【陸上競技】第50回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会 予選トップ通過! 選手コメント
第50回全日本大学駅伝対校選手権関東学生連盟推薦校選考会
2018年6月30日(土)
浦和駒場スタジアム
2年連続の伊勢路出場に貢献した8選手全員のインタビューを掲載。レースの振り返りから今後の駅伝シーズンに向けて、話を伺った。
※戦評、監督インタビュー、3・4組目写真は こちら
選手インタビュー
増田蒼馬(1組目5位)
-いまの率直な感想をお聞かせください
無事通過でき、個人のしても目標以上の順位で走ることができたので安心しています。
-今日のレースを振り返って
レースプランとしては先頭集団で、レースを進めるつもりでした。レース状況をしっかりみて、終盤スパートもかけることができたのでよかったかなと思います。
-本日のコンディションはいかがでしたか
水曜日に軽い風邪をひいてしまい、今日もあまり体調が良くなかったのですが、走る上ではそれほど問題ではなかったですし、走るしかないと思ったので走りきれました。
-5000mで日大の選手が、7000mで帝京大の選手がそれぞれ集団から抜けて行きました。ついていこうとしている様子は見られませんでしたが、どのような駆け引きをしてましたか
監督から、8000m以降に出て言った選手には対応しないといけないと言われていたのですが、それまでは行かせろと言われていたので、後ろでじっくりと力を蓄えていました。
-終盤のスパートで坪井選手との大接戦をゴール前で演じました
同チームですし、高校の時から同じレースを走ることがあったので、負けたくないという気持ちがありました。最後の最後で負けてしまったところが、今日のレース唯一の悔しかったところです。
-昨年は三大駅伝全てにエントリーするも、出走とはなりませんでした。それに対する思いも含めてこれからの今シーズンの意気込みをお願いします
去年選ばれたものの、走ることができなくて悔しい思いをしました。今年はどれか一つでも走れればと思っています。ここでいい走りができたので、秋に向けて良いスタートが切れたと思います。
坪井慧(1組目4位)
-まず率直ないまの感想をお聞かせください
チーム目標は通過ということでしたが、一位通過できたことは本当に嬉しく思います。
-ご自身の今日のレースを振り返っていかがですか
最初から体がよく動いていて、前で積極的にレースを進めようと考えていました。しかし5000あたりで一回転倒してしいました。それまでトップを狙っていましたが、そこからはチームにしっかり貢献する走りへとシフトして行くような形でした。
-今日のコンディションはいかがでしたか
走る直前に風がありましたが、雲が隠れてきて暑さはそれほど感じませんでした。自分の体調も徐々に良くなって行き、いい感じにコンディションを合わせることができました。
-スタート時には陽が出ていて暑さ対策などはありましたか
アップ時には暑さ対策として、帽子や濡れたタオルを首に巻くなどしていました。
-5000mで日大の選手が、7000mで帝京大の選手がそれぞれ集団から抜けて行きました。ついていこうとしている様子は見られませんでしたが、どのような駆け引きをしてましたか
こけてから少しテンパってしまったのもありましたが、ペースを上げても後々落ちてくると思ってたので、無理して前に行くより後ろでしっかりついて行って、後から仕掛けたほうがいいと思ってました。7000mのときは、こけた後で立て直しができずに、ついていけない部分もあったのかなとは思います。
-出走前に監督から何か指示はありましたか
15番前後くらいできてくれればいいと言われていましたが、自分の体調としてはとても良かったので、トップを狙っていこうと思ってました。
-今後の意気込みをお願いします
前期のシーズンはこれで最後なので、夏合宿で距離とスピードを残して、秋で今年はランナーとしてチームに貢献できるといいです。
岡原仁志(2組目3位)
―選考会1位通過おめでとうございます
ありがとうございます
―今日のレースを振り返って
監督から1組目がいい流れで来たので組10位から15位で無難に行けばいいと指示をもらったのですが、スタートしたら思ったより調子が良かったのでまえでレース進めて結果的に組3位でゴールできたので想像以上の走りができたと思います。
―今日のコンディションは
暑かったのですが、事前に把握していたので試合までに暑さ対策などの準備ができたのでコンディションについては気にせず走ることができました。
―風の強い中でのレースでしたが
前の選手を盾にしながらうまい具合に走れたと思います。
―この予選会までに重点的に練習してきたことは
スピードですね。今まで持久形式しかやってこなかったのですが、ラストスパートなどはスピードがないと難しいのでスピードを意識して練習してきました。
―ラスト1週の追い上げについて
本当はもう少し早い段階で先頭集団につきたかったのですが余裕がなくなってしまってラスト1周しかスパートがかけられなかったのですが順位を上げることができたので良かったです。
―組3位とチームに大きく貢献しましたが
組一桁が目標だったので目標以上の走りができたので良かったと思います。
―夏でやりたいこと、伸ばしたいことは
持久力はもちろんですが今の箱根駅伝や出雲駅伝、全日本駅伝はスピードも重要となってくるのでスピードの方も重点的に練習していきたいなと思います。
―全日本大学駅伝への意気込みを
去年は、7区を走って順位を1個落としてしまったので今年はシード権をチームで取って自分も順位を上げられるように貢献していきたいと思います。
松澤拓弥(2組目12位)
―今日のレースを振り返って
自分の役割としては15位以内で繋ぐということでした。しっかりその役割は果たせました。
―中盤ハイペースとなったがそこでの対応は
例年、最初はスローペースで、中盤からペースが上がるというのが2組目のレースの傾向でした。そこは大体わかっていたので、対応することができました。
―自身のコンディションは
春先はあまり調子がよくなかったです。しかし、1週間前ぐらいから調子が上がってきて、この大会には何とか合わせることができました。
―他大学で意識していた選手は
タイムを持っている舟津選手(彰馬、中大)など速い選手がいましたが、スローペースになることを予想していました。なので、特に誰がという意識はせずに走りました。
―今日のレースで見えてきた課題は
レース展開は読めていたのですが、最後のスピードを上げたところの勝負が上手く対応できなかったことです。そこはまだ自分の足りないところですね。
―チーム総合1位という結果を受けて
狙っていたわけではなかったんですけど、全員がチームのために走った結果ということで、すごく嬉しいです。
―駅伝シーズンに向けての目標は
出雲・全日本・箱根と3つの駅伝に出場することが決まったので、自分も3つとも出場し、しっかりチームのために走れるような選手になっていきたいと思います。
坂東悠汰(3組目1位)
ー今日のレースを振り返って
関東インカレ後、あまり調子が上がってこなくて、本来なら4組目を走らなければいけない立場だったのに3組目を走ることになったので、目標はトップにしていました。それをしっかり達成できたのはすごくよかったと思っています。
ーレースプランは
坪田監督からも、状態があまり上がっていなかったので、絶対に8000mまで前に出るなと言われていました。だから出たい気持ちを抑えて8000mまでは後ろで状況を見てましたね。
ー今日の反省点は
今回のレースに関しては、結構自分のプラン通りに走れたので合格点かなと思います。でもやっぱり、4組にしっかり合わせられなかったっていうのは、今後の反省点かなと思います。
ー関カレから約1ヶ月経ちますがどのような調整をしてきましたか
無理に練習を上げずに、しっかりと状態を戻していくことを心掛けてやってきました。
ー長距離陣全体で調子はどうか
キャプテンの大畑が走れなかったんですけど、しっかりと3年生がカバーしてくれました。本当に良い雰囲気で練習もできていたので、僕達も通過はできるだろうと思っていたんですけど、まさかトップ通過できるとは思っていなかったので嬉しく思います。
ー今後の目標について
今日はまだまだ全日本の予選会ということですが、トップで通過できたということは1つ収穫になりました。でもこれで満足せずにしっかりと夏の合宿を経て、駅伝でのシード権だったり去年よりも上の順位を目指して頑張りたいと思います。
土井大輔(3組目35位)
ー今日のレースを振り返って
本当に個人としては最悪の結果でした。走った他の7人や、応援に回ってくれたみんなのおかげでチームトップ通過できて、それはよかったなって思います。
ーレースプランは
1組目と2組目が良いスタートを切ってくれたのであまり無理せずに、10番から15番くらいを狙うように監督から指示が出ていました。だからそのプラン通り、あまり焦らずに走ろうとは思っていました。
ー関カレ後、どのように調整してきたか
ハーフを走ったあと少し疲労が残っていたのでまず疲労を抜いてから、しっかりと練習をして今回のレースに合わせにきたって感じですね。だから調子は悪くはなかったと思うんですけど、結果が結果だったなって思います。
ーレースの直前も調子が良いと感じていましたか
そうですね。今日は正直調子は良いなと思っていて、途中までも割と良い動きで走れていたんですが、ちょっと後半は自分でもショックな走りをしてしまったなと思います。
ー夏に向けて課題は見つかりましたか
春のシーズンからチームに助けてもらいっぱなしで、全くチームに貢献できていないので、秋からの三代駅伝に向けてしっかり練習に取り組んでいきたいです。
ー今後の目標は
4年生なので悔いの残らないようにしたいです。今回のような失敗は起こさないように、しっかりとチームに貢献できたと言えるように頑張りたいと思います。
佐藤敏也(4組目4位)
―今の率直なお気持ちをお願いします
まだここは通過点に過ぎず、本戦でシードを取ることと箱根で総合5位を取ることが目標なので、喜ぶのは今日だけにしてまたここから頑張りたいです。
―レースを振り返ってみて
暑さが心配だったのですが、もってよかったです。関カレでは狙い過ぎて気持ちが空回りしてしまい、今回は監督から「落ち着いていけ」と言われていたので平常心で臨めたことが功を制したと思います。
―今大会は暑さは気にならなかったですか
多少気になってはいたのですが、暑いのはみんな一緒だと言い聞かせて頑張りました。
―監督から指示などは
3組目終わった時点で5位だったので、タイム差が近い大学をマークするようにと言われていました。
―今大会はタイムより順位を意識されましたか
タイムを意識していました。記録会とは違って、タイムを狙い過ぎて突っ込んで垂れてしまうとチームに迷惑をかけるので冷静に順位を狙っていました。
―途中トップに立たれましたが、追い上げられ4位でフィニッシュされました
4人に絞られた中で、ラストスパートが不安だったので9000mで仕掛けました。しかしそこで足を使ってしまって抜かれてしまいました。
―最終組ということでプレッシャーなど感じていましたか
去年も最終組を走り緊張感にも慣れていたので今回からは特に何も感じませんでした。エースの坂東さん頼みではないところを証明したかったのでそういう走りができてよかったです。
―次に狙っている大会は
全カレの10000mの出場を考えていて、入賞を狙っていきたいです。
―全カレへの意気込みをお願いします
今日のレースで暑さも少しは苦手意識が克服できたと思うので、全カレも暑いと思いますが自信を持って臨んでいきたいです。
青木涼真(4組目6位)
―今の率直なお気持ちをお願いします
ホッとしました。
―レースを振り返ってみて
10位で粘れればいいかなと考えていた中で1桁に食いこめたので、良くやったかなと思います。
―走る前に監督から指示は
前後の大学の名前を聞いて、そこをマークしろと言われました。とりあえず通過すれば大丈夫と言われていたので気が楽になりました。
―レースプランは
普段は走る前にいろいろと考えるのですが、距離が長いということであまり考えずに目の前の展開に臨機応援に対応していきたいなとおもっていました。
―ラスト2周で苦しい表情を浮かべていました
1人で走る時間が長くなった時にきつさを感じました。
―29分台というタイムについて
去年の全日本予選で自己ベストを出せて、今年は越せるかなと思っていたんですが惜しくも届くことができず、順位は良かったかなと思っているのですがタイムには満足していないです。
―佐藤さんを意識していましたか
あわよくば勝てたらいいなと思っていたのですが、練習を一緒にしていて彼の強さを知っているので胸を借りるつもりで挑みました。
―次に狙っている大会は
日本インカレですが日本インカレは合宿の間になるので、本腰を入れるイメージはないのですが、順天堂の塩尻さんと学生の内に戦える最後の機会となるのである程度は狙っていきたいと思っています。
―最後に意気込みをお願いします
ここから夏合宿が始まって、駅伝シーズンに入るのでトラックの勢いを維持し、後半のシーズンの方が良い結果で終われるようにしたいです。
フォトギャラリー
- 坪田監督が高く評価した坪井(左)と増田
- レース後には互いを讃え合った
- 猛追で3位に滑り込んだ岡原
- 松澤も粘りの走り