【サッカー】総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ) 二回戦 法政大2ー1東海大 2年ぶりの総理大臣杯出場へ!劇的決着でベスト8確定
総理大臣杯関東予選(アミノバイタルカップ) 二回戦 法政大ー東海大
2017年7月3日(月)
時の栖スポーツセンター裾野グラウンド
二回戦の相手は関東2部リーグ所属の東海大。試合は1-1で迎えた86分、上田綺世(スポ1)が決勝のヘディングを叩き込んで三回戦進出を決めた。
試合結果
トータル試合結果
2 法政大 |
1 | 前半 | 1 | 1 東海大 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
13分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 1-0 |
45分 | 得点 | 東海大学 | 山内健史 | 1-1 |
61分 | 交代 | 法政大学 | 武藤→竹本 | |
62分 | 交代 | 法政大学 | 関口→黒崎 | |
64分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→松澤 | |
79分 | 交代 | 法政大学 | 末木→渡辺 | |
86分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世(紺野和也) | 2-1 |
※東海大は得点のみ掲載
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 成績(出場・得点) |
12 | GK | 吉田舜 | 社会3・前橋育英高校 | 2・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福1・新潟明訓高校 | 2・0 |
19 | DF | 加藤威吹樹 | 経済2・サンフレッチェ広島Y | 5・1 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ健3・ガンバ大阪Y | 9・3 |
7 | DF | 川崎雅哉 | 現福4・静岡学園高校 | 10・1 |
25 | MF | 上田慧亮 | 現福4・前橋育英高校 | 0・0 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ健2・ヴァンフォーレ甲府Y | 4・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福2・武南高校 | 10・0 |
2 | MF | 武藤友樹 | 社会4・八千代高校 | 11・1 |
11 | MF | 青柳燎汰 | 現福3・前橋育英高校 | 8・1 |
20 | FW | 上田綺世 | スポ健1・鹿島学園高校 | 10・5 |
サブメンバー | ||||
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1 | GK | 関口亮助 | 経済4・浦和レッズY | 9・0 |
4 | DF | 森岡陸 | 現福1・ジュビロ磐田Y | 8・0 |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済3・栃木SCY | 2・0 |
33 | DF | 高木友也 | 経済1・法政第二高校 | 0・0 |
5 | MF | 土橋優樹 | 現福4・川崎フロンターレY | 7・0 |
16 | MF | 渡辺淳揮 | 社会3・初芝橋本高校 | 7・0 |
28 | MF | 竹本大輝 | 経済1・成立学園高校 | 0・0 |
18 | FW | 松澤彰 | 現福2・浦和レッズY | 10・4 |
37 | FW | 平山駿 | 経済1・三菱養和SCY | 1・0 |
※成績はリーグ戦のみ
今後の日程
回戦 | 日付 | 対戦校 | 会場 |
三回戦 | 7月5日(水) | 流通経済大 | 味の素スタジアム西競技場 |
5~8位決定戦※ | 7月6日(木) | — | — |
四回戦(準決勝)※ | 7月8日(土) | — | — |
5~8位決定戦※ | 7月8日(土) | — | — |
五回戦(決勝,3位決定戦)※ | 7月9日(日) | — | 味の素フィールド西が丘 |
※7月5日の結果次第で決定
マッチレポート
法大は一回戦からスタメンを3人変更。対する東海大は一回戦が延期した影響で、この日を含めて3日間連続でピッチに立っている。コンディション的には少し分があり、気温も30度近くの中での試合となった。
東海大は守備時にマンマークを採用するシステム。センターバックの榎戸晧平をスイーパーのような形で最終ライン後方に残し、法大の片側のセンターバックを除き、人に基準を置いて対応する。法大は、久々の公式戦出場となったボランチの上田慧亮(現4)を中心にボールを回し、攻撃の糸口を探った。
上田慧はボランチで出場
13分、前谷崇博(スポ3)のフィードを収めた上田綺世(スポ1)が良い位置でフリーキックを獲得。これを自ら蹴りこみ、一回戦同様にセットプレーを生かして先制に成功。以降、試合運びにも少し余裕が生まれ、何度か決定機を演出する。35分には上田綺のフリックを青柳燎汰(現3)が繋ぎ、左から入り込んできた武藤友樹(社4)がシュート。41分には紺野和也(現2)が右45度からクロスを入れ、ファーで待ち構えていた上田綺がチャンスを迎える。しかし共に枠を僅かに外し、追加点とはならない。
吉田は再三の好セーブを見せた
前半終了間際、ロングスローから立て続けに放り込んでくる東海大。すると、ゴール前のスクランブルから放たれたシュートが、体ごと寄せた前谷の手に当たったと判定され、PKを献上。これを山内健史に決められ、タイスコアで後半へ。
後半は一進一退の攻防が続く。最初にチャンスを迎えたのは東海大。左サイドからのクロスに中山一毅が合わせたが、GK吉田舜(社3)が横っ飛びで弾き出した。エンジンのかかり切らない法大は、61分から立て続けに3枚を交代。竹本大輝(経1)、黒崎隼人(経3)、松澤彰(現2)が投入された。直後の65分に、カウンターから最後は竹本がシュートを打つも、GKの正面を突く。
徐々に間延びしてきた後半の中盤。依然マンマークで、対人に強いタイプが揃う東海大は、深めのラインも辞さず、空中戦での跳ね返しや足元への潰しからカウンターを何度も発動。法大は78分にサイドを切り崩され、絶体絶命のピンチを迎えるも、吉田のビッグセーブでなんとか凌ぎ、胸を撫でおろした。
末木は卓越したテクニックで攻撃のタクトを振るった
「ピンチの後にチャンスあり」。まさにこの言葉通りに、決勝点は突如として生まれる。86分、右サイドを紺野が縦に突破するとファーサイドで合わせたのは上田綺。今大会3点目となる勝ち越しゴールで勝利を手繰り寄せた。
その後はパワープレーに出てきた東海大に対し、時間をうまく使いながらタイムアップの笛を待った。これでベスト8以上が確定。総理大臣杯出場となる関東7位以内まで、残り1勝と迫っている。ベスト4をかけた三回戦は、2日後の7月5日14時K.O。昨年逃した舞台に、2年ぶりに返り咲くことはできるだろうか。(下田朝陽)
決勝ゴールを決めた上田綺
監督・選手コメント
※監督・選手コメントは三回戦終了後に掲載します。
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