【バレー】 春季関東大学男子2部リーグ戦 対国武大 開幕から無傷の8連勝!昨秋まさかの敗戦を喫した相手にリベンジを果たす!!
2018年度春季関東大学男子2部リーグ戦
2018年5月12日(土)
亜細亜大学体育館
先節までで開幕7連勝を飾った法大の相手は、昨秋まさかの敗戦を喫した国武大。リベンジをかけ臨んだ今回は、序盤からフェイント等で相手を翻弄すると、終始流れは法大ペースに。第3セットこそリードを許す展開となったが、きっちりと逆転し勝負強さを見せると、ストレート勝ちで開幕8連勝を達成。リーグ戦の山場である明日の専大戦に向け良い流れをキープした。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 18 | 0 国武大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 21 | ||
25 | 3セット | 22 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
15 | 大村翔哉(営2) | WS |
8 | 前田隆二(営3) | MB |
11 | 蔵田大輝(法3) | WS |
9 | 伊元幸正(営3) | WS |
24 | 緒方悠大(法1) | MB |
12 | 西田寛基(営3) | S |
20 | 大吉 匠(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
10 | 三木裕人(文3) |
17 | 中田啓貴(文2) |
19 | 竹田将也(法2) |
7 | 竹田健太郎(文3) |
16 | 佐藤優弥(文2) |
戦評
開幕から連勝を重ね、現在得失点の差で2位につけている法大。今季も残り4戦となり、後に控える上位校対決を有利に進めるためにもこの無敗を守り抜きたい。
第1セットの立ち上がり。両者譲らずシーソーゲームとなるも、8-8から緒方悠大(法1)が相手コートの隙をつくフェイントを決めると、これを皮切りに法大が5連続ポイント。攻撃のリズムを作ると、今節、フットワークの良さが光った大吉匠(営2)もレシーブで相手スパイクを封じるなど、守備で応戦。攻守が噛み合い、安定した試合運びで第1セットをものにした。
第2セットは相手のサーブミスやボールアウトが目立ち序盤からリードを奪うと、蔵田大輝(法3)が強烈なオープンスパイクを決めるなど、アタッカー陣が着実に点を重ねていく。最後は、伊元幸正(営3)がコンビネーション技でバックアタックを決めてセットポイントを奪うと、さらにスパイクを決めて第2セットも獲得した。
勝利に王手を懸けた第3セット。前田隆二(営3)のブロード攻撃や伊元のスパイクが決まるも、相手が攻撃の息を吹き返し、シーソーゲームを展開する。18-19でリードを奪われると、嫌な流れを断ち切るべくタイムを要求。するとタイム後に、今季リーグ戦初出場となった佐藤優弥(文2)がフェイントやオープンスパイクで得点を量産。25-22で、追い上げる相手を振り切って、ストレート勝利を収めた。
開幕から7連勝と破竹の勢いを見せている法大。だがこの後控えるのは、1部から降格してきた専大や現在2部リーグ1位の青学大など、油断はならない相手だ。入れ替え戦行きの2枠を何としてでも手にするために。法大の正念場はここからだ。(大平佳奈)
インタビュー
佐藤優弥
ー今日の試合を振り返って
ストレートで勝てて良かったと思います。
ー今日で8連勝ですがチームの雰囲気は
良いですけれど、これから上位チームと連戦なので、気を緩めないでしっかりやっていけたらと思います。
ー今季初出場となりました
試合慣れしてなくて、止められたりしましたが、あれはあれで割り切って考えてます。
ーけがの間どのようなことを
サーブレシーブを中心に取り組んで、あとはトレーニングをやってました。
ー専大戦への意気込みをお願いします
専大は1部から降格してきて、1部を経験してきているので、自分たちはチャレンジャーという意識を持ってぶつかって行きたいです。
井上結揮(アナリスト)
ーアナリストの仕事について、どんなことをしますか
最近は特に、監督が変わりデータを重視した実力主義になってきているので、メンバーを選ぶためにデータを取ったりしています。また、試合中にベンチにあるパソコンと、自分が上でデータを取っているパソコンを繋いで、例えば相手のあの選手のキャッチが弱いからそこを狙おうとか、そういう事をしています。
ーデータ上で去年のチームとの違いは
決定率が去年は低かったりしたのですが、それがだんだん上がってきています。サーブの効果も出てきているので、数字的には良くなってきていると思います。
ー吉田監督はデータを重視する実力主義というお話がありましたが
そこら辺は本当にシビアになってきていると思います。調子のいい選手を出すと吉田さんも言っていて、今まで練習中にデータを取るという事は無かったのですが、それを取るようになったり。自分も参加していると感じることが多くなりました。
ー次節から控える強豪校との試合は、どのような戦いになると思いますか
今までやってきたことが試されるような試合になると思います。みんなが頑張ってやってきたところを本当に見てきましたし、強豪校との戦いに備えて今までセット数も落とさずにやってきたので、とにかく練習でやってきた事をそのまま出せば勝てると思います。
ー現在のチーム状況は
練習にも身が入っていると思いますし、選手一人一人の調子も上がってきていると思うので、この先も勝てるんじゃないかと僕は思っています。
ー井上さんから見て、今季イチオシの選手は
去年までベンチにすら入っていなかったのですが、今季はチームの中心になっている伊元幸正ですかね。あいつは個人的にも話したりしているのですが、努力家ですし才能もあると思うので、イチオシです。
ー最後に、アナリストとして大切にしていることや、こだわっていることを教えてください
大切にしていることは、データ収集もそうですがみんなに伝えることが仕事だと思っているので、分かりやすく伝えられるように、これからももっともっと頑張らなくてはいけないのですが、そういうところを大切にしています。やりがいを感じることは、監督が吉田さんに変わり、よりデータを使うようになって、データを使って相手を崩すことができたときとかに「データのおかげだよ」と言ってくれる人もいるので、そういう時にやりがいを感じますね。
フォトギャラリー
- 法大不動のセッター西田は今日も健在
- 大村は緩急をつけたスパイクで相手を翻弄
- ミスなくチームプレーに徹底した蔵田
- 強烈なスパイクが光るルーキー緒方
- この日も伊元は大車輪の活躍
- 虎視眈々とレギュラーの座を狙う佐藤
- データでチームを支えるアナリスト井上
- 無傷の8連勝で明日は強敵・専大と激突