【サッカー】第92回関東大学サッカーリーグ戦 第21節 法政大0-0東洋大 両者譲らずスコアレスドロー 苦しみながらもインカレ出場権を獲得!
第92回関東大学サッカーリーグ戦 第21節 法政大ー東洋大
2018年11月17日(土)
相模原ギオンスタジアム
今節の法大の相手はリーグ後半戦、勢いのある東洋大。今節も安定した守備で試合の主導権を握るも、待望のゴールを決めることができず。試合は両者譲らずスコアレスドローで終えるも、8位の流経大が敗れたため法大のインカレ出場が決定した。
試合結果
トータル試合結果
0 法政大 |
0 | 前半 | 0 | 0 東洋大 |
---|---|---|---|---|
0 | 後半 | 0 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
54分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→紺野 | |
71分 | 交代 | 法政大学 | 橋本→平山 | |
80分 | 交代 | 法政大学 | 長倉→加藤 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・前所属 | 成績(出場・得点) |
44 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 | 4・0 |
23 | DF | 関口正大 | 現福2・新潟明訓高 | 9・1 |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 | 6・0 |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y | 13・0 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FMY | 8・0 |
7 | MF | 下澤悠太 | 社会3・柏レイソルY | 11・1 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y | 18・1 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY | 20・2 |
30 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 | 6・2 |
9 | MF | ディサロ燦シルヴァーノ(cap) | 経済4・三菱養和SCY | 17・2 |
10 | FW | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 | 11・3 |
サブメンバー | ||||
---|---|---|---|---|
12 | GK | 長島卓哉 | スポ3・東京ヴェルディY | 0・0 |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y | 12・0 |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 | 14・0 |
31 | DF | 鈴木遥太郎 | 社会3・国学院久我山高 | 2・0 |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 | 21・2 |
33 | MF | 北川公貴 | 経済3・札幌第一高 | 3・1 |
14 | FW | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY | 7・0 |
※成績は試合終了時のもの
試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 試合数 | 勝-分-負 | 得点/失点 | 得失点 |
1位 | 早稲田大 | 43 | 21 | 14-4-3 | 48/35 | 13 |
2位 | 筑波大 | 38 | 21 | 11-5-5 | 38/24 | 14 |
3位 | 法政大 | 33 | 21 | 9-6-6 | 32/24 | 8 |
4位 | 明治大 | 32 | 21 | 9-5-7 | 36/22 | 14 |
5位 | 順天堂大 | 32 | 21 | 9-5-7 | 35/23 | 12 |
6位 | 駒澤大 | 32 | 21 | 9-5-7 | 36/33 | 3 |
7位 | 東洋大 | 29 | 21 | 7-8-6 | 27/25 | 2 |
8位 | 流通経済大 | 27 | 21 | 8-3-10 | 32/43 | -11 |
9位 | 専修大 | 26 | 21 | 7-5-9 | 30/41 | -11 |
10位 | 桐蔭横浜大 | 23 | 21 | 6-5-10 | 30/34 | -4 |
11位 | 国士館大 | 15 | 21 | 4-3-14 | 26/43 | -17 |
12位 | 東京国際大 | 15 | 21 | 3-6-12 | 21/44 | -23 |
後期リーグ途中経過
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
12 | 9月16日 | 駒澤大 | △1-1 | 日立市民運動公園 |
13 | 9月23日 | 順大 | ●0-1 | 味の素フィールド西が丘 |
14 | 9月30日 | 桐蔭大 | △1-1 | BMWスタジアム平塚 |
15 | 10月7日 | 筑波大 | ●0-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
16 | 10月13日 | 専大 | ○3-1 | 味の素スタジアム西競技場 |
17 | 10月20日 | 流経大 | ●1-2 | 笠松運動公園陸上競技場 |
18 | 10月27日 | 東国大 | ○5-0 | 山梨中銀スタジアム |
19 | 11月4日 | 明大 | ○2-0 | BMWスタジアム平塚 |
20 | 11月10日 | 国士大 | △1-1 | 相模原ギオンスタジアム |
21 | 11月17日 | 東洋大 | △0-0 | 相模原ギオンスタジアム |
22 | 11月25日 | 早大 | 12:00 KO | 味の素フィールド西が丘 |
マッチレポート
優勝の可能性は消滅したものの、昨季の雪辱を晴らすためにも7位以内に滑り込んでインカレ出場権を得たい法大。前節は最下位の国士大を相手に痛恨のロスタイム被弾を喫し、インカレ出場決定はお預けに。8位の流経大との得失点差により引き分けでもインカレ出場権を大きく手繰り寄せることができる今節は東洋大との一戦となった。
試合開始直後、中央に絞った橋本陸のスルーパスに青柳燎汰が抜け出しシュートを放つもGKの好守に阻まれた。「クロスの対応やSBのサイズが小さいのがウィークなのは分かっていた」と長山監督が語った通り、サイドハーフが中央に絞り、幅を取ったサイドバックがクロスを狙う戦い方が的中。スカウティングで優位に立った法大はサイドの攻防を制して次々にチャンスを生み出していく。 3分、左サイドからの大きな展開に関口正大が抜け出し、クロスを放つもDFに跳ね返された。18分には森俊貴が左サイドの密集を突破しエリア内に侵入するもシュートには繋がらず。次第に中央の攻防でもリズムをつかんでいく。攻守の切り替えが生じる場面で手数をかけながら素早いカバーリングでセカンドボールを奪取し、二次攻撃へと繋げていく法大。しかしネットを揺らすには至らず。試合を支配しながら迎えた40分、一瞬の隙を突かれて松崎快に裏への抜け出しを許すも山岸健太がセーブ。東洋大にとって前半唯一となった決定機を潰す守護神のビッグプレーによってスコアレスで試合を折り返す。
後半の序盤はハーフタイムでバランスを修正してきた東洋大が息を吹き返す。51分、マイナス方向のクロスを受けた松崎にシュートを許すもDFがブロック。流れを戻したい法大は54分に紺野和也を投入。前半よりは自陣まで持ち込まれる展開が増えたものの、要所でコースを消す粘り強い守備を見せて試合を運んでいった法大。サイドからの崩しを徹底してチャンスを演出したものの決定打を欠いたままアディショナルタイムを迎える。90+2分、FKを獲得した法大は変化をつけたリスタートからディサロ燦シルヴァーノが裏へ抜け出し、GKとDFの間へ折り返す。この絶妙なボールに反応した前谷崇博がファーサイドで飛び込んだが後一歩届かず。サイドの崩しと安定したセカンドボールの回収。攻守に手応えを感じる試合内容ではあったが試合は0-0のスコアレスドローに終わった。他会場の結果次第でインカレが確定する状況だったが8位の流経大が専大に敗れたことによって法大の7位以内が確定。無事にインカレ出場権を獲得した。
「いま9勝なんですけど、1部に上がってからリーグで10勝したことがないのでそこを目指そうとシーズン当初から言ってきました」と試合後に語った長山一也監督。復活と飛躍の証明となる10勝目を懸けた最終節の相手は早々に優勝を決めている早大だ。王者を相手に新たな歴史を築き、今季の集大成となるインカレへの弾みをつけたい。(岩瀬斗真)
監督コメント
長山一也監督
ー試合を振り返って
今日は上田(綺世)がいない中で勝ち点3を取って自信をつけてインカレへ、という所を目標にしていました。守備面に関してはここ4試合で1失点で前線からもきっちりやってくれていて浸透しているんですけど、今日はボールの動かし方や前線の動き出しといった事がまだまだ足りなかったから点が取れなかったと思うのでそういった面を修正していきたいです。
ーボランチのカバーが早く、セカンドボールを回収するシーンが続きました。前節と組み合わせを変えましたがどうでしたか
(長谷川)元希が先週のトレーニングで脳しんとうを起こして今日はメンバー外だったんですけど、(下澤)悠太が試合に出ていない中でも良いコンディションを維持していたのでセンターバックと協力した挟み込みができていました。全ポジションが連動した挟み込む動きは意識してやっているのでチームとして誰が出てもある程度できると思います。
ー関口選手を中心にサイドバックが幅を取るパターンが目立ちました
クロスへの対応だったりSBのサイズが小さいところは分かっていたのでSBを高い位置に置いてクロスを上げることは意識していましたし、狙いを持ってプレーしてくれていたんですけど、そこまで良いボールは上げられなかったので最後までしっかり結びつけられるようにしていきたいです。
ー前半上手くいっていた中で後半を迎え、相手が修正したことで後手に回る展開もありましたがそこの対応は
押し込まれた時に守れてはいたんですけどそこから繋ぐことができなかったのと、ゴール前まで行った時に中途半端に取られたり、ボランチも出すところがなくて迷ってかっさらわれたりというところがありました。そういったシーンでシュートを打って終わることができるとまた違う駆け引きができるし、できないと押し込まれてしまうので狙い方だったり動き方によって自分達が優位に戦える状況に変えていけるともっと良くなると思ってます。
ー全体的なチーム作り自体は良好なのでしょうか
インカレを考えるとここ数試合無失点で進めていますし、PK戦まで行くことも想定して簡単には負けないチーム作りができています。そういった中でセットプレーも含めて、今日も最後にチャンスがありましたけど、ああいう所を逃さずに1つ決めてくれるとインカレのチャンスがあるのかなと思います。
ー次節に向けて
最終節、チャンピオンの早稲田とやるということで前期には5失点して悔しい思いをしているのでインカレに向けてという部分も含めて最後に早稲田に勝って終われるように良い準備をしていきたいです。
フォトギャラリー
- 試合に挑む法大イレブン
- 関口は攻守に渡ってチームに貢献
- ドリブルを仕掛ける青柳
- 不動のボランチの末木
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- 相手と競り合う長倉