【卓球】平成30年度秋季関東学生リーグ戦 2部 対大正大、国学大 新たな看板ダブルスの誕生で、今季こそ2部での全勝優勝を狙う!
平成30年度秋季関東学生リーグ戦 対大正大、国学大
2018年9月14日(金)
所沢市民体育館
秋季で1部復帰を狙う法大は、春季リーグ戦でなかなか調子の振るわなかった青山昇太(営3)・髙取侑史(法3)ペアを解消させ、高取・佐藤晴大(営1)の新ペアを結成。2勝を挙げ、チームも2試合ともストレート勝利と全勝優勝にはずみをつけた。
試合結果
トータル試合結果:大正大戦
4 法政大学 |
4 |
シングルス |
0 |
0 大正大学 |
---|---|---|---|---|
0 |
ダブルス |
0 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | 青山昇太(営3) | 3-2(11-7、8-11、11-3、12-14、11-4) | 日口翔太 |
2 |
○ | 髙橋侑史(法3) | 3-0(11-6、11-5、11-9) | 伊佐治桐人 |
3 | ○ | 盛武大悟(国1) | 3-1(11-7、7-11、11-4、11-5) | 山田善生 |
4 | ○ | 佐藤陽大(営1)・高取 | 3-2(12-10、5-11、4-11、11-7、11-8) | 工藤真弘・山田 |
5 | – | 大槻周瑛(法4) | – | 湯本敦紀 |
6 | – | 佐藤 | – | 工藤 |
7 | – | 中野優(法2) | – | 井上侑大 |
トータル試合結果:国学大戦
4 法政大学 |
3 |
シングルス |
0 |
0 國學院大学 |
---|---|---|---|---|
1 |
ダブルス |
0 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | 髙取 |
3-0(11-6、11-2、11-7) |
石田悠 |
2 |
○ | 青山 | 3-0(11-1、11-2、11-5) | 岩本岬 |
3 | ○ | 大槻 | 3-1(11-2、11-6、9-11、11-3) | 関有貴 |
4 | ○ | 佐藤・髙取 | 3-1(7-11、11-5、11-1、12-10) | 石田・浦侑太郎 |
5 | – | 盛武 | – | 吉田朋弥 |
6 | – | 中野 | – | 浦 |
7 | – | 佐藤 | – | 松井充輝 |
戦評
大正大戦
2季ぶりの1部昇格を目指す秋のリーグ戦。法大の初戦の相手は大正大だ。
チームの先陣を切ったのはエース青山昇太(営3)だ。序盤からペースを握り積極的に試合を進めてゆくが、相手選手の粘り強いプレーに苦しみ、フルセットまで持ち込まれる。しかし、最終セットは11-4とエースとしての意地を見せ、チームにとっても大きな1勝をもぎ取る。
続く2番手には髙取侑史(法3)が登場。青山が作ったいい流れに乗り、快調に得点を積み上げてゆく。勢いそのままに終盤も相手の追い上げを許さず、ストレート勝ちを決めた。
順調に2つの勝ち星を得た法大からは3番手として盛武大悟(国1)が続く。1セットを奪われてしまったものの、終始落ち着いたプレーを見せて危なげなく勝利。
3連勝と初戦勝利に王手をかけて迎えたダブルスでは、髙取・佐藤陽大(営1)のペアが登場。公式戦では初の組み合わせとなるペアの二人は、前半、やや息の合わないプレーが見られ先に2セットを奪われ追い込まれるも、後半は互いに互いの持ち味を引き出しあう見事なコンビネーションを見せ、フルセットの末に逆転勝利。昇格へ向け大事なリーグ戦初戦で4連勝のストレート勝ちと最高の結果をものにした。(片山和貴)
国学大戦
1試合目に登場した髙取は、 球が変化するツブ高ラバーを使いこなすカットマンの石田と対戦した。序盤からドライブで果敢に攻め、相手を翻弄(ほんろう)した。最終セットでは、サービスエースを何本も奪い、相手の反撃を許さなかった。最後は強烈なレシーブを決めてストレートで勝利。2番手の青山に繋いだ。
続く2番手の青山は、ドライブマンの岩本と対戦した。1セット目から攻めた卓球を見せた。
その後も勢いは衰えることなく、全てのセットをのストレートで勝利。相手に仕事をさせなかった。
このままの流れでいきたい3番手の大槻周瑛(法4)は、ドライブマンの関との対戦。1、2セット目は、激しい打ち合いを制し、難なく連取。3セット目は、序盤から相手に攻められる展開となり、9-11で奪われてしまうが、その後はバックの打ち合いで圧倒し、見事に立て直して勝利を収めた。
4試合目のダブルスは、髙取・佐藤ペアが登場。相手の石田・浦ペアはどちらともツブ高ラバーのカットマンだ。1セット目は変則的な相手に苦戦するも、2セット目以降は、髙取の攻撃が決まり、それに乗じて佐藤の調子も上がった。最終セットは、ドライブの力みが目立ち、デュースまでもつれる展開となったが、最後は佐藤が落ち着いてドライブを決め勝利をつかんだ。
秋リーグ開幕戦を2戦とも勝利で終えた法大。1部リーグへ昇格するべく、明日の東洋大戦も今日のように順調に勝ってほしい。(田篠瑞季)
選手インタビュー
大槻周瑛主将
ー第1試合を見ての感想は
大正大学とは春のリーグ戦で4―3という結果になり苦戦した相手だったので、今回も苦戦するかなと思っていたのですが、(法政の)チーム力も上がっていて一人ひとり春リーグの反省を活かして、自分から攻撃を仕掛けるようになっていたので、4―0で勝つことができたと思います。
ーダブルスの試合を見ての印象は
ダブルスは新しいペアになってどうなるか不安だったのですが、先輩の髙取が引っ張っていってくれたので佐藤もリラックスしてできたのではないかなと思います。
ー大学最後の団体戦ですが
最後なので緊張するかなと思ったのですが、やはり楽しみながら頑張った後に結果がついてくれば良いかなと思います。
ー春リーグと比較して
やはり春リーグは勝たなきゃいけないというプレッシャーがすごくありやりづらいこともあったのですが、今回は春の反省を活かして自分にプレッシャーをかけるのではなく楽しんで試合に臨もうと思っています。
ー次の試合への意気込みを
今、法政が良い流れで来ているのでこの流れを崩さないようにみんなで声を出して頑張っていきたいと思います。
髙取侑史
―今日の試合を振り返って
昨日の練習の時まではあんまり調子よくなかったんですけど、今日試合に入ってみたら思ったよりもいい状態で臨めたのでよかったのと、ダブルスを変えて取れないかなと思ったんですけど、何とか2勝できたのでそこはよかったかなと思います。
―佐藤選手とのダブルスは
組みなおして2週間くらいで、練習の時からも佐藤はいいボールを打つのでそこで僕がどれだけチャンスメイクをして佐藤につなげられるか大事だと思っていたので、今日の試合でも佐藤が自分の役割を果たしてくれたかなと。
―1年生とのペアを組むうえで考えていることは
こういう舞台に慣れていないのと、緊張するかもしれないっていうのがあると思うので、できるだけ佐藤にはリラックスした状態で臨んでもらえるようにしっかり声をかけたりとかいろいろ提案したりとかしてリラックスしてもらえるように心がけています。
―大正大には昨季のリーグ戦で苦戦を強いられました
特に大正大にこだわって意識はしていなかったんですけど、それでも僕と青山がダブルスを組みなおしたことによって、二人とも前半に出て相手にプレッシャーを与えることもできたので、そういう部分では4-0で勝ったのはけっこう大きいかなと思います。
―昇格へ向けて
昇格するには僕と青山が落とせないというのが一番にあって、それからダブルスが取れれば昇格に近づくと思うので、明日からもそこはしっかり点を取ってチームに勢いをつけられたらと思います。
―チームの雰囲気は
今のチームの状態は非常に良くて、前回の春はあんまりよくないわけじゃないんですけど、ベンチから流れをもらうという部分がそんなに感じなかったんですけど、今日はベンチからもしっかり声が出てたし雰囲気も作ってもらって、選手がやりやすい環境だったのでよかったかなと。やっぱり味方から声を出してくれると、こっちからもどんどん攻めることができて気持ち的にも余裕ができるので明日からもどんどん声を出してもらいたいと思います。
―今季の目標は
チームの目標は、もちろん昇格で1部復帰で、個人的には単複全勝です。
佐藤陽大
―試合を振り返って
昨季とはダブルスが変わって、自分が髙取さんと一緒に出ました。初めはプレッシャーもあったんですけど、最後の方は自分たちのプレーをすることができました。それで1試合目で勝ち、次の試合にも余裕を持って臨めたので良かったと思います。
―2試合はカットマン同士のペアでした
昨季に、髙取さんと青山さんが3-2で勝った相手でした。どう来るかというのは事前に聞いていたので、そこまでやりづらさはなかったです。
―髙取選手とダブルスを組むようになった経緯は
髙取さんと青山さんのペアが、全日学の予選に落ちてしまい、その後すぐに監督と話したみたいです。その時に髙取さんが自分と組むと言ってくれました。それからペアを組んでいます。
―実際にプレーしてみて
髙取さん手堅くしっかり入れてくれて、それを自分が両ハンドで打つというプレースタイルです。相性もいい感じでやれていると思います。
―ペアの良かった点と今後の改善点は
髙取さんはサーブレシーブがうまいので、そのコース取りがうまくいって、そこに自分の攻撃もうまくかみ合っていると思います。そこは髙取さんのおかげです。改善点は、まだサーブレシーブでミスがあるので、それを1本でも2本でも少なくできたら、もう少し楽に勝てると思います。その辺りをもう少し意識して試合をしたいです。
―明日以降の試合の意気込みを
明日も多分、ダブルスとシングルスです。今日はシングルスは回って来なかったんですけど、明日にはまたしっかり後半の準備もして、出るからには2点とも獲りたいです。
フォトギャラリー
- 法大の新たなる看板ダブルスの誕生か
- 秋リーグも好調をアピールした大槻
- 青山がチームに勢いをもたらした
- 1年とは思えない堂々たるプレーの盛武
- 髙取も相手を圧倒した
- 格下相手に隙を与えない青山
- 特に主将の大槻の応援には力が入るベンチ陣