【企画】法政スポーツを追う ~女子ラクロス部編~ 関東学生ラクロスリーグ戦 対早大
東京六大学対抗戦 対早大
2017年9月8日(金)
大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
本企画では各種大学スポーツのシーズン到来に際し、法政大学体育会各部にご協力いただきシーズンにかけるその熱い胸の内を語っていただいた。今回は前回に引き続き、女子ラクロス部の関東大学リーグ戦を取材させていただいた。
試合結果
トータル試合結果
5 法政大学 |
3 | 前半 | 4 | 9 早稲田大学 |
---|---|---|---|---|
2 | 後半 | 5 |
得点者一覧
得点者 | 学部 | |
1点目 | 伏見沙織 | スポ4 |
2点目 | 伏見沙織 | スポ4 |
3点目 | 伏見沙織 | スポ4 |
4点目 | 伏見沙織 | スポ4 |
5点目 | 山本佐和 | 社4 |
戦評
試合開始のドローから早大にボールを取られ、3分で先制点を決められた前半戦。次のドローも早大に押し負け、その後ターンオーバーとなっても相手の堅いディフェンスに攻めきれない。またパスとキャッチのミスや、グラウンドボールに参戦するもボールを取れない場面が見受けられた。法大に比べ、早大の正確なパス回しと、無駄のない動きで2点3点と点を重ねられ、リードを奪われる。しかし、この苦しい状況の中で開始13分、伏見沙織(スポ4)のシュートが決まる。また、相手のファールによるフリーシュートで伏見が2点目を決め、ようやく法大に得点のチャンスが増えてきた。前半ラスト8分で早大に4点目を決められるも、ラスト4分で、伏見のこの日3点目となるフリーシュートが鮮やかに決まって3-4。序盤は押されるも、相手のクリアをカットするなど、法大DFも負けてはいない。接戦の中、前半戦が終了した。
後半戦開始4分でまたしても早大に点を決められ、着実に点を重ねられる。山本佐和(社4)にフリーシュートのチャンスが回ってくるも、惜しくも決められず、法大のファールからまたしても失点し、3-6に。この勢いのまま、早大はドローも取り7点目を決める。対する法大は山本の確実なロングパスとグラウンドボールをとってからのボールの運び、またドローにも積極的に参戦し、チームに良い雰囲気をつくる。すると47分、またしても伏見のシュートが決まった。しかし、これ以上の失点は許されない中、法大DF陣の焦りからか、プッシングなどのファールなどで早大ボールへ動く場面も目立つ展開。試合も終盤の56分、1on1を何度も仕掛けていた山本のシュートが決まり5-8へ。しかし、ラスト1分にも早大に点を決められ5-9で試合は終了した。追加点を決められた直後に試合が終了し、少し後味の悪い終わり方ではあったが、法大DF陣の最後まで粘る姿も垣間見られた。
次節は集客試合となる。「応援して下さる方の期待に応えられるように、結果という形で見せられるように頑張ります(伏見)」。敗れはしたものの、次節に期待の持てる試合となった。
選手コメント
伏見沙織
—試合を振り返って
前半は結構流れが作れていて、1点のビハインドで折り返せました。ただ、後半は単純なミスが増えてしまい、相手に流れを持っていかれてしまった試合でした。次回はそこを修正して臨みます。
—チーム5得点中4得点を記録されました
いつも練習している形ではなかったのですが、強気で攻めるというのは試合前から決めていました。それが結果に出て良かったです。
—今日のゲームプラン・相手の対策としては
フォローが早めに寄るディフェンスだったので、それを寄せてパスという形を考えていました。自分で行ききるのではなく、もう少しパスを織り交ぜながらやっても良かったかなと思っています。
—今リーグ戦の目標としては
これで2連敗となってしまいましたので、リーグ戦の頭に目標としていた日本一は厳しくなりました。残り3試合あるので、しっかり勝ち切って終われれば良いと思います。
—伏見選手は法大で戦う最後のリーグ戦になりますが
入部当初から目標としていた舞台なので、優勝して終わりたかったのが本音です。ただ今日負けてしまったのが本当に悔しいです。
—膝のサポーターは
1年生の時に前十字(靭帯)を切ってしまって手術しました。今は万全の状態なので、残りも頑張って戦います。
—次節は集客試合とのことですが
集客試合は沢山の方々に応援してもらえますし、親御さんであったり友人だったり、応援して下さる方の期待に応えられるように、結果という形で見せられるように頑張ります。
遠藤倫子
ー試合を振り返って
前戦の慶應戦は、自分たちのやりたい事をできずに負けてしまいました。今回は大差で負けたというよりもしっかり自分たちのやりたい事が出来た上での敗戦で、勝てる試合だったと思うので悔しいです。この試合でできたことは次も続けて、かつ今回の試合での反省点を1週間という短い期間でしっかりと詰めていきます。残り3戦で同じミスをしないようにしたいと思います。
ー9失点という結果に関してはいかがですか
ゴーリーとして止められるシーンも結構ありました。相手オフェンスに接触を持たせないまま、ボールマンにシュートを入れられてしまいました。もっと抑えたかったです。
ー早稲田のオフェンスに関してゴーリー目線で見るとどのようなものでしたか
パスさばきがすごく速くて、かつボールマンがパスを出すのか自分で攻めて来るのかという選択肢を常にゴール前で持っていました。そこはやっていて嫌でした。
ー夏の練習ではどのような課題に取り組んでいましたか
自分たちはゴーディフェンスというのをしているので、しっかりハイプレッシャーをかけてボールを奪っていくというのをずっと練習でやってきました。
ー次節に向けての意気込みを
今回失点したのは数的不利な状態で、ゴールマンがシュートに来るといったのが多かったです。なので次戦からは数的不利な状態は作らずしっかりハーフコートへ持ち込んで、いつも通りハイプレッシャーをかけて奪っていくディフェンスをしたいと思います。
山本佐和
ー今日の試合を振り返って
めちゃくちゃ悔しいです。リーグ戦で早大と当たるのは久しぶりで、勝てると思っていた分悔しいです。
ー早大戦に向けての対策は
チームとして勝つということをやってきたので、一人ひとりの攻めも含めてチームで合わせてきたつもりです。
ー得点したことについては満足されていますか
全然してないですね。本当は3点決めるつもりだったので、1点しか決められず悔しいです。
ーチーム全体の課題はありますか
(試合の)入りが悪いというのはありましたが、後半に得点諦めずにできたというのは良かったと思います。
ー次戦に向けて
次戦は絶対に負けられない試合なので自分自身も、応援席も全員で勝てるようにして行きたいと思います。