【バスケ】第94回関東大学2部リーグ戦 対駒大 開幕から負け知らずの6連勝!前半は苦戦も攻守かみ合い鮮やかな逆転勝利!
リーグ前半戦も6試合目と折り返し地点となる今日の一戦。連勝を維持したまま週末を終えたい法大の相手は駒大だ。第1クォーターは前日の100得点が嘘のようにリングに嫌われるも、試合が進むにつれ徐々に調子を取り戻してゆく法大。チームの歯車がかみ合った後半は相手を圧倒し、地力の差を見せつけての逆転勝利で開幕から負け知らずの6連勝となった。
試合結果
トータル試合結果
72 法政大学 |
12 | 1Q | 16 | 58 駒沢大学 |
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17 | 2Q | 14 | ||
18 | 3Q | 8 | ||
25 | 4Q | 20 |
法政大学スターティングメンバー
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#30 水野幹太(営2) | 184/78 | PG | 福島南 | 8 | 2 | 2 |
#5 玉城啓太(法4) | 175/65 | SG | 京北 | 7 | 1 | 3 |
#34 濱田裕太郎(文2) | 186/75 | SG | 育英 | 11 | 3 | 1 |
#15 米山滉人(営3) | 194/85 | PF | 湘南工科大附 | 10 | 7 | 1 |
#24 鈴木悠介(法3) | 198/95 | C | 洛南 | 19 | 9 | 3 |
法政大学交代選手
選手名 | 身長/体重 | ポジション | 出身校 | 得点 | リバウンド | アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
#6 中村太地(法3) | 191/80 | PG | 福岡大大濠 | 10 | 4 | 3 |
#12 千代虎央太(法2) | 188/83 | SF | 光泉 | 0 | 0 | 1 |
#31 戸井堅士朗(営2) | 196/86 | C | 法政二 | 4 | 2 | 0 |
#33 茨城博晃(法3) | 195/90 | SF | 京北 | 3 | 1 | 1 |
#51 金本一真(文1) | 182/79 | SF | 光泉 | 0 | 0 | 0 |
戦評
開幕から5連勝と勢いづいている法大。その勢いのまま6連勝を狙う。
駒沢大のシュートから始まった第1Q。#30水野幹太(営2)を中心とした攻撃を仕掛ける法大。しかし、リングに嫌われたか、20本弱のシュートを打つが6本しか決まらなかった。対する駒大はミドルシュートを次々と決め、12–16と追いかける形で第1Qを終えた。次いで第2Qは開始3分に交代で入った#33茨城博晃(法3)がスリーポイントを決め、残り3分で入った#24鈴木悠介(法3)が7得点を挙げた。さらに、#15米山滉人(営3)がブザービートを決めて会場の熱気は高まり、コートには本日誕生日を迎えた米山を称える歌が響き、29–30と一点差まで詰めて前半を終えた。その勢いに乗ったまま臨んだ第3Q。オフェンスが勢いづき、開始3分頃に鈴木悠の得点で逆転した。また、ディフェンスも鋭くなり、約6分間相手にゴールを決めさせなかった。相手のタイトなディフェンスにも怯むことなく、47–38と勝ち越して最終Qへ。そして第4Q。開始から激しい攻め合いとなったが、6分弱で17得点と法大の勢いは止まらない。#5玉城啓太(法4)が果敢に切り込み、得点を重ねていった。最終的には72–58と差をつけ、開幕6連勝を飾った。次は国士大、日体大と強敵が続く。その山場を越え、一部昇格に近付けるだろうか。期待が高まる。(小倉明莉)
監督・選手コメント
佐藤俊二監督
―試合の感想をお願いします
まずは勝てて良かったです。前半オフェンスが良くない中で、ディフェンスでかなり頑張っていましたし、後半はオフェンスも立て直して、かなりできのいい試合だったと思います。
―駒澤大について
インサイドの選手がかなり良い選手で、それ以外も比較的レベルの高い選手が集まっているので、1人1人、今までとはバスケットボール的にも違う対策を立てていかなければいけないというのがありました。その対策がうまく機能して、インサイドもそんなにはやられなかったし、リバウンドもしっかり押さえることができたので、スカウティングしていたことがうまく生きたかなと思います。
―逆転シュートなど、鈴木悠介選手の活躍も目立ちました
そうですね。昨日は空回りからなのかミスをしてしまっていたのですが、今日はミスも少なかったですし、チームの勝利に向かって自分でやれることをしっかりやっていましたね。
―法大はガード陣の層の厚さも魅力のひとつかと思います
(中村)太地も帰ってきて、(小野)怜史もけがはしていますが、来週くらいには復帰できると思いますし。今日は最後にもう一度、太地を出そうと思ったのですが、玉城も前半のプレータイムが短かったので、後半もいい動きをしていましたね。選手層の厚さというのは、ありがたい悩みというか、戦力が充実しているのに越したことはないので、今後も調子のいい選手を使っていきますし、選手にとっても、替えがいるということは危機感にもなると思いますから、それを以て、ぜひ切磋琢磨していってほしいと思います。
―来週は2部の上位二校との対戦となりますが、今日見つかった課題は
1試合の中で何本かもったいないミスがあって、確実に入らなければならないところで外してしまっていたりもしたので、それが入ればあと10点くらいは取れていたと思います。とにかく丁寧に、やるべきことをしっかりやっていくということを大切にしていきたいです。強いチームと当たると、ミスしたもの負けみたいなところがあるので。試合に近い練習をして、よりいいプレーができるようにしていきたいです。
―意気込みをお願いします
次週は間違いなく大きな山場になると思います。日体大には外国人選手やハーフの選手もいますし、ガード陣も充実していますし、レベルが高いのは間違いありません。新人戦でもいい成績を収めて経験を積んでいる子も多いので。でも、2部でしっかり優勝して、1部に昇格するのもそうですし、インカレでも上を狙いたいと僕は思っているので。そのためにもしっかりと勝ちたいです。
鈴木悠介(法3)
―今日の試合を振り返って
今日の試合はインサイドにBリーグも経験している針生さんがいて、自分もBリーグを目指しているので、どのくらい通用するかで自分の位置がわかると思ったので、しっかり押さえて自分も点を取るということを目標にがんばりました
―駒大の印象は
スリーはそんなに打ってなかったんですけど、ミドルなどを中心にしっかりしたバスケットをやってきて、フォーメーションとかもしっかりやってくるチームだったので、イージーなバスケットをできないようにフォーメーションとかもスカウティングして、あとはディフェンスでやられないというところで、しっかりできたので良かったと思います。
―逆転勝利のポイントは
ディフェンスから早い展開につなげてイージーなバスケットができたのが点数を離せた要因だと思うので、ディフェンスをしっかりして速攻につなげるという法政の強みが出たことだと思います。
―ハーフタイムの指示は
自分たちのシュートが前半は入っていなかったんですけど、ディフェンスは点数を抑えることができたので、ディフェンスを継続して強くやることで自分たちの流れが来ると信じてやっていたので、焦りはなかったですし、もう一回それを確認したということです。
―今季の活躍の要因は
自分のついている人には負けたくないということがありますし、今回だったらBリーグを経験している人が相手にいたんで、自分のモチベーションにもなったし、自分と同じポジションには外国人とかも結構いるので、そこを抑えることによって法政の勝利にもつながると思うので、責任も感じてますし、自分がやらなきゃというのもあります。
―チームの課題は
試合にはいい感じで行けてるので、練習の時にもっとディフェンスのところで強度が薄くなってしまう部分もあったので、練習でもっと意識高くやっていって次の国士舘と日体には強いチームなので、強度を高く練習していきたいと思います。
―今季の抱負は
今全勝しているので、もちろん目標は全勝して1部に上がることなんですけど、それには練習からしっかりやって、今回もディフェンスがいい試合が勝っているので、それを意識して頑張っていきたいです。
米山滉人(営3)
―今日の試合を振り返って
今日は、しっかりとチームで戦えた印象です。
―相手の駒沢大の印象は
オフェンスの仕方もディフェンスの仕方もうちによく似ているチームでした。まあ、スカウティングした通りのことをやってきてくれたので、やりやすい相手でした。
―前半は不調で後半から巻き返しましたが、ハーフタイムのベンチではどのような会話が
ディフェンスは出来ているので我慢しよう、と話していました。そのしっかり我慢するというのが結果に出てくれました。
―次の国士大、日体大に向けての意気込みを
多分、来週が一番の山場になってくるかと思います。ですので、しっかりこの一巡目を全勝で終われるように、というのを目標にまた練習を頑張りたいです。
濱田裕太郎(文2)
―今日の試合を振り返って
5連勝しているというので、やはり気が抜けてしまった部分が前半見えてしまって結構競ってしまいました。後半は皆一回集中し出して、点差が開いたという感じでした。まあでも、オフェンスもディフェンスも悪くは無かったので、それは全然良かったと思います。
―対戦校(駒大)の印象は
ガードとセンターが凄い良いプレーをしてくるなと思っていました。それを思い過ぎて、自分がついていたシューターの人に結構やられていたので、ちょっと油断しすぎていたかなと思います。
―次の国士大、日体大に向けての意気込みを
今日が結構山場というか、勝てましたけど、次の2つは結構強いので格上だと思って、チャレンジャーの気持ちで臨んだ方が良いと思います。最初から今日のような出だしではなく、後半のプレーを国士舘と日体大でもやりたいと思います。
フォトギャラリー
- 19得点9リバウンドと獅子奮迅の活躍を見せた鈴木悠
- 切れ味鋭いドリブルで相手選手をほんろうした玉城
- 米山は自らの誕生日を祝うかのようなミラクル3Pを決めた
- 見事な逆転劇に応援席も盛り上がりを見せた
- 今日も攻守の要としてチームを支えた水野
- 抜群の存在感を放ったのは、日本代表にも選出された中村だ
- 今日も二ケタ得点と高い得点力を発揮した濱田
- 破竹の勢いで6連勝を飾った法大。昇格へ向けて次戦が大きなカギになるだろう