【バレー】2015年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 対東海大 相手の猛攻抑えきれず…大熱戦となるも2敗目を喫する
2015年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦
2015年9月12日(土)
専修大学生田キャンパス総合体育館
2015年度関東大学男子1部バレーボールリーグ戦(秋季リーグ)第2戦の相手は、東日本インカレで準優勝の東海大。先に2セットを先取されるも、レシーブからリズムを作り2セットを取り返すと勝負はファイナルセットへ。そのままの勢いで押し切りたい法大であったが、相手の攻撃を止められず敗戦。秋季リーグ開幕2連敗となった。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大学 |
22 | 1セット | 25 | 3 東海大学 |
---|---|---|---|---|
23 | 2セット | 25 | ||
25 | 3セット | 23 | ||
25 | 4セット | 23 | ||
12 | 5セット | 15 |
法政大学スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | 学部/学年 | ポジション |
---|---|---|---|
3 | 千住治 | 営4 | WS |
2 | 小粥圭祐 | 営4 | MB |
14 | 榎本京祐 | 法2 | OP |
9 | 緒方賢史 | 法3 | WS |
4 | 田中尚 | 法4 | MB |
1 | 長谷川優太 | 法4 | S |
19 | 小林慎平 | 営2 | L |
背番号 | 選手名 | 学部/学年 |
---|---|---|
6 | 進藤涼 | 文3 |
11 | 伊藤正義 | 法3 |
26 | 渡邊和馬 | 文1 |
戦評
前半は東海大のペースに飲まれる展開が続く。第1セットを22-25で落とすと、続く第2セットも相手の勢いを断ち切ることはできなかった。強烈なスパイクに加え、長いラリーの末に押し込まれるなど、思うように反撃が決まらない。今季は初スタメンの緒方賢史(法3)、小粥圭祐(営4)らのアタックで得点する場面も見られたが、流されるままに23-25でこのセットも落としてしまった。
ここで落とせばストレート負け。意地でも奪い返したい第3セットは緒方のアタックポイントで幕を開けた。好調なスタートダッシュを切ると、段々と流れが法大に傾き始める。シーソーゲームとなる展開の中で、榎本京祐(法2)、千住治(営4)を中心に得点を重ねていく。14-10の場面では長谷川優太(法4)の絶妙なツーアタックも光った。24-20になりセットポイントを奪うも、ブロックアウトなどこちらのミスが重なりなかなかセットポイントが奪えない。緊迫した状況で、東海大が打ったアタックがアウト。25-23でこのセットを取り返した。
ブロックをする榎本(手前)と田中
第3セットの勝利が響き、第4セット目もペースを引き寄せたままゲームが進む。榎本のスパイクが決まると早々に2得点を奪取。このゲームもシーソーゲームとなるが、相手の猛攻に負けじとするアタッカー陣の活躍が目立った。先週は不調に見られた田中尚(法4)が積極的なアタックで得点を稼ぐ。一方、リベロの小林慎平(営2)も東海大の鋭いサーブやスパイクを拾い安定したプレーを見せた。打ち合いの中、榎本のアタックポイントで得点は24-21となる。ここで東海大にアタックで2連続得点を許し、流れを断ち切りたい法大はタイムアウトを取る。試合再開というところで東海大のローテーションミスが判明し、25-23でこのセットをものにした。
全てが決まる第5セットは互いに譲らぬ壮絶な打ち合いとなった。1点取れば1点取られる、2点取れば2点取られる。この均衡が崩れたのは11-11の場面。ブロックアウト、ブロックポイントで2連続得点を奪われ11-13に。その後1度東海のサーブミスにより12-13となるが、再び東海のスパイクが決まり12-14。相手チームの盛り上がりも最高潮に達する。ここで千住が果敢にスパイクを打つが、惜しくもアウト。12-15でゲームセット、2-3で敗北を喫した。
法大はリーグ2戦目も白星をあげることは叶わなかった。しかし2セットを取られた状況からフルセットまで巻き返し、さらには接戦に持ち込んだことから、夏の練習の成果が伺える。この悔しさは次へのバネとなるだろう。明日の相手は春季リーグで躍進を遂げた国士大。賑やかな応援、その勢いに押し切られることなく、次こそ勝利を手に入れたい。(野口愛優)
選手コメント
小粥圭祐
―今日の試合を振り返って
今日はだめだめで、反省点しかない試合でした。ただ、チーム的にフルセットまでいって負けたのが、やっぱり一番悔しいです。
―特にどんなところが上手くいきませんでしたか
スパイクですね。しっかりトスが上がってきてるのに打ち切れなくて、得点できなかったということが一番ですね。
―相手の印象は
春は勝っているチームなので、苦手意識はなかったんですけど。勝ちきれなくて悔しいですね。
―相手の上手かった部分は
サーブカットが崩れた時でもしっかりと強いスパイクを決めてくるので、そこが強いところです。
―接戦となりましたが、チームの雰囲気はいかがでしたか
雰囲気的には悪くはなかったんですけど、相手の雰囲気のほうが勝ったかなって感じです。
―今日見つかった課題は
スパイクと、大事なところでのブロックポイントをこれからとっていければなと。
―明日の試合に向けて
勝てる相手だとは思うので、まず明日、しっかり一勝挙げたいと思います。
千住治
-今日の試合を振り返って
自分的には終盤に決め切れなかったのが課題かなと思いますが、自分の仕事は(全体通しては)できたかなと思います。けど、やはり(点を)取り切れるところで取り切れてなかったのが課題だと思います。
-どのセットも接戦でフルセットの試合となりましたが
疲れました。その中で取り切れるセットもあったし、5セット目も最後あのような形で終わってしまったのは悔いが残る試合になりました。
-相手の印象は
向こう(東海大)は「攻撃攻撃」というチームで、それをやらせないようにサーブで崩したりしていてできたと思ったんですけど…やっぱり勝ちたかったです。
-今日の収穫は
競り合った場面など全ての場面で、サーブカットを我慢できたところが収穫かなと思います。
-明日への意気込み
今日は切り替えて明日に臨んで、明日は勝ち星取りにいきたいと思います。
田中尚
―今日の試合を振り返って
1・2セットを(東海大に)取られて、3・4セットで取り返して、こちらが優位だったんですが、サーブミスから負けてしまったなという感じです。
―東海大の印象は
サウスポーの選手がセンターにいて、そこをなんとかシャットし、こちらの流れでやりたかったです。そこができなかったのが敗因ではないかなと思っています。
―先週に比べ、ご自身の調子が上がっているように見えましたが
先週はボロボロだったので、今週は巻き返そうと思ってやりました。
―先週から修正されたところなどはありますか
僕の場合不調はメンタルが原因なので、メンタルを回復させました。
―チームで話し合われたことはありますか
相手は身長が高いので、サーブで攻めてこちらが優位に立って試合を進めていこうと話していたんですが、逆にサーブでどんどん打ってこられて、キャッチが返らずに負けてしまった感じがします。
―秋季リーグ戦の目標
春季の成績(7位)を超えたいです。
―次戦に向けて意気込み
相手は国士舘なので、本当に勝つだけです。
―今日の試合を振り返って
2セット取られて、その後2セット取り返し、最終セットはシーソーゲーム続いて、良い流れだったんですけど、納得いかない負け方をしてしまったので悔しいです。
―相手の東海大の印象は
ブロックと、スパイクをドカドカ打ってくるっていうイメージが強いです。あとはビッグサーブが何人かいました。今日あまりやられなかったんですけど、要所でミスが目立ったかなという感じがしました。
―今日の試合の収穫は
2セット取られてから5セット目まで持っていけたのはうちにしては珍しく頑張ったんじゃないかなって思います。
―連敗となってしまいましたが、明日の試合に向けて
明日絶対勝てるように、今日はちゃんと体調とかを整えて、ストレートで勝ちにいく気持ちで頑張りたいと思います。
―ポジションは
センターです。
―学部と学科は
経営学部経営戦略学科です。
―出身校は
聖隷クリストファー高校です。
―身長と体重は
188cmです。体重は40…嘘です(笑)。多分65kgです。
―誕生日は
9月26日のてんびん座です。
―趣味は
星座鑑賞と、宝塚を見ることです(笑)。
―オフは特にどんなことをして過ごされますか
後輩と遊んでます。
―好きなバレー選手は
うーん…石川祐希選手です!
―好きなタイプは
和田アキ子みたいな頼もしい女性です(笑)。
―今年の目標は
全カレで良い結果を残せるように、しっかり頑張ります。
―最後に一言お願いします
引退まで期間があるので、全日本に入れるようにしたいと思います!(笑)
クイックを決める小粥選手
次回は喜舎場選手を紹介します!
フォトギャラリー
- ファインプレーを見せた小林
- 今季も絶対的主柱の長谷川
- 強烈なジャンプサーブを放つ伊藤
- 守備でも貢献した千住
- 今季初スタメンの緒方
- 勝負強さが光った田中
- エースとしてより一層の成長が期待される榎本
- 要所でピンチサーバーとして出場の渡邊