【準硬式野球】第60回関東地区大学選手権大会3回戦 対日大理工 投打で力を発揮!!!新チーム初陣を勝利で飾る!!!
第60回関東地区大学選手権大会3回戦
2018年3月26日(月)
法大多摩グラウンド
新チームとなって初めての大会となる関東地区大学選手権が幕を開けた。試合は3回、1番大石と2番堀の連打で先制に成功すると、そこから6回まで1点ずつ着実に点を積み重ねた。投げては先発・竹内のテンポのいい投球術と6回からリリーフした尾崎の力のある速球で相手を終始圧倒。点差以上に力の差を見せつけた試合内容となった。法大は3回戦からの登場で、これで4回戦に進出。目標の優勝に向けて幸先の良いスタートを切った!
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日大理工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 7 | 2 |
法 大 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | × | 4 | 10 | 0 |
(法大)○竹内、尾崎、渡邊−乘松
三塁打:大石(3回)
二塁打:佐々木(4回)、堀(5回)、中川(6回)
盗塁:堀(1回)、三品(4回)、乘松(4回)、
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (6) | 大石智貴(経3) | 静岡 | 5 | 2 | 0 | 0 | .400 |
2 | (DH) | 堀皓貴(社3) | 鳴門 | 3 | 2 | 1 | 1 | .666 |
3 | (9) | 石橋優一郎(法4) | 徳島北 | 3 | 1 | 0 | 1 | .333 |
4 | (3) | 佐々木勇哉(社3) | 花巻東 | 3 | 1 | 0 | 1 | .333 |
5 | (7) | 鳴川宗志(社4) | 鳴門 | 3 | 1 | 1 | 1 | .333 |
6 | (4) | 三品勇人(社4) | 報徳学園 | 4 | 1 | 1 | 0 | .250 |
7 | (5) | 鎌田航平(社2) | 鳴門 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 |
8 | (2) | 乗松幹太(現3) | 新田 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 |
9 | (8) | 中川大輔(経2) | 日大三 | 4 | 2 | 1 | 0 | .500 |
P | (1) | 竹内悠(社4) | 藤代 | 0 | 0 | 0 | 0 | − |
1 | 尾崎海晴(社2) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | − | |
1 | 渡邊勇大(キャ4) | 西武台千葉 | 0 | 0 | 0 | 0 | − |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
竹内 | 5 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0.00 |
尾崎 | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0.00 |
渡邊 | 1 | 3 | 3 | 0 | 2 | 18.00 |
Point of the game
『49』球!!! 攻撃のリズムを作ったエース竹内の投球術!!!
法大準硬式野球部が新チームになっての初戦。その先発マウンドに上がったのはエース竹内悠(社4)だった。元々立ち上がりに不安のある竹内は、初回。先頭打者を打ち取るも2番打者に長打を浴びるなど一死1,2塁のピンチに。しかし、そこから得意のツーシームなど手元で動く変化球を巧みに操り、先制点を許さない。その後は、圧巻の投球術を披露する。緩急をうまく使い相手に的を絞らさなかったと思えば、テンポの早い投球で打者に考える時間を与えなかった。終わってみれば5回無失点で被安打は初回に許した一本のみ。守備からリズムを作ることで3回からの得点につなげた。
しかし、今日の竹内の驚くべき数字は、その投球数。5回までに『49』球。1イニング10球にも満たない球数と考えれば、いかに守備の時間が短かったか明白だ。これが味方打線にリズムを生んだ。本人はテンポについて「あまり意識はしていない」と言うものの、最優秀防御率を受賞した昨季からまた1つ成長を見せた。
「思った以上に競った」と語るように日大理工は、シード校として出場している法大にとっては格下の相手。新チーム初戦ともあって、1,2回は打者に力みが見えチャンスで得点できなかった。そのような悪い流れにもいきかねない状況での、この投球。打線の奮起を陰から間違いなく支えていたと言えるだろう。
まずは初戦を突破。目標の優勝のためには、竹内の投球が鍵になってくるのは間違いない。次々と勝ち続けていくなかで相手打者のレベルは上がっていく。そのなかで今日の投球術をどこまで続けていけるのか、今後の竹内の投球にも注目だ。(具志保志人)
ピンチを抑えて安堵の表情を見せる竹内(左)と乘松
選手インタビュー
鳴川宗志(新主将としてチームを優勝へ!)
-今日の試合を振り返って
立ち上がりピンチが何度かあったんですけど、失点なく抑えることができたことはチームとしても今日の収穫だったと思います。打撃に関して言うと3回に先制点をあげることができましたが、そこから追加点をあげることがなかなかできなかったのでそれが今日の試合の課題だと思います。
-新チームのの調子は
今日は投手陣が低めにしっかり投げてくれたのでそこが(勝因として)大きかったと思います。打線の調子はいいと思います。
-新チームの方針は
そうですね、打線のキーマンは1番大石(智貴)、2番堀(皓貴)と4番佐々木(勇哉)ら新3年生がかなり鍵だと思います。リーグ出場経験も豊富なので。今年は後輩と力を合わせて一緒に引っ張っていこうと思っています。
-今年の目標は
毎年変わらず全日本に出て日本一をとることです、今年も変わりません。
-全日本出場に向けて今季にかける思いは
そうですね、去年出場を逃してしまって。今年は去年からリーグ戦に出ている選手が多く残っていて、悔しい気持ちを持っている部員がたくさんいます。なのでそのメンバーと一緒に全日本出場を目指していけたらと思っています。
-新入生はもう練習に参加しているか
しています。今年は法政二高から結構入部してきました。まだ誰がリーグの戦力に加わるかはあまり決めていないですが。
-次戦に向けて
今日の課題となった打線のつながりですね。追加点がなかなかあげられなかったので。1回ごとに得点を多くあげられる力をつけたいです。その課題を克服していきたいです。
竹内悠(5回無失点でエースの投球を披露する!!)
-今日の試合を振り返って
思った以上に競ったのですが、とりあえず勝てたので良かったと思います。
-昨年以上にテンポの良い投球をしている印象でした
あんまり意識はしてないですけど守備からリズムを作れるようにというのは意識して投げるようにしてます。
-冬場の間に取り組んだことは
特別なことはあまりしてないですけど、基本的なことをコツコツやっていました。
-投手陣全体で取り組んでいたことはありますか
ほぼ各自に任せているような感じなので、各々練習に取り組んでくれているなという感じですね。
-今年のチームとしての目標はありますか
とりあえずは、全日本への出場権を獲得したいのと、この関東選手権で上まで行きたいと思っています。
フォトギャラリー
- エースとして今後の活躍に期待!(竹内)
- 力のある直球を見せた尾崎
- 渡邊は、失点するも最後を締めた
- 主将として中軸を担う鳴川
- 堀は先制打を放つなど今年の飛躍を期待させた
- 好走塁で三塁打とした大石はガッツポーズを見せる
- 軽快な守備を見せる三品
- 中川も追加点となる適時打を放った