います。
中原隆太郎
―今日の試合を振り返って
自分のやりたいことが、あんまりできなかったって感じですかね。
―相手の印象は
強かったです。
―具体的にどんなところが
フィジカルとかですかね。
―途中痛そうに顔をしかめている場面がありましたが
相手の頭が顔に当たって、ですね。
―後楽園と今日の会場の違いは
入れ替え戦は初めてだったので、緊張感が違いましたね。
―緊張について
リーグ戦より全然、入替戦の方がありましたね。
―どんな思いで今日の試合に臨まれましたか
相手が全国4位で強かったので、ここで勝って名前をあげてやろうと思ってましたね
―ご自身のボクシングのアピールポイントは
色々な戦い方ができることです。
―他のメンバーの印象は
キャプテンが負けたのは悔しかったですね。でも全体で勝てたので、本当に嬉しいです。
―今年度のリーグ戦を振り返って
全敗したんですけど、勢いがありました。
―今後の出場予定は
今年はもう終わりです。
―来年度に向けての目標は
今年自分の弱さを知ったので、また1からできれば。来年こそは必ず、自分がポイントゲッターとして貢献できるようにします。
森脇唯人
―今の率直な気持ちは
3年生の為にも一部に残留できてよかったです。
―今日の試合を振り返って
判定の時にも正直どっちが勝つのかわからなくて、勝てるとしても僅差だと思っていたので、手があがった瞬間、安心しました。
―本日の勝因は
相手のほうが手数は多かったんですけど、僕のほうがクリーンヒットが多いように感じたので、審判の方がそこを見てくれたのだと思います。
―相手はかなり積極的に来たが
かなりガツガツ来ました。僕の一番苦手なタイプでした。
―プレッシャーがかかる場面で出番が回ってきたが
緊張は人一倍するタイプなんですけど、いつも笑顔でリングインするので、めちゃくちゃ頑張れました。
―今シーズンを振り返って
同期の1年生含めてみんなで頑張れて良かったです。
いい先輩ばかりですが、特に鎌田先輩が怖いです(笑)。
―今後の課題は
自分の距離で戦うことが課題なんですけど、つまらないボクシングにならないように打ち合うところは打ち合って、距離をとりつつ山場を作ることを目標にしています。
フォトギャラリー
- 先週勝利の中嶋は惜敗
- パンチを繰り出す田中
- 左ストレートを浴びる黒田
- 落ち着いた試合運びで勝利の鎌田
- 相手のパワーに圧倒され敗戦
- 気持ちを前面に出し、戦うも及ばず
- 森脇の勝利が1部残留を決めた
- 試合後涙を流す、加藤主将